田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ちゃちゃワールド 遠軽町生田原

2018-08-14 21:26:49 | 道内の旅

 世界40カ国から集めたという木のおもちゃが館内いっぱいに展示されていた。私にはKAPLAの存在が目新しかった。また、藤城清治の影絵美術館も幻想的な世界を演出していた。

           

          ※ 夏休み中とあってか、館内にはたくさんの親子連れが楽しんでいました。

 北見への墓参の帰り道、寄り道をしながら帰札した。

 その第一弾が遠軽町のちゃちゃワールドである。ちゃちゃワールドは私がかつて赴任した生田原町(現在の遠軽町生田原)にある。設立は1998年と職員からお聞きしたので、ちょうど20年が経過したことになる。

 ちゃちゃワールドという名称は、確か「おもちゃ」、「チャイルド」などからイメージした名前だと新聞記事で読んだ記憶がある。

               

               ※ 展示室の入口に展示されていた等身大のような大きな人形です。

 入場料600円を払い、館内に入ると世界中から集めたという大小さまざまな木のおもちゃが所狭しと展示されていた。

 ただ、私には“木”というと白木というか、何も色を塗っていない、木目が見えるようなものをイメージする。事実、日本の木のおもちゃにはそういうのが多いのではないか?

 ところが世界のおもちゃの多くは彩色されたものが多いようだ。そこが私にはイマイチ感動させてくれないところがある。

 ただ、館の対象である子どもたちは館内いっぱいに展示された世界のおもちゃに夢中になるかもしれない。

          

          

          ※ 2枚の写真のように非常にたくさんの木のおもちゃが展示されていました。

          

          ※ 彩色されていない写真のような白木のおもちゃもたくさんありましたよ。

 私にとって興味深かったのは、“KAPRA”の存在である。KAPLAとは、ワンサイズの板を積み重ねるだけで、建物や乗り物、動物まで作れるフランス生まれの木製ブロックである。たまたまそのブロックを使って大きな建物を作成していた若いお母さんがいた。見事なお城が出来つつあった。お聞きしたところ1時間以上要して写真のような建物を作っていた。

 傍には「全国KAPLA大会」なるものもが開催されるという告知パンフレットが置かれていた。子どもの創作意欲をくすぐる優れた教育玩具といえそうである。

          

          ※ KAPLAを使って大作に取り組んでいる若いお母さんです。

 木のおもちゃとは直接的な繋がりはないと思われるが、同館には影絵作家として著名な藤城清治氏が描いた影絵が展示されている「コロポックル影絵美術館」が併設されていた。

 コロポックルと名付けられたのは、北海道のこびと伝説「コロポックル」を題材にした作品が多いことかららしい。

 数々の作品の中でも高さ9m×幅18mもの「光彩陸離」という大作は素晴らしい!館内は写真撮影禁止だったので、ウェブ上から拝借した写真を掲載させていただく。

           

          ※ ウェブ上の写真を拝借しましたが、人の姿が小さく見える「光彩陸離」という大作です。

 滞在時間が多くとれなかったこともあり、「木工房 ゼペット」を覗くことができなかった。(入口が分からなかった)

 私は生田原に在住していた時、「木のおもちゃづくり ピノキオハウス」という施設が主催する一泊二日のワークショップに参加したことがある。(20数年前?)その時、三輪車を製作したことが良い思い出であり、その作品は今でも我が家の居間を飾っている。

           

          ※ 二十数年前に泊まり込みで製作した白木の三輪車です。背のところは塗装が剥げて時代を感じます。

 そんな楽しい思い出も自分の中で蘇ってきた「ちゃちゃワールド」だった…。