私たちプロジェクト〇(ゼロ)が企画実施している野外講座「さっぽろの古を訪ねて」が今日5回目の講座を実施した。今回も事後アンケートでは参加者からは概ね好評をいただき、ホッと胸をなでおろしている。
※ ラフィラ前で観光ボランティアガイドの方から薄野遊郭について説明を受ける参加者たちです。
今日(8月27日)午後、「めだかの学校」の5回目の野外講座は薄野界隈を中心に実施した。
今回は、「岩村通俊が造ったススキノ・鴨々川を訪ねよう!」をテーマに薄野界隈を巡る野外講座で、担当者は私だった。
担当の私は現地に二度ほど足を運び、参加者の年齢構成なども考え、コースを一部短縮する形で、札幌市観光ボランティアガイドの方との打ち合わせを終え本日を迎えた。
※ 薄野娼妓並びに水子哀悼碑などがあり、薄野遊郭との繋がりが深い歴史を持つ豊川稲荷です。
そのコースとは、次のとおりである。
①ススキノ遊郭跡(ラフィラ前)⇒ ②豊川稲荷(・薄野娼妓並びに水子哀悼碑 ・丸山常山句碑 ・三岸好太郎生誕地碑)⇒ ③成田山札幌別院 新栄寺(・光明殿「四国八十八カ所お砂踏み巡拝霊場」体験 ・針塚 ・木遣塚 ・頌徳碑)⇒ ④ジャスマックプラザ前(地番の高低差を確認する)⇒ ⑤鴨々川(園生橋上から)⇒ ⑥大典記念文庫 ⇒ ⑦飯沼貞吉ゆかりの地碑 ⇒ ⑧鴨々川・創成川合流点 という行程だった。
※ 新栄寺の地階にあった「四国八十八カ所お砂踏み巡拝霊場」体験場の様子です。光の丸の中にそれぞれの寺社の砂が埋まっているそうです。
今回の一連の講座では、訪れた先の施設の職員とか、札幌市の観光ボランティアガイドの方々の協力を仰いでいる。
この方法が功を奏していると私は判断している。私たちの浅い知識や俄か勉強では、とうてい参加者たちの要求には応えることができないだろう。特に観光ボランティアガイドの方々の豊富な知識はさすがである。私も多くのことを学ばせてもらっている。
例えば、薄野の小さな通りにそれぞれ名称(愛称)が付けられていたことなど、今日初めて知ることができた。
※ 現在「鴨々堂」と名乗っている木造の建物は、遊郭当時の見番の建物だということを初めて知りました。
私たちは毎回実施後にアンケートを取らせていただいている。
今日も参加者25名の内、帰りを急ぐ中で15名の方がアンケートに協力いただいた。
その結果は…。(評価は5段階評価で実施した)
Q1.本日の講座全体の満足度はいかがでしたか?
評価5 → 13人 評価4 → 2人
Q2.講座の運営についてはいかがでしたか?
評価5 → 12人 評価4 → 3人
Q3.ガイドの説明はいかがでしたか?
評価5 → 13人 評価4 → 2人
Q4.は自由記述で感想などを記していただいたが、その内容は割愛したい。
※ 会津白虎隊の隊士の一人で生き残った飯沼貞吉は札幌の電話施設普及に活躍しましたが、その居住地跡ということです。
アンケート結果については、主催者への配慮があるにしてもとても良い結果をいただいたのでは、と受け止めている。
「めだかの学校」の野外講座も残すところ9月24日の第6回講座を残すだけとなった。
最後まで気を許すことなく準備し、丁寧な運営を心がけたいと思っている。