flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

飛彈国分寺

2006-09-16 00:30:39 | ほとけのいおり
(岐阜県高山市 2003年9月14日 国指定史跡)
 飛彈国分寺は天平十八年(746)、聖武天皇の勅願により各地の国分寺と同様に創建されたものであり、当時の塔跡の礎石が残されている。
 現在の本堂は室町時代の建立で、国指定重要文化財となっている。また、三重塔は文政四年(1821)のもので、創建当時からは斉衡年中(854~857)、室町時代、元和元年(1615)に再建されているが、いずれも火災、天災で滅失している。
 戦後の発掘調査によって、現本堂付近には国分寺金堂があったと推定されている。
 

(関連記事:飛騨国分寺平成二十年 飛彈総社 美濃国分寺 水無神社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛彈総社

2006-09-16 00:00:42 | かみのやしろ
(岐阜県高山市 2003年9月14日)
 天火明命(アメノホアカリノミコト)の後裔、斐陀(飛騨)国の初代国造であった大八椅命(オオハヤシノミコト)を主神に祀る社である。
 創建は承平元年(931)という言い伝えがあり、飛騨国延喜式内社八社(大野郡三座・荒城郡三座)及び六国史に記載の国史現在社十社を合祠し、国司自ら奉仕されたといわれている。
 当初は神籬式(⇔鎮座式)祭礼で、合祀各神社の神々の降神を仰いで、毎月の行事としての国司巡拝の礼を省き、祭場を総社としたという。その後、文治二年(1191)五月に初めて社殿が造営された。

(関連記事:飛彈国分寺 飛騨一宮水無神社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする