ふと浮かんだ「鏡は女の命」と言う言葉。
はて、そんな風に思っていたものかどうか?…。
一度も鏡を見ないという日はさすがにないが、見たくない自分を直視せずにやり過ごすことは、どうもありそうなこの頃。あわてて拭きあげてみれば、単に鏡の汚れとわかってほっと安堵のひと息…。
この手鏡を初めて手にしたのは10数年前。大切に使ってきたし、まだまだ曇ってもおらず、心ときめきするものではないが、映し出す姿は変えたことよ。
日本の歴代天皇が継承してきた三種の神器の一つ「鏡」は、太陽信仰の伊勢神宮のご神体とされている。女性は元来太陽であったとか。鏡は女のいのち・「魂」か。 様々なものを日々鏡に映しこみ
泣いたり笑ったりしながら生きてもきたものだ。
「剣・八咫鏡・玉」は、それぞれに「勇・知・仁」の三徳をあらわす解釈もあると説明されている(ウィキィペディァ)。
たとえわずか4-5日ではあっても、旅先の娘の健康を気遣わずにいられなかった私に、修学旅行のお土産として手渡された手鏡だった。
使わずともそっとバッグに忍ばせて持ち歩いたこともある。鏡の面がよいのか、今もきれいに映し出す。あの日の姿は戻らなくとも、せめてその何分の一でも…とチラッと覗き込んでみるが、厚かましい話かもしれない。
それでも懐かしい時代に気持ちは後戻り、高校生の娘がいて私がいる…。そしてなんら上等品ではないが、母娘につながる特上の「いのち」の一品。これからはもっと使い込むことにしよう。
はて、そんな風に思っていたものかどうか?…。
一度も鏡を見ないという日はさすがにないが、見たくない自分を直視せずにやり過ごすことは、どうもありそうなこの頃。あわてて拭きあげてみれば、単に鏡の汚れとわかってほっと安堵のひと息…。
この手鏡を初めて手にしたのは10数年前。大切に使ってきたし、まだまだ曇ってもおらず、心ときめきするものではないが、映し出す姿は変えたことよ。
日本の歴代天皇が継承してきた三種の神器の一つ「鏡」は、太陽信仰の伊勢神宮のご神体とされている。女性は元来太陽であったとか。鏡は女のいのち・「魂」か。 様々なものを日々鏡に映しこみ
泣いたり笑ったりしながら生きてもきたものだ。
「剣・八咫鏡・玉」は、それぞれに「勇・知・仁」の三徳をあらわす解釈もあると説明されている(ウィキィペディァ)。
たとえわずか4-5日ではあっても、旅先の娘の健康を気遣わずにいられなかった私に、修学旅行のお土産として手渡された手鏡だった。
使わずともそっとバッグに忍ばせて持ち歩いたこともある。鏡の面がよいのか、今もきれいに映し出す。あの日の姿は戻らなくとも、せめてその何分の一でも…とチラッと覗き込んでみるが、厚かましい話かもしれない。
それでも懐かしい時代に気持ちは後戻り、高校生の娘がいて私がいる…。そしてなんら上等品ではないが、母娘につながる特上の「いのち」の一品。これからはもっと使い込むことにしよう。