夏の恒例行事である。年に一度、遠い昔道東のある小学校で職場を共にした5人が札幌に集まり旧交を温める行事である。2000年にスタートして、今回は実に20回目の会合となった。(途中、諸事情で一年に2回集まったことがあった)今回もまた、それぞれの健在を確認し、楽しく有意義に過ごした一日だった。
何の因果か?(いやいや、それぞれは十分に分かっているのだが…)5人は離れがたく繋がっている。
今回も5人集まる予定だった。ところが、現職のY氏が生徒を引率して姉妹都市であるロシアのサハリンの近郊にある某都市を訪問・引率する期間とぶつかり止むを得なく欠席する事態となり、今回は4人での会合となった。
今回の日程は次のとおりだった。
◇札幌市教育文化会館でのレポート検討
◇京王プラザホテル 日本料理「あきず」で昼食
◇J1コンサドーレ札幌 対柏戦観戦(昨日のレポート)
◇東急デパート・ビアガーデンで懇親交流会
なんだ!単なるお楽しみの会ではないか、といぶかる声が聞こえてきそうだが、さにあらず、私たちの会(AMOEBAミーティングと称する)は、日程に提示したようにレポート検討が必須となっている。
このレポート検討は、現職の者は職場での課題やその解決方法について、現職を離れた者はどのような人生を送っているのか、についてそれぞれレポートにまとめて発表し、相互批評をする場となっている。私たちはこの部分を大切にしながら20回を数えてきた。
今回のそれぞれのレポートの概要を記しておくことにする。
※ 4人でのレポート検討は少し寂しかったが…。
◇退職6年後のT氏 「自治会長の仕事」
T氏は道東のある町に住み、自治会長の職を任命され2年目を迎えているということで、町内をまとめることの難しさ、そして氏自身が工夫されていることなどについてレポートした。特に地域住民の災害防止策に注力しているとのことだった。
◇退職2年目のN氏
N氏のレポートはタイトルがなかった。T氏は現在某町の幼稚園長を嘱託で務める傍ら、東京農大網走校の非常勤講師を務めている。二つの仕事の掛け持ちということで忙しそうだが充実した毎日を過ごしているようだ。
◇現職校長のY氏
Y氏がロシアの姉妹都市交流の引率のため、今回欠席した方である。それでもY氏はレポートを提出してくれた。Y氏は学校課題ということではなく、姉妹都市交流の実状と、退職を1年半後に控えた心境をレポートしてくれた。
◇現職校長のS氏 「協働を見える形にする」
S氏は道東地方の大規模小学校の校長である。大規模校ゆえに学校課題が山積しているようだ。しかし、その課題解決のためにS氏なりの創意と工夫で果敢に取り組んでいる様子をレポートしたくれた。
◇そして私である。
これまでの会合で私自身の札幌での生活をさまざまな角度からレポートしてきたが、今回は「札幌転居以来いかに人的関係を築けたか?」と題して、現在札幌のおいてさまざまな団体・グループに属して人間関係を築いている現状について報告した。
改めて自分の現状を振り返ってみると、6つの団体やグループに属し、その中でさまざまな人間関係を築かせていただいていることに気づいた。
人見知りが結構ある自分としては、まあまあかな?と思っているが、これからもできるかぎり人との繋がりを大切にしていきたいなあ、との思いを新たにすることができた今年のAMOEBAミーティングだった。
※ 会合の最後はぴあがてーんでの楽しい懇親交流会です。
レポート検討の後は、楽しい楽しい時間を4人で共有し、来年の再会を約し解散したのだった。