flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

刈宿 大仏

2007-10-30 00:00:44 | 大きな仏さま

(常福寺大仏 愛知県西尾市刈宿町)
 浄土宗天沢山西光院常福寺は、長徳の頃(995-98)勅命に背き、流罪となった源満国がこの地に辿り着き、母の菩提を弔うために当初は天台宗として開創した寺院である。
 昭和3年(1928)大典記念、海上安全として、造形師後藤鍬五郎、山田光吉らによって総高14m(仏高4.5m)の鉄筋コンクリート製(塗色)大仏が造られた。同寺の山門を兼ねていたため、当初は台座下を通り抜けできていたが、木造の山門完成後は塞がれ、背後のみ口を開けている。また、内部には阿弥陀如来等が祀られており、耐震性とコンクリート重量の軽減、そして換気から、独特な内部構造をしている。
     

    
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