ミンコフスキーの特殊相対性理論というとちょっと語弊があるかもしれない。アインシュタインの特殊相対性理論だからである。
アインシュタインの特殊相対性理論のミンコスキーによる定式化と言った方がいいのかもしれない。『数学散歩』(国土社、2005)の巻尾のエッセイは特殊相対性理論であるが、これはミンコフスキーによる定式化で説明をしてある。
普通のアインシュタインの説明は始めからしてない。これは一般にミンコフスキーの説明がわかりやすいので、私もその流儀にのっとって説明をしてある。もっとも私の説明がわかりやすいかどうはまた別の問題である。
この特殊相対性理論は残念ながら、『物理数学散歩』を発行したときには、採用しなかった。これはもっときちんとした議論に書きかえたほうがよいことがわかっていたからである。
ただ、それを書きかえることにいまだに成功していない。たぶんそれだけを焦点にして書き直しをすれば、いくら時間がかかっても半年もかければ、書き直せるであろうと思う。ただ、なんだかその気が起きないのである。
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