flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

豊川竜巻

2006-09-19 00:00:31 | STRUCTURE-構造物残影-

平成11年9月24日に発生した豊川竜巻。
このときは私の勤務先近くを通過し、目撃した人も多かった。
この日は台風18号が九州に上陸し、その影響で遠く離れた東三河5ヵ所で竜巻が発生した。
そのうちの一つ、小坂井町、豊川市で発生した約7kmの竜巻の跡を辿ってみた。
(写真はモノクロフィルムカメラ、カラーフィルムカメラを使用)
翌日、付近は急ピッチで復旧作業が行われていた。
発生場所は小坂井町篠束付近、そこから南は被害が無い。
進路は北東に向かっており、道路の標識が横を向いていたり、住宅や事業所の屋根や窓はことごとく被害を受けている。
付近の道路には細かいガラス片等が無数に散らばっていた。
樹木も折れたり、根元から抜けているところもあった。
豊川市四ッ谷三丁目果樹畑豊川市諏訪桜トンネル
大崎町門の耕地では、壊れたビニルハウスや渦巻きの方向を示すように稲や草木が倒れていた。
ここから北の千両町数谷原、千両小学校東側を通って千両町を縦断し、字石畑の山の南西斜面で突き当たったような痕跡がみられた。
ここで勢力が衰えたのであろう、それより北側には殆ど被害は無く、ただ字昇貝津の県道脇の電柱に鉄板の破片が引っ掛かっていた。
通過コース上を見ると、被害の大小が存在した。竜巻のエネルギーが一定ではないことがわかる。
     

コメント
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