Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

庭のヤマボウシ(2)~「紅富士」

2020-07-08 | 花木

紅富士」は、富士山中より採取した種子を実生し、
選抜を繰り返して作出し、接ぎ木で殖やした品種だそうです。
 
「サトミ」に比べて苞や葉が細長いのが特徴です。
 

 
 
5月上旬では、苞の色は緑が強いのですが、 
 

 
5月中旬には、ピンクが勝り、 
 

 
5月下旬には、ピンクに染まってきました。 
 

 
花弁に見えるのは、葉が変形した苞(ホウ)片4枚で、
その中央に、球状に集合した緑色の部分が花です。 
 

 

 
本当の花は小さく、1輪開いたところ、
緑色の4弁花で、雄しべが4本です。
 

 
次々と開花してきます。 
  
 
 
5月末の開花姿です。 
 

 

 
6月上旬、樹高は3m余り、
サトミに比べてたくさんの花を咲かせます。 
 

 
北側の下枝に咲いた花は、白花のままの枝があったので、
切り取って玄関に飾ってみました。
 

 
6月上~中旬、毎日苞が散り落ちていきます。 
 

 
花弁とオシベが散った後、果実が出来ます。
集合果で、秋には赤く熟し、食用にも果実酒にもなりますが、
食感が好みでないので利用したことはありません。
日当たりが良すぎて? 今から落果が進んでいます。 
 

 
終いに記念撮影を、
左が紅富士、右がサトミ、右奥に庭の主木赤松です。 
 



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鉢植えのツツジ 2020(10)~ミヤマキリシマ「紅小町」と「白妙」

2020-07-08 | 花木

ミヤマキリシマツツジは、九州各地の高山に自生し、
丈低く横に張り、枝が細かく密生し、樹姿と花が小さく可憐です。
 
長年小鉢に植えて維持しています。
 
紅小町」(ベにこまち)は濃い紅花を咲かせます。
 

 
 
5月上旬、蕾が膨らんで、 
 

 
開花しました。 
 

 
5月中旬の花です。 
 

 
濃い紅色花を、6月初めまで咲かせていました。 
 

 
 
次は、白花の「白妙」(しろたえ)です。
今年は花数が僅かでした。
 

 
上が5月下旬、下は6月初めの花です。 
 
 

 

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ユリの花 2020(1)~スカシユリ「ロリーポップ」

2020-07-07 | 園芸草花

今年最初に咲いたユリは、鉢植えのスカシユリ「ロリーポップ」です。
 
スカシユリ
は、中部地方以北の海岸で、砂礫地や崖などに自生し、

花弁の付け根付近が少し細く、隙間が見えることから
「透かし百合」の和名がつきました。
 
ロリーポップ」は、バイカラー(花色が赤と白2色)の園芸種です。
 

 
 
6月初め、2輪開花です。 
 

 

 
その翌日には3輪が開き、蕾が3個あります。
7号プラ深鉢植で、大きい球根から伸びたこの花茎は40cm程で、
計6輪を開花させました。 
 

 
さらに3日後には、計8輪の開花です。
球根が小さめで、花茎も25cm位で短い2本が、
2個ずつ蕾を着けていました。 
 

 
6月半ば、すでに6輪の花が落ち、
色が薄くなって、終盤を迎えた4輪の名残り花です。
 

 
この撮影中に訪れていた小さな虫、ヤブキリ?の幼虫でしょうか。 
 

 
他のユリも順次開花してきました。
 


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庭のヤマボウシ(1)~「サトミ」

2020-07-06 | 花木

ヤマボウシ」(山法師)はミズキ科の落葉高木で、
本州~九州で山地の谷筋などに自生します。
 
基本種は白花ですが、実生選別で生まれた
異なる紅花種を2本(サトミと紅富士)植えました。
 
サトミ」は、花径6cm余りで、丸弁です。
 

 
 
5月上旬、開花し始めました。
集合花を包んでいた総苞片が開き、花弁に見えます。 
 

 

 
初め緑を帯びていた総苞片が、全開するとピンクに変わります。
中心にある球状の集合体が花ですが、まだ開きません。
 
 
 
5月中~下旬、花数の少ない品種ですが、
今年は例年よりも多くなってきました。
 
 

 
 
 

 
小さな花が1個開き、次々と開花します。 
 

 

 
6月上旬、花が全開してきました。 淡黄緑色の4弁花です。 
 

 
花が満開の頃、枝先の葉が早くも紅葉? 
 

 

 

 
南側の歩道から、ブロック塀越しに見ます。
右手前が「紅富士」で、左奥が「サトミ」で、
樹高はともに3mを越えます。
 
 

 
現在は苞片が散り、集合果も、雨風で落果しています。
「サトミ」は夏には紅葉してきます。
 


 

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食虫植物サラセニアの花(3)~「プルプレア」

2020-07-06 | 食虫植物

サラセニアの「プルプレア」(和名ムラサキヘイシソウ)です。
生きたミズゴケ植えで、増殖して大鉢植えとなり、
今年は花の数が多くなりました。(6月初めに撮影)
 

 
株元から、先に丸い蕾を着けた花茎を30~50cm程伸ばし、 
 

 
伸びきると、横~下向きに花を咲かせます。 
 

 
上に5枚のガク、雌しべの柱頭の間から5枚の花弁が伸び出して、
垂れ下がります。 雄しべは中にあるので見えません。 
 

 

 
花茎は長く伸ばしますが、
短い筒状の葉は、ロゼット状に展開し、草丈は15㎝位です。
画像で見える葉の多くが前年葉で、雪下越冬で傷んでいますが、
筒の中には水が溜り、補虫器となります。  
 

 
6月下旬の花、花弁と雄しべが落ちて、
ガクと、先が傘状に反り返った雌しべが残り、
子房が膨らんで種子が作られます。 
 

 
新葉が成長すると、前年の葉が枯れて交代します。
筒の先に褐色~赤紫色の葉脈が網目状に入ります。

 


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