flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

失せ物現る

2007-07-04 06:00:36 | kourei-ki-日記-
 私は最近、社会人学生をしているため、図書館に出向くときなど、デニム素材でできた緑色のカバンを肩にかけている。
そこにはメモ用紙や筆記具も入っている。

私は図書館に出向く際もエコのため、公共交通か自転車あるいは徒歩であるので、この時期は非常に汗が出る。
そこでカバンを洗うことにした。

中身をいつものように取り出し、並べていると、「シャーペン」が無いことに気づく。
「どこかへ落としたか、忘れてきたのか?」
と思いつつ、次回のため別の「シャーペン」を用意しておく。

洗濯が完了し、カバンを取り出していると、洗濯機の中から、その「シャーペン」が出てきた。
何故だろう?と思いつつ、カバンをよく広げてみると、内ポケットと外側の布の間に、何やら新たなポケットが?
どうやら老朽化してほころびていたようだ。

くたびれるカバンに磨り減る靴。
されど私の皮下脂肪は一向に薄くなる様子は無い…。
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「玉」

2007-07-04 00:00:34 | STRUCTURE-構造物残影-
(不破郡関ケ原町玉)
 中山道山中の集落から東海自然歩道を通り、玉地区に入る。
先回はウォーランド以西へは向かわなかったが、今回は進んでみることにした。
自然豊かであった道すがらも、玉地区を今須地区に向かう県道を通ると、次第に70年代以前の雰囲気が漂ってくる。
自然博物館エコミュージアムを過ぎ、暫く進むとメナード国際スケートセンターの看板が目に入る。
往時は5000人収容の規模で、この地方では有名な施設であったが、2000年のメナードランド休園と共に閉鎖された。
 メナードランドは1972年に開園し、ジェットコースターや観覧車が目玉であったが、全国的なテーマパーク遊園地不振と同様に衰退し、改装名目で休園した。然しながら現在まで閉鎖されたままである。
入口の説明、「21世紀にふさわしい新規事業展開が出来るまで、しばらく休園させて頂きます」の文字が寂しさを煽っている。
閉園後も、イベントに利用されることはあるようだが、遊園地として再開するのは非常に難しいであろう。「メナードランド」の会社自体は現在も、ゴルフ場経営等で存続している。
    

 メナードランド跡の向かい側には、守衛用のコンクリート舎が立っている。
裏手には、旧陸軍名古屋陸軍兵器補給廠関ケ原分廠、いわゆる関ケ原火薬庫の跡があり、大きな築堤と、トンネルが残る。
そのトンネルの一つをくぐると、「日本武尊霊蹟」という石碑と共に、日本武尊が腰掛けたという石がある。日本武尊の伝説は、この付近には幾つか伝わっている。
    
玉地区を後にし、中山道今須宿へと向かう。
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