イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛のシェアの仕方を考える (大人になって知る防衛機制③ 10/10)

2018-12-08 | 第九章「愛」

 「自己実現」の道を歩み始めると、基本的に好きなことをやっている筈なのに、何か淋しいとか虚しいとか、そんな感情が訪れることがある。もう12年前になるが、福祉の仕事をしていたとき、仕事の関係や友人のお勧めもあり二種免許を苦労して取得したことがあった。

 試験場でペーパテストを受けて合格したとき、免許証発行までの待ち時間に近くの公園でのんびりしたものだ。その時、幸福感でいっぱいになってもおかしい状況なのに、何故か淋しさとか虚しさを感じ、すでに生き甲斐の心理学で感情ウオッチングの大切さを身につけていたので、その感情の意味について考え込んだものだ。

 今、もう一度考えてみると、努力して得た二種免許の使い道に問題があったようだった。仕事の面でもあったほうがベターではあるものの、本当に「自己実現」への道を考えた場合必要とは言えなかったようだ。チコちゃんに「ぼやっと生きてるんじゃないよ!」と叱られてもしかたがなかった。「愛」されているという実感・エネルギーに溢れているときに、それを他者にシェアすることはどうも人間のこころの仕組みからして自然なことのようだ。それが、他者に充分還元しないで、ボーとしたナルシストの道?に嵌まっていくと、淋しさ、虚しさ、孤立感、停滞感といったものを感じるようだ。

 その二種免取得の時から2年。私は仕事の面で大きく変わって行ったことを懐かしく思う。エリクソンの愛と孤立感の関係、世話(Care)と停滞感の関係奥が深い。

大人になって知る防衛機制③ 10/10

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私は何と戦ってるの?(大人になって知る防衛機制③ 9/10)

2018-12-06 | 第五章「和解と平和」

 私は大きな怪我はしたことがないが、危ないめに遭ったことは何回かある。幼い頃に窓際で後ろ向きに落ちたこと、冬のアラスカの側溝に落ちそうになったこと、海水浴で溺れかけたこと、暴漢に襲われそうになったこと、・・・誰でもそういった経験はあると思うが、恐怖体験は年をとってからも忘れられないものだ。

 私は戦争を知らない世代であり幸せであるが、生命の危険が日常となる戦争の恐ろしさを両親が語っていたことを思い出すとぞっとする。今の日本では戦争を知らない世代があたかも戦争を知っているかのように戦いを煽っている方もいるが、私にはまったく理解できない。核戦争の危機が増しているのに、国民が逃げるためのシェルターが準備されていないだけでなく、話題にもならないのは先進国では日本以外にあるのだろうか。戦争の「戦い」を知らないことを自覚しないのは致命的だと思う。

 さて、「戦い」。幼い頃はお相撲や野球で興奮したものだが、それが戦いの原型だったかもしれない。そのうち、学校に通ったり遊んだりし、勉強などでも競争を意識したりして、いつの間にか自分の人生の中に「戦い」がビルドインされてくる。

 自分の理想を実現するために、あるいは生活のために、あるいは隣人のために「戦う」ということは大事だと思う。しかし、生き甲斐の心理学を学ぶ前は、自分は何と戦っているのかを意識することは少なかった。親から言われたこと、上司からいわれたこと、もちろん自分で選んだことで戦うこと。いろいろあるが「自分は何と戦っているのか?」を本当に意識してきたろうか。

 「戦い」は危険なこともあり、自分のもつエネルギを大きく削ぐものである。従って、無駄な「戦い」はやめるべきだと思う。逆に本当に必要な「戦い」はやるべきなのだろう。民間企業で仕事をしていた時に、ある方がいみじくも言われたことを思い出す。「人事異動が多い会社なので、酷い上司がいた場合、じっと頭を通り過ぎて去っていくのを待つのも重要だ」

 世の中、自分の感情にまかせて生きていくことは、無駄な戦いを招き破滅していくことになりかねない。①何の為に生きているのか?②生き甲斐は何か?③自分の身体、こころ(生育史)、魂(宗教の領域)を大切にしているか?この自問自答をしながら、カッときたときは「戦い」を意識してみよう。感情の意味を熟慮してみよう。パワーを保持するために無駄な戦いはせず、逃げたり、自分の小さな理想を諦めるのも時に大事なことだ。逆に、微かな不安から、自分にとって大切な「戦い」を意識して、勇気をだしてチャレンジすることもあるだろう。

 クリスマスが近づいてくる。日々の「戦い」の中にあっても心に平安が訪れることを祈りたい。

大人になって知る防衛機制③ 9/10

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縄文の森でリフレッシュする (大人になって知る防衛機制③ 8/10)

2018-12-04 | 第二章「五感と体感」

 私の森のイメージが変わったのは、数年前に島根県の三瓶小豆原原生林の遺跡を見てからだ。

 地震、雷、火事、おやじ・・という怖いもの順は幼い頃から聞かされて頭の中にたたき込まれているところがあるが、縄文時代の1万年の歴史などを振り返ると、どうも地震以上に怖いものがあることに気づく。火山の爆発の恐ろしさはその一つだ。カルデラ火山の爆発などで、一地方というより例えば西日本列島が大被害にあったりする。このリストには火山の他に津波も入っていない。今やおやじは怖くなくなっているようなので、改訂版を作ったらどうだろうか?火山、地震、津波、豪雨、火事、XX(これは敢えて伏せる)

 縄文時代の三瓶山の爆発により、約4000年前の縄文後期に土石流で麓の森がそのまま埋められ、運が良いことに川の流れなどもあり、埋められた木々が炭化せずそのままといってよいほどに残された。現代に掘り起こされて現われた縄文の森を見ると、その巨木ぶりに驚くと同時に、森の多様性にも驚いてしまう。杉がベースの森であったようだが、トチノキ、ケヤキ、ムクロジの大木も、仲良く茂っていて感動してしまう。

 これを見て、縄文小説の一部を慌てて書き直したくらいの衝撃を覚えた。森を散策して楽しむといっても、このような森であったら、恐らく人生観まで大きく変わってしまう。

 さて、ポジティブな防衛機制のことを考えきたが、ネガティブな防衛機制について一言。私の師匠のU先生によると、防衛機制は専門家であれば徹底的に研究する必要があるが、深入りするのはこころの健康を損なうこともあり、問題であるようだ。何でも時というのがあるので、自分を責め辛くなるようであれば即刻考えるのを辞めたほうが良いようだ。時が来て、考えても良い時にのんびり考えるくらいが丁度良いようだ。

 防衛機制で頭がいっぱいになってきたら(防衛機制だけでなく疲れてきたらでも良いが)、自分の好きな大木をイメージする。風や嵐でもびくともせず立つ木。今の季節、八王子には銀杏の巨木が沢山あり、今朝は何となく銀杏をイメージしてしまう。

大人になって知る防衛機制③ 8/10

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食べていく職業と健全な防衛機制 (大人になって知る防衛機制③ 7/10)

2018-12-03 | 第八章「魂と聖霊」

 学生時代であれば、試験が近づくと急に読書がしたくなったり、友達と奥多摩散策がしたくなったりしたものだ。今でも、日常の中で生活とかけ離れた散策や映画鑑賞等をしないとパワーがもらえないようだ。防衛機制の逃避の悪い例は結構気づきやすいが(試験の前の読書などの逃げるという現象)、意味深い人生の糧となるような逃避もあるのだろう。

 職業選択においても何か不思議な無意識の世界というか防衛機制の働きがあるようで、私の場合大方の予想を裏切って?自分でも少し前には想像もしなかった職業につく傾向が昔からあった。食べていくということがあるので、好きなこととか適正の方向といった次元とは別に、何となく流れの中で不思議な現象が起こってくるようだ。

 学生時代は、学者か教師にでもと自分でも考えたことがあったが(回りからも結構そういう期待がかけられたりした)、どういうわけか大阪商人に交じっての営業マンになったのが最初の職業であった。そういった不思議な傾向は、福祉の仕事をしていたことも、あるいは最近では小説家になったこともそうかもしれない(笑)。ただ、今考えると突飛とも見えることでも、その奥に良性の逃避というか辻褄あり、自分としては一貫して健康感を得る生活であった。

 その健康感はどこから来ているかだが、どうも愛の孤独の中で他者肯定・自己肯定の心のバランスが旨くとれているということもあり、アイデンティティもある程度は統合されていたということもあろう。

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時には退路を断ってみる(大人になって知る防衛機制③ 6/10)

2018-12-01 | 第二章「五感と体感」

 今の成人式は何をする日なのか曖昧であるが、一昔前はかなり気合いが入っていたようだ。3000年前から4000年前の縄文後期にはただ祝うだけでなく、健康な歯を抜歯する部族まであったようだ。もちろん男性だけでなく女性も。

 子供のアイデンティティから大人のアイデンティティに変わるためには、獅子の子落としというような諺もあるようで、敢えて辛いことに挑戦をすることは大事かもしれない(もちろん人権を大事にするなかで)。今の日本では、抜歯はさすがになくなったが考えてみると、受験とか就職とかという試練の時があり、それを乗り越えていくことで大人になっていくようだ。

 生き甲斐の心理学でいうと退行などの防衛機制(仲睦まじい甘えなどの良いものも当然あるが)が裏目にでてしまい、親離れができなかったりする。厳しい現実を見つめ自分で考えて退路を断って進むことも時には必要なのだと思う。これは、何も成人の時だけでなく、人生の様々な局面で遭遇するように思う。生活習慣化している不要なことを辞め、本当の意味で自分(心、身体、魂)を大事にできることに舵をきっていく。

大人になって知る防衛機制③ 6/10

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