【札幌近郊低山紀行】とは、「低山」の定義を標高1,000m未満の山としてその山々を巡ろうというものである。数えたところ札幌近郊には30峰以上の登山に適した低山があるようである。そこを体力づくりも兼ねながらぼちぼちと挑戦することにした。
約一カ月ぶりの低山紀行です。ずーっと以前から定山渓の街を挟んで並び立つ朝日岳と夕日岳に登りたいと思っていましたが、このほどようやくその思いを達することができました。
ガイドブックによると朝日岳には岩戸公園コースと旧豊林荘コースがあると記されていました。
私は少しだけ速く登れるという旧豊林荘コースの登山口を探しました。しかしそれらしき案内や標識を見つけることができず、街中にある岩戸公園口から登ることにしました。
※ 定山渓温泉街の街中にある「岩戸観音堂」です。観音堂の
横に階段が見えますが、そこを上がると登山口があります。
登山口は岩戸観音のところから石造りの急な階段を上ったところにあ岩戸公園の端にありました。蒸し暑かったこともあり、当初はTシャツにベストで登ろうと考えていましたが、登山口で蚊の襲来に遭い急いで登山用のシャツを着込み、蚊取り線香に火を入れたのでした。
※ 岩戸公園コースの登山口です。ここで蚊の襲来に遭いました。
コースはあまり整備されているとはいえず、登り始めは、ところによって僅かな足跡を見つけながら藪をこぐように進むところもありました。
途中から急斜面をジグザグに登り始めますが、細い通路で足を踏み外すと転落しそうなところもありました。もし間違って転落しても岩などは見えなかったので、かすり傷程度で済むでしょうが…。
※ ご覧のような一見道なき道を往き…
※ そうかと思えば、ご覧のように踏み均された登山路があり…
コースには案内板のようなものは一切ありません。途中何か所かに赤いテープが木に巻かれていた程度でした。
そのために私は一度コースを外れてしまうアクシデントに遭いました。
というのも、コース後半に「旧豊林荘コースと合流すると右に折れる」とありました。登山口をスタートして30分後T字路にぶつかりました。私は迷いなく右折して進みました。
そこを進んでいくと間もなく頂上のような台地に出ました。しかし。そこには建物が建っています。建物の説明もなく、どうも頂上らしくありません。時間的にも30分で合流点とは早すぎます。
T字路まで引き返すことにして建物の上部を見ると、どうやら携帯電話か何かの無線中継基地のようで、屋根の上にアンテナが立っていました。
コースが二手に分かれているだけに説明板のようなものがぜひ欲しいものです。
※ 山中でご覧のような無線の中継基地が…
気を取り直し、T字路を反対方向に進み始めました。本当の分岐点はどこかと思いながら、斜面をジグザグに進みます。
そうしているうちに頂上から降りてきた人に出会いました。分岐点のことを聞くと、どうやら私はその時点で通り過ぎてきていたようです。これまでこれほど不案内な山には出会っていなかったので少々不安ですし、不満です。
※ 頂上近くでは写真のような岩場も…
間もなく、「朝日岳頂上」と書かれた看板があり頂上到達を知りました。しかし、周りにはたくさんの木がありほとんど眺望はありません。
※ 頂上は立木に囲まれ、眺望は利きませんでした…
下山は上りと違い、旧豊林荘口の方へ下りることにしました。こちらのほうがコースとしては幅も広く登山路としても岩戸公園口よりは良くおよそ35分程度で下山することができました。
※ 旧豊林荘コースの登山口です。
ところで「朝日岳」の命名の由来ですが、ガイドブックでは定山渓の温泉街から見て最初に朝日が当たる山なのだろう、と推測している。これに対して夕日岳は? そのことは明日のブログに譲ります。
※ 旧豊林荘とは営林署の保養所だったようです。既に閉鎖されていました。
【朝日岳 登山データー】
標 高 598.2m
駐車場 登山口の岩戸公園のところにはなく、定山渓の公共駐車場を利用
行 程 岩戸公園登山口→(50分)→旧豊林荘コース分岐点→(10分)→朝日岳頂上→(30分)→旧豊林荘登山口
時 間 登山(約1時間)、下山(約35分)
登山日 ‘10/09/11
約一カ月ぶりの低山紀行です。ずーっと以前から定山渓の街を挟んで並び立つ朝日岳と夕日岳に登りたいと思っていましたが、このほどようやくその思いを達することができました。
ガイドブックによると朝日岳には岩戸公園コースと旧豊林荘コースがあると記されていました。
私は少しだけ速く登れるという旧豊林荘コースの登山口を探しました。しかしそれらしき案内や標識を見つけることができず、街中にある岩戸公園口から登ることにしました。
※ 定山渓温泉街の街中にある「岩戸観音堂」です。観音堂の
横に階段が見えますが、そこを上がると登山口があります。
登山口は岩戸観音のところから石造りの急な階段を上ったところにあ岩戸公園の端にありました。蒸し暑かったこともあり、当初はTシャツにベストで登ろうと考えていましたが、登山口で蚊の襲来に遭い急いで登山用のシャツを着込み、蚊取り線香に火を入れたのでした。
※ 岩戸公園コースの登山口です。ここで蚊の襲来に遭いました。
コースはあまり整備されているとはいえず、登り始めは、ところによって僅かな足跡を見つけながら藪をこぐように進むところもありました。
途中から急斜面をジグザグに登り始めますが、細い通路で足を踏み外すと転落しそうなところもありました。もし間違って転落しても岩などは見えなかったので、かすり傷程度で済むでしょうが…。
※ ご覧のような一見道なき道を往き…
※ そうかと思えば、ご覧のように踏み均された登山路があり…
コースには案内板のようなものは一切ありません。途中何か所かに赤いテープが木に巻かれていた程度でした。
そのために私は一度コースを外れてしまうアクシデントに遭いました。
というのも、コース後半に「旧豊林荘コースと合流すると右に折れる」とありました。登山口をスタートして30分後T字路にぶつかりました。私は迷いなく右折して進みました。
そこを進んでいくと間もなく頂上のような台地に出ました。しかし。そこには建物が建っています。建物の説明もなく、どうも頂上らしくありません。時間的にも30分で合流点とは早すぎます。
T字路まで引き返すことにして建物の上部を見ると、どうやら携帯電話か何かの無線中継基地のようで、屋根の上にアンテナが立っていました。
コースが二手に分かれているだけに説明板のようなものがぜひ欲しいものです。
※ 山中でご覧のような無線の中継基地が…
気を取り直し、T字路を反対方向に進み始めました。本当の分岐点はどこかと思いながら、斜面をジグザグに進みます。
そうしているうちに頂上から降りてきた人に出会いました。分岐点のことを聞くと、どうやら私はその時点で通り過ぎてきていたようです。これまでこれほど不案内な山には出会っていなかったので少々不安ですし、不満です。
※ 頂上近くでは写真のような岩場も…
間もなく、「朝日岳頂上」と書かれた看板があり頂上到達を知りました。しかし、周りにはたくさんの木がありほとんど眺望はありません。
※ 頂上は立木に囲まれ、眺望は利きませんでした…
下山は上りと違い、旧豊林荘口の方へ下りることにしました。こちらのほうがコースとしては幅も広く登山路としても岩戸公園口よりは良くおよそ35分程度で下山することができました。
※ 旧豊林荘コースの登山口です。
ところで「朝日岳」の命名の由来ですが、ガイドブックでは定山渓の温泉街から見て最初に朝日が当たる山なのだろう、と推測している。これに対して夕日岳は? そのことは明日のブログに譲ります。
※ 旧豊林荘とは営林署の保養所だったようです。既に閉鎖されていました。
【朝日岳 登山データー】
標 高 598.2m
駐車場 登山口の岩戸公園のところにはなく、定山渓の公共駐車場を利用
行 程 岩戸公園登山口→(50分)→旧豊林荘コース分岐点→(10分)→朝日岳頂上→(30分)→旧豊林荘登山口
時 間 登山(約1時間)、下山(約35分)
登山日 ‘10/09/11