田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

芽吹き前の冬芽、樹皮までも食す鹿の強欲

2011年04月05日 | 日記

4月5日(火)  温かい 山菜も顔を出すほどの暖かさ

外の気温は初夏を思わせるほどの暖かさ、家の中よりは外の方が温かいという、今時の気候、冬感覚では家の中はストーブの温もりが常にあることから、外は寒いと言う観念が染みついてしまっている。

庭の外れ、畑と言いたいところだが、ほったらかしの山との境に有る、タラの新芽が出ているかと見に行って驚いた。タラの木には鋭い棘が有る。その棘の生えた樹皮を剥いで鹿が食ったらしい。また、先端の芽も囓り取られたように乾いた木の芯が無残な姿を見せている。この辺りは数本のタラの木があるが、背が高く3m近くなっているものを除いて全ての木が同じように鹿の食害にあっている。

タラの木は我が家にあるものより裏の山には立派な木が沢山有るが、それにも関わらずにここを選んで食い荒らすのは何故だろうか?少し前に顔を出したばかりの蕗の薹もほとんどが鹿に頭を囓られているが、こんなに苦いものまで彼らは好んで食うのだろうか?

春の暖かさにウキウキする気分だが、獣の食害を見てしまってはそういう気分も吹っ飛んでしまう。玄関脇のプランターで冬中寒さに耐えた西洋スミレが色の種類を変えて咲き出している。植えたときには濃い紫や黄色だたものが、薄いブールの花びらを見せている。これはどこかから種が飛んできたのか、それとも隔世遺伝で違う色が姿を現ししたのだろう。

まだまだ花の数は少ないが、明日は今日以上に温かくなるという。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする