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flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

桑名宿

2005-11-01 17:46:24 | 街道・宿場町
(三重県桑名市)
 招待をいただき、一年半振り五度目の桑名へと向かった。
過去四回、雨天か曇天の空模様で、日本晴れの日は初めてであった。
駅を降り、未だ行ったことのない七里の渡し場跡の方へ先ず向かってみると、歩行者天国となっていて「桑名の御台所まつり」なる市の催しが開かれていた。その影響もあってか、桑名城三の丸広場は弁当を広げる家族連れで賑わっている。
 伊勢神宮遥拝一の鳥居が有名な七里の渡し場跡に到着。
辺りの護岸は整備中であり、揖斐川を通しての対岸の眺めが見え難かった。
 東海道四十二番目の桑名は、七里先の宮宿まで海上の経路となり、伊勢の玄関口であった。また、脇往還として佐屋までの海上経路も存在した。
   


(クリックすると拡大します)


 旧東海道を逸れ、六華苑という地元豪商諸戸家の邸宅跡へ向かった。
長屋門をくぐり入苑すると、正面に洋館が目に入る。鹿鳴館と同じ設計者が携わったということである。
 建物の中に入り、今尚古さを感じさせない調度、造りを見て、往時の屋主の先見さを感じた。洋館の窓から見える日本庭園。その洋館に接合する日本家屋に入る。広間が連続する縁側から庭を眺めると、以前暫く住んでいた寺を思い出す。
      (六華苑記事へ
 六華苑に隣接する同家の煉瓦造三連蔵、現諸戸邸宅を通り、運河沿いを歩いて桑名のまちを後にした。
(関連記事:四日市 四日市宿平成二十年 諸戸水道水源地遺構
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風の流れ

2005-11-01 01:33:30 | kourei-ki-日記-
 十月から十一月になり、乾いた冷たい風が吹くようになった。
耳に当たる風の音よりも、葉の擦れる音の方が耳に残るように思う。
それは、暮れ行く季節と、自身の成り行きをリンクさせているからなのかもしれない…。
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