朝は俺のスッキリした体調とは対照的に浅間山は雲の中、僅かに斑模様に青い姿が見えた。
午前中の電話で急に呼び出され、これも浮き世のつきあいと歴史研究会の会長宅へいった。
後期の活動をどのようにするか、事業展開を話合っいながらも雑談が多くなかなか本題が進まない。
2月の公開講座を決め、11月の町外研修の行き先を定めた。
あとは10月の下見の日程を決めて終わり、ここまで120分も掛かってしまった。
とは云うもの、俺は約束の時間10時を20分くらい遅刻してしまったのだらか ・ ・ ・
先に到着していた幹事役のH氏には申し訳ない事をしてしまった。
帰りには庭先に干してあったサツマイモとマコモダケをいただいた。
家にもどり、マコモダケをもらったと云うと、Mは“どんなキノコ?”と云う。
確かに秋の今、町内何処へ行ってもキノコの話題が多い。
マコモダケなるものどのようにしたら口に入るのか?我が家では初物だ。
先ずはそのままの味を食そうと、焼くことにした。
見よう見まねで根本の太いところを取り巻く葉のようなものを少しだけ残して焼いた。
葉を取る取るときに僅かだが、サトウキビの香りがした。
遅めの昼の食卓に上がったのが、さっきまで青々していたマコモダケだ。
焦げた皮を覗いて醤油を掛けて口に入れたが、初めての食感だった。
ネギでもなく、キノコではない ・ ・ ・
何かの風味に覚えがあるのだが ・ ・ ・果たしてこの調理法で良かったのだろうか?
昨日の風邪引きの体調はすっかりどこかへ行ってしまったが、今日の処は静かにしている。
昼飯のあとはソファーに寝転んでTvウォッチングと決め込んだ。
そこへArgoもやってきて俺と同じポーズをとっている。
だいぶ長い間静かにテレビを見ている。
コマーシャルになったのでチャネルを動かすと ・ ・ ・
Argoが振り返り不機嫌な顔をして俺を睨んだ。。
この仕草は我が家でも人間同士で頻繁に起こる顔つきなのだろう。
彼はまだと7ヶ月しか世帯を一緒にしていないのに良くもこう言う表情ができるものだ。
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午後には雲が動いて陽が射していたが、4時ごろには青空が広がりだした。
空の青さと空気が澄んでいて浅間の山肌がスッキリと見える。
10月10日は晴天率が高い日だと云われているとおり、雲は白くオリンピックデーならではだろう。
夜になっても風邪気が戻ってこない。
昼夜とネギのようなものを食したのが風邪に効いているのだろうか。