物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ピロリ菌を駆除した

2018-03-10 11:13:45 | 健康・病気

もう旧聞に属するが、昨年だったかにピロリ菌を駆除した。これは胃がんの引き金にピロリ菌がなるということがわかって来ているからである。さらにB型肝炎だったかC型肝炎にも罹っていないかを検査し、それらには罹っていないことを昨年確かめた。これも肝臓ガンのリスクを抑えるためである。こういう検査を自治体が検査を推奨している。

ということでだんだんガンのリスクは私にとって下がっているが、最もガンの原因はこういった細菌によるものだけではないであろう。孫は虫歯にならないようにと虫歯菌に侵されないようにとその親たちは必至である。

すべて細菌で起こるのかどうかはわからないが、虫歯とかガンとかの対策に努力することはいいことである。残念ながら高校時代まではあまり虫歯のなかった私であるが、その後虫歯になって奥歯から順々に抜く羽目になっている。

もっとも80歳のときに20本の自前の歯をもつことは多分できるであろう。そういう運動が歯科業界であるけれども。もっともときどき検診と手入れに歯科に行くとお小言を食うことが多い。まあ、歯科のお医者さんはそれが仕事なのでしかたがない。


アニサキス症

2017-05-22 17:54:31 | 健康・病気

なんてつい先日まで知らない言葉だった。ドイツ語のクラスで初めて出会って、どうも魚に寄生している寄生虫らしいとは思ったが。

そうしたら、その後テレビのニュースでもアニサキス症のことに触れていたし、先日は新聞にまで出ていた。淡水魚に寄生する虫による腹痛とからしい。

その寄生虫を内視鏡か何かでとってやらないと痛みが消えないという。淡水魚でも健康な魚では内臓に寄生しても肉の部分に入り込むことは少ないらしいが、それでも時間が経てば肉の部分に入り込むという。それを知らずに食べたら腹痛を起こす。そして内視鏡で取ってやらないと痛みが続く。

やっかいな寄生虫だが、ときどきこれにかかる人がいるらしい。こういう症状があるとは聞いたことがあったが、その名前までは知らなかった。


便秘の誤解

2014-10-03 12:20:50 | 健康・病気

NHKの放送『ためしてガッテン』で久しぶりに便秘の話があり、二つの「目から鱗がおちる」ようなことを教えられた。

一つは 「便秘薬を飲み過ぎるな」 

であり、

もう一つは 「便通は3日に1回から、1日に3回くらいまでが平均」

ということであった。大体において私は便秘体質ではないが、それでも3日も便が出ないことがあれば、ちょっと便秘ではないかと心配になることもあった。

しかし、現在の医学の常識では3日目に便通があってもそれが普通ということらしい。そういうことは少し前まで知らなかった。

健康の常識も変わるものである。


交通信号の順序

2014-09-04 11:13:50 | 健康・病気

「交通信号の順序」で何を意味するのか。すなわち、あのみどり、黄色、赤の順序がどうなっているのか。

この交通信号の真ん中はもちろん黄色であることは誰も異存がない。

が、さてみどりは黄色の右側だったな、左側だったかなと聞かれてすぐ即答できる人はよほど日頃注意深くて意識的に生活している人だろう。

なかなかこういう問いに即座には答えられない。よく考えるとそうだ。

よく考えて自分のいつも通っている通りの信号等を思いだして、みどりは黄色の左側だと答えられても、即座には答えられない。

こんな問いを投げかけられたことはほとんどないのだが、E大学の保険体育のM先生の退官講演に出席していたら、この先生から聴衆に交通信号の順序を尋ねられた。

そのときにもとっさに赤信号は黄色の右側とは答えられなかった。

その先生はこの順序について心理学的な理由があるのだといわれたが、どういう心理学的な理由があるのかまでは言われなかった。

よく考えてみると、日本では車は左側通行であり、赤が右側にある方がドライバーによく見えるであろうと推測されるが、その理由を突っ込んで調べたことはない。

ということはアメリカやイギリス以外のヨーロッパでは車は右側通行のはずなので、信号の順序は違っているのかしら。それともやはり日本と同じなのかしら。

交通の危険防止のためなら、もし信号の色が上下に並んでいるときには赤が一番上にあるのがよさそうだが、はたしてどうなんだろうか。

心理学の先生のご意見を伺いたいところである。


ハチミツを子どもに食べさせるな

2014-07-31 11:00:05 | 健康・病気

「ハチミツを子どもに食べさせるな」という言い伝えがあるという。

昨日の朝食後、I 医師が8月に発行を予定している、無料サーキュラー『ドイツ語圏とその文化』1巻3号に愛媛県医師会の会報に掲載された「謎の病気」という投稿原稿の転載を許可してくれたということを妻に話した。

「れんげつつじ」という花の蜜に毒素が含まれていて、トルコに旅行したドイツ人男性がその花のハチミツを食べたために失神したり、呼吸困難に陥ったと書いてあるのだと言ったときに、妻が言ったのが、冒頭の言い伝えである。

その理由が妻にはわからなかったが、いまようやくわかったと。

すぐにスマホで検索して、日本にもれんげつつじが群生している場所があること、これらは毒があることを知っていて牛も馬も食べないのだと書いてあると知らせてくれた。

もし、そのような花から蜜をとったミツバチの女王バチの子どもにも毒素が効くのだろうかとか、クマがハチミツを好んで食べるとかいうが、クマには障害にならないのだろうかという質問を私にしてきた。

もちろん、私はそんなことについて知るわけがない。それで妻はこのことをブログに書いて、 I 医師のコメントを貰いなさいとのご命令である。

昨日このことを書かなければならなかったのだが、昨日は書くことがおおかったので、今日のためにメモだけ残しておいた。


カフカは精神病だったか?

2014-07-21 11:20:30 | 健康・病気

7月19日にカフカについての講演は多くの一般の人の関心を引いたらしく、愛媛日独協会の会員以外と思われる方々が話を聞きに来られていた。

Y先生の講演の後で質問がたくさん出た。最後に極め付きの質問は結局カフカは精神病であり、そのためにいい文学作品を残したのではないかという質問があった。

Y先生がそれにどう答えたかは覚えていないのだが、私の結論は精神病的な感覚があり、それをモチーフにして優れた小説を書かれたのだが、私は「カフカが常態的な精神病者ではなかった」と思っている。

総会の後の懇親会の席上でそういうことでしょうねと話したら、居合わせた皆さんも同意見であった。

もちろん、もし私なら、たとえ気が狂ってもそれでいい文学作品を残せるのなら、それでいいと思うが、たぶん本当に気が狂えば、いい文学作品は残せないであろう。

詩人のヘルダーリンだったかも晩年には精神を病んで塔内に閉じ込められて暮らしたとかいい、チュービンゲンの市中を流れる河の側のヘルダーリンが晩年暮らしたその塔はヘルダーリン塔といわれている。1997年に機会があってチュービンゲンを訪れたときにここへ寄ってみたことがある。

通りがかりの若い女子学生さんだったかに尋ねたら場所はすぐに分かった。

しかし、いずれにしても、いい詩を作品として残したころはまだ精神を病んではいなかったと思う。

ゴッホの場合は統合失調症だといわれているらしい。それはしかし、絵画は文学と違って表現方式が異なるので、わからない。

もっともゴッホのスケッチを若いときに京都で見たことがあるが、大雑把なゴッホという私のそれまで持っていたゴッホのイメージはそのスケッチの詳細さ、丹念さから改めなければならないと思った。


謎の病気

2014-07-20 08:53:51 | 健康・病気

いつもこのブログにコメントを下さる I 医師から、無料配布サーキュラー『ドイツ語圏とその文化』に「謎の病気」と題するエッセイを投稿頂いた。

ところが『ドイツ語圏…』では英語の目次も付けている。それで謎の病気をどう英語に訳するか和英辞書を調べた。

A puzzling patientとか、A enigmatic patientとか、A mysterious patientとかの訳語が考えられる。ということですぐに I 医師にお尋ねのメールを出した。ちなみにpatientは患者の意味である。

I 医師からの返答は最後のA mysterious patientがいいのではないかとのことであった。「その理由は・・・」とここで私が書いてしまうと I 先生のコメントを封じることになるのでわざと残しておく。

ぜひ とも I 先生コメントをここに下さい。先生の学識の一端を多くの読者も共有できることになりますので。


手洗いと風邪

2014-07-05 10:57:55 | 健康・病気

ウィルス性の病気の予防には手洗いが欠かせないという。

風邪とはいっても、インフルエンザはウィルスによる病気のはずだが、手洗いを入念にすれば、インフルエンザにかかりにくいとか。

私は今まで生きてきた中で、記憶しているだけで3回インフルエンザにかかったことがある。そして、大体早くても1週間は治癒するのにかかった。

通常は2週間の期間が治癒にかかったと思う。一度はまだ子どもたちが小さいときであり、お父さんが家にいて寝ているので、子どもはうれしくてたまらない。

それで私が寝ているところにやってきて私の上に乗ったから、私にはたまらない。胸が痛くて困っているときであり、小さいとはいえ子どもに胸の上に乗っかられてので、その痛さに飛び上って子どもをはねのけたことがあった。

大体、私は子ども好きであり、子どもと一緒に遊んだりするのが好きであった。

だから、子どもにしたらお父さんがなぜ自分にこのときばかりは自分に邪けんであったか理解ができなかったであろう。

いまでも手をよく洗う方である。これは別にウィルス性の病気を予防しようという気持ちはあまりないのだが、手をできたら清潔にしておきたいといつも思っているからであろう。

そういえば、今アフリカでエボラ出血熱というウィルス性のひどい病気が流行っており、この病気は罹ると死亡率が90%を越えるとかである。

この病気でも手をよく洗うようにということがWHOなどから推奨されている。もっともアフリカでも都会なら、水道施設が完備しているかもしれないが、一般には水道施設は完備していないだろうから、手洗いも日本で考えるようには簡単ではない。

もっとも最近はアルコール消毒とかがあるので、必ずしも水で手を洗わなければならないということもないかもしれいない。

でも意外に手洗いという簡単なことでインフルエンザが防げたりするのなら、日本でも手洗い励行はインフルエンザの流行をくい止める役割をするのであろうか。


ストレスは健康によい

2014-06-12 13:11:51 | 健康・病気

久しぶりにTEDの話である。

ある心理学者の話が昨夜あった。

その方によるとストレスが体の健康に悪いというのはある程度事実だが、それはストレスが健康に悪いとマイナスに考えている人にとってである。

ストレスが健康に悪くはなくて、健康促進しているのだとプラスにとられている人にはストレスはむしろ人の健康に役立っているのだという。

これは統計的にも確証された事実らしいので、仕事でストレスにいつも出会っている方々にはストレスをプラスに変える心のもち方をしてほしい。

ストレスは日常の生活や職業上の仕事からなくすことはできないが、だからストレスを忘れようとしてアルコールに頼ったりする前に、人と人とのつながりを大切にするがよいとのこと。

愛情や信頼とかその他の人とのつながりが「オトキシシン」とかいう「酵素」か何かを出して疲れをいやしてくれるのだという。

「困ったときは人を頼れ」というのは意外にもとてもい方法であるらしい。自分一人でぐずぐず心配をしない方がいいという。

たとえ他人から助けを得られなくても、自分で自分を助けるような気分とか体調が得られたりする。

それになんでも他人に相談すると、本人が思いもかけぬ展望が得られたりする。


朝の散歩

2014-05-07 16:46:50 | 健康・病気

先日から朝の散歩をはじめた。いつまで続くかわからない。まだ1週間とかそのくらいである。

先日、小学校に行ったら健康チェックをしており、そこで靴下を脱いではだしである検査機の上に1分間くらい立っていたら、チェックをしてくれるというので、そこに呼びこまれた。

そして検査項目がプリントされた紙片ができて、それを見ながら、アドヴァイザーから「あなたはあまり歩かないのですか」と言われた。「はい」と言うと脚の筋肉が少ないので歩いた方がよいと言われた。

それでそんなものかと思ったが、脚の筋肉が衰えているというのが気になったので、朝40分くらい歩くことにした。

私は大体が朝が起きるのがあまり得意ではない。私くらいの歳になると大抵の人は朝早く目が覚めてしかたがないとか言われるが、私は夜寝るのが12時半頃なのであまり早くは目が覚めない。

それでもこのころは歳のせいか6時半くらいに眼が覚めることもある。ということで一人で起き出して近所を散歩することにした。

もっとも世の中の人には早朝から仕事の人もおられるようで、ときどき車に出会う。

そのことについては別に気にも留めなかったのだが、3日目の散歩のときに転倒してしまった。あまり車の通るところではなかったので、交通事故には会わなかったが、これが車の通る道であったならば、そのとき不幸にも車にひかれたかもしれない。

それで、つぎの日からは車がどこか遠くからやって来る音を聞いたら、道の端の方に寄ってあまり動かないように気を付けることにした。

健康のために夕方とか夜に散歩をする人もいるが、やはり夕方は朝に比べて危険である。

その後、4日ほど転んではいないが、気をつけないといけない。転んだときも自分では転倒をするとは思っていなかった。

転んだときに両手のひらで体を支えていた。左手の手のひらに軽い切り傷ができたのと、後でパンツを脱いだら左膝に切り傷がついていた。

足が十分に上がっていないので、ちょっとした突起に足をかけてしまったのだ。

知人には1時間くらいも歩くという人がいるが、私のはまだほんの30分から40分くらいである。散歩の道順はだんだん決まって来つつあるが、それでもそのヴァリエーションはいくらでもある。

いまのところに住むようになって40年近くとなるが、近所のことをほとんど知らなかったことに気がついた。


半規管と耳石

2014-05-06 10:35:50 | 健康・病気

妻の友人の耳石が動くので、めまいがするという話を聞いた。

それで妻が朝食後にタブレットで検索をすると半規管と耳石の説明があった。

それによると3つの半規管で回転加速度や直線加速度を感知しているらしい。初歩の物理学を知らなくては初歩の医学的知識も理解できない例の一つである。

詳しくはわからないが、空間のベクトルを3つの方向に分けてそれぞれの成分ごとの加速度とか方向を感知しているらしい。

ベクトルを3つの成分に分けてとか書かれているので、簡単なベクトルについても理解が必要である。これらは難しいものではないし、医師を目指すくらいの鋭敏な頭の持ち主ならば誰でも理解するであろう。

それはともかくとして初歩の物理とかベクトルの理解が必要な分野の例をここでも知ったわけである。

ただ、その説明の中で一つ言葉の使い方がわからないところがあった。それは「回転加速度を受容し」とか「直線加速度を受容し」とあった。

この「受容する」という言い方は「感知し」という意味かとも思われたが、日常用語と違うように感じられた。専門用語的な言い方なのかもしれないが、改善の余地があるように思われた。

もっとも妻によれば、法律用語なども「思量する」などというあまり日常生活で使わない言葉があるという。

物理学の分野でも「仕事」という言葉は日常生活で使う、「仕事」とは違った別の独特の使い方をするので、あまり他分野のことをいい難いが、それでも日常用語とあまり違った使い方をするのはよくない。


検査結果

2014-04-28 11:59:23 | 健康・病気

前立腺の検査をしてもらったのだが、幸いなことにガン化していなかった。

それで、半年後にまた定期検査をするということで今のところ無罪放免となった。

一時はもう3年くらいの寿命かと自分で予想してこの期間をどうやって生きようかとここ2週間くらい考えた。

もっとも他のところが悪いかもしれないし、交通事故死とかいうこともあるので、実際のところは寿命などというものはわからない。

それでも当面の心配ごとはなくなった。

自分のしたいことをだけするという風にここ10年くらいを生きてきたが、もうすこしこのままの生活が続けられそうである。


海上自衛官の自殺裁判

2014-04-25 12:54:27 | 健康・病気

若い海上自衛官が上司の方たちのいじめにあい自殺したとかいうニュースはずっと以前に新聞で見た覚えがあった。

それが裁判で遺族の方の勝訴の判決が出たとかだが、そのときに何か証拠となる書類が破棄されて残っていないと海上自衛隊側は主張していいたらしい。その書類が残っていることに気がついた、ある3佐が内部告発をしたために遺族の勝訴判決が下りたらしい。

だが、海上自衛隊側はそういう内部告発をした3佐を内部の文書を外部に持ち出したとかで懲罰しようとかの動きがあるらしい。

その話で今日の朝日新聞の天声人語が政治学者の藤田省三の言を引いて海上自衛隊、もっと大きく国家を批判していた。以下に藤田省三の言の孫引き引用をここにしておく。

際限ない隷従のみを求める組織は病む。その全メンバーに常に見放される可能性を常に考えて初めて、国家を含むすべての組織は健康体でいられるのだ。

引用元がどこかは知らない。印象的な言葉だったので、引用させてもらった。

藤田さんは私の出た高校が、中学校だった時代に卒業した先輩の一人であることだけ申し述べておく。いまの愛媛県立今治西高校である。


すい臓がんの検査法

2013-12-17 12:01:08 | 健康・病気

昨夜のTEDカンファランスの放送は、すい臓がんの簡単で安価な検査の方法を確立した、アメリカの高校生の講演であった。

Jack Andrakaは15歳のアメリカの高校生であるが、すい臓がん(pancreatic cancer)の安価で5分でできる検査法を確立した。

すい臓がんがなかなか見つけにくいということはよく知られており、その検査法も高価だという。それは血液中のたんぱく質の中で8000種類もあるものから、すい臓がんに関係したものをみつけるという操作に手間がかかるためだという。

検査にかかる費用は80万円(?)くらいかかるらしい。Jack君は親しかった叔父をすい臓がんで最近亡くした。そのことが彼がすい臓がんに関心をもった理由である。

インターネットでWikipediaとPublic Library of Scienceで検索をしてすい臓がんについて調べた。その中ですい臓がんに罹ったことを示す、メソテリンというたんぱく質があるということを知って、これをどうやって簡単に検査できるかを考えた。

アメリカ中の約200人のすい臓がんの研究をしている医者にメールを出して、自分の研究計画を示したが、それらの研究者の199人からは否定的な返事しか来なかった。1人だけ関心を示してくれた教授の実験室を借りることができるようになり、検査法の確立の実験をした。

そのアイディアは高校での生物学の授業の途中で思いついた。それは抗体についての生物学の先生の退屈な講義中であった(注)。カーボンナノチューブについての最新の科学雑誌をその授業中に見ていたところ、メソテリンとカーボンナノチュ―ブとの組み合わせることを思いついた。

血液とか尿からその中にメソテリンが増加していることをその検査材料を用いて調べればよい。電気抵抗がメソテリンが増加していれば、変わるのだという。

約5分の検査で生存率100%の段階でメソテリンを検知できるのだとはJack君の講演で知った。

私は兄嫁をすい臓がんで亡くしたし、自分自身もいつかはすい臓がんで死ぬのではないかと予想したりしている。だから、これはなかなか希望の持てる話である。

Jack君のお父さんは土木技術者であり、おかあさんは麻酔科の医師であるという。彼によると小さいころから彼の疑問に両親は答えてはくれなかったが、彼の疑問を解くための助力を惜しまなかったという。

いまでは、無料でいろいろな情報や知識をインターネットで得ることができるようになっており、それでJack君の研究ができたとのことである。

私もいろいろなことでサイトで検査したりするが、これは主に日本語で検査しているせいか、なんでも答えが見つかるわけではないと思っている。だが、かなりのことが以前と比べてインターネットで分かるようになっているとは思う。

(注) 放送の中では抗体の講義が退屈だったとあったが、このブログでもいつかも述べたように抗体そのものが退屈だというわけではない。これはJack君の当面の関心からは遠かったということを示しているだけだと思う。


気功で病気をなおせるか

2013-11-30 13:39:54 | 健康・病気

最近聞いた本当にあった話である。

その人は輸血をして肝炎にかかった。よくはこの肝炎の種類を知らないが、C型肝炎というのであろうか。

ところが昔だったのであまりはかばかしい医療法がその当時なかったために、民間療法としての気功療法にたよったらしい。

気功の専門家がその人の体に向けて手のひらを広げて気を送り、その人の肝炎を治すという動作をくりかえす。

その治療を施してもらってもなかなかはかばかしく肝炎がなおったわけではなかった。あるとき治療にいったとき、その人の体ではなく、人形のようなものに同じ動作をくりかえされたという。

そして、これでも同じようにきくはずだといわれた。その人はさすがに心配になって、輸血で肝炎になったのだから、医療でそのころはじまった、インターフェロンによる治療に切り替えたいと申し出た。

そしたら、気功治療の専門家はとても怒ってしまったが、それがその気功治療者との別れになった。

その後、病院でインターフェロンの治療を受けてその人の肝炎は完治して今も元気でいる。

気功の治療者の手の指から何かの気が出て、少しは肝炎がよくなったかどうかは聞き損ねたが、気休めぐらいであったろう。

気持ちからくる病気も全くないわけではないから、治ったという症例はあるのかもしれないが、治った症例が少数あってもそれでは医学としては十分ではなかろう。

100%完治するなどということはなくてもある割合で病気が治癒しないことにはその治療法を信用はできない。

話をしてくれた、その人も治癒する可能性は30%ということだったらしいが、幸いなことにその30%の中に入った。