京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 垢落とし

2010年09月24日 | 日々の暮らしの中で
                            色付いたなつめぐの実

清掃とは?などと改めて考えたこともなかったろうか。
「ほこりやゴミなど不要物を室内や機器から取り除き、衛生的な環境として人の健康を守ったり、機器の正常な動作を確保したりすること」とあった。(ウィキペディァ)

毎日、あるいは定期的に、きれいに掃除する…。
子どもたちが登校したあと、神経質すぎるほどに、どこもかしこもの勢いで大掃除を2時間あまり。最後はきっちりふきあげて、終わってみれば10時に近かった日々を思い出す。娘が小児喘息を患っていたので一人気を揉み、少しでもきれいにしたくて古い家屋を恨めしく思ったものだ。
どれ程掃除に時間を費やしても発作は変わらずおきたし、一番の散らかし魔は、そんな私を見て「賽の河原、賽の河原」と笑っていた。案の定、帰宅後は子どもの姿があふれて朝の掃除はなんなのだと言う有様。
多分に性分もあるわけで、まっ、いいか。

「毎日お風呂に入るなら たまには心の垢も落とそう」
「ほんまやなあ!」と声を上げた中学2年の男子の笑顔が浮かぶ。これは寺の掲示板で見かけた言葉だった。
多忙という言葉に包み込んで、見失ってしまっているものもあるだろうか。涼しくなった。いつも以上にゆっくり湯船に浸かれるのにあわせて、垢落としでもしてみようかな。こすりすぎに注意??

本日「清掃の日」 
今日から10月1日までの8日間は、環境衛生週間だそうだから…。






コメント (10)
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