京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 まっ、いいか。歩いてみよう~ 

2010年09月08日 | 日々の暮らしの中で
           

ありがたいことに今夜はエアコンが要らない。窓を開けて、忘れていたようなヒンヤリとした空気を取り込んでいる。

猛暑続きだったが、30度を下回っていることが実感できる午後から、1時間半ほどをぶらぶらと、6678歩、歩いた。路傍の花や畑の野菜などを(と言っても、頑張っているのは茄子ぐらいなものだ)覗き込みながら、賀茂川へと出て川沿いに歩く。
日傘の中を通り抜ける風に人心地がつく。霧雨のシャワーがこれまた嬉しい。

    

京都、新京極の通りに面した誠心院には和泉式部の墓がある。そして、あの沢の蛍は、あくがれいづる自分の魂か…、と恋の成就を願って詠んだとされる、蛍岩と呼ばれる所が京都貴船口付近にある。さらには、和泉式部の足跡は熊野にも認められる。なんと行動的な女性と思いきや、「紀州熊野参詣の歌」はどうやら偽作だ。だが彼女の塚もあり、参詣記念を伝承していると言う。歌比丘尼による口承文芸、伝承の世界が残した姿・・・かな。

は、いいとして、活動しやすい秋を迎えれば、家の中で暑さを避けていた人たちも、ようやく出番だと動き出すに違いない。思い切りはよかったはずだが、後の疲れを気にしたり、不安が先行したり、億劫になったりと自身の内部も多様性が生じている。自立する活発な人もいれば、依存する人間、怠け者もここに。まあいろいろあるからいいのだとしよう。

「やるっきゃない」と言うほどの意思決定ではないが、好機を見逃す手もない?
ぐずぐずと思案に暮れるばかりの気持ちに、ひとつ風穴を開けていただいたことに感謝しながら、踏み出してみよう。リタイアとなったとしても、「まあいいか」ね。

忘れ気味だったこのある意味いい加減さ、気のゆとり?? 
娘も言う。だからJessieも「まっ、いいか」と口にする。
楽しんでみるとしようか~。 軽く、I just have to do it. ってとこでね。
コメント (6)
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