田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

寒冷前線が通過すると言う 雲の姿にロマンを観た

2011年04月08日 | 日記

4月8日(金) 晴れ    不安定な雲が張り出す   午後には青空が広がる

鶯の声が集落を挟んで向かい側の山からも聞こえる。昨日までは初啼きらしい初々しさがあったが、今朝には自分の縄張りを主張するかのように語尾まではっきりと聞こえた。

世間の季節は既に初夏に向かおうとしてしているのか、夕方の空には不思議な雲が現れた。この雲の出どころは蓼科山と思われるが、ここからは手前の山に阻まれて蓼科の頂は見ることはできない。僅かに紅を射して湿り気のある空気を表していた。寒冷前線の影響なのか、わき出る雲は10分と姿を見せずに夕闇の中へ溶け込んでいった。 

 朝からの作業は昨日につづき、リンゴの木の枝を薪のサイズに切り分け、それを放射状に並べて積み上げるログタワーを作ることになっている。昨年の春に運び込んだ細い枝は一年以上も雨や風、雪に晒されて黒く変色している。これが硬い、硬いと言うだけではなく、小さな芽が乾燥してトゲトゲになっているのが痛いのだ。手で握ると痛いのをそのまま薪にしては申し訳ないので鉈で削り落とすと言うよりも叩き切ると表現した方がよいだろう。

昼前に軽井沢の友人がストーブの薪にするリンゴ木を欲しいと、長男を伴って軽トラでやってきた。いつものお洒落な格好ではなく、作業着のいでたち、太い木から積み込んだが、生憎、ロープを持ってこなかったのであまり高くは詰めなかった。幌付きの荷台だから安全だが、横のアオリの高さまで積んで中央に向かって山なりに積んだ。リンゴの木は密度が高く、重いが、ストーブの薪にしては長持ちする。後輪のタイヤが重さに耐えて扁平になっているが、ゆっくり行くからと、帰って行った。彼は薪ストーブに関してはベテランだがリンゴの木は軽井沢では手に入りにくいという。直ぐに割って乾燥させれば次の冬には暖を取ることができるだろう。 

薪の作業を早く終えて畑の準備をしなければならない。昨年の晩秋に植えたタマネギはほとんどが寒さに負けたようだ。ジャガイモは4月の20日頃に種芋を撒けばよいと言われている。 

 明日は雨だと言うが、あと一日あれば細い薪は片が付く。

雨は降らないで欲しいのだが、予報を狂わせるのも申し訳ない思いもする!!

 

コメント
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