flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

Fukue Observation point

2005-11-09 02:44:01 | STRUCTURE-構造物残影-

 北緯34度37分21秒,東経137度6分21秒、渥美福江の高台、標高約25mに位置し、南西4kmに位置する小中山観測所(いわゆる六階建て)と同様な役割を担っていたようである。
1901年着工された陸軍技術本部伊良湖試験場に付帯した施設として、1919年に開設され、ここでは試験場で発射された試作兵器や、鹵獲(ろかく)兵器の砲弾弾着観測を、俯角式測遠機を用いて行い、天候、風速の気象も観測していた。
構造は、内部幅2.8m、奥行き4.3m、高さ2.7mの小規模な建物である。
観測窓は南東を向いており、射程10キロ弾が飛んでいった方を向いている。
また、屋上は展望台となっていて、北西方向の試験場を望んでいたようだ。
戦後60年を迎えたが、現在でも防衛施設庁の所有となっている。 
 観測所入口    内部 観測窓
 HP版: http://www.d1.dion.ne.jp/~tenyou/structure/fukue-observation-point.htm

コメント (4)
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