田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

今年の歩道清掃ボランティア終了!

2020-10-31 14:46:03 | ボランティア

 私が「本日で11年目の今年の活動を終了します」と宣したとき、会員の方々から「へぇー」という声が上がった。誰もが「こうした活動が11年も続いてきたんだぁ…」という感慨に浸った時だった。私たちの活動はいつまで続くのだろうか?

   

   ※ 会員の方々が早朝に清掃活動に取り組んでいる様子です。

 私たちが北海道立近代美術館前の歩道を定期的に清掃活動をしていることは、拙ブログでも時折り触れている。今年も4月1日に第1回目の活動を始動したが、緊急事態宣言を受け、約2ヵ月の休止を挟んで昨日10月30日まで2週間に1度の割りで12回の清掃活動を行ってきた。(例年だと15~6回になるのだが…)

   

   ※ 事前は写真のように枯葉が路上に散乱しています。

 12回の活動に参加した総延べ人数は95人、1回あたり7.9人の方々に参加していただいた。

   

   ※ 事後はこのとおりスッキリとした路上となります。しかし今時期は“一瞬の美”ですぐに枯葉が散乱した状態となります。

 実はこの1回あたりの人数が8人を切った理由は私にあった。というのは、第11回目の活動を私は10月16日(金)に設定した。16日というのは、私が「白神山地の旅」に出発する日だった。この日は朝6時に外に出た時は雲が重く垂れこめてはいたものの実施できると踏んで掃除用具を外へ出したのだが、その直後からポツリポツリと雨が降り始め止む無く中止を決めたのだ。通常はその場合翌日に実施するのだが、私は予定通り出発しなければならないため、第11回目の活動は中止だなと思いながら出発した。ところが、翌日有志4人で第11回目の活動を行ったという嬉しいニュースを聞いた。 この第11回目の活動は、私が過去11年間で初めて清掃活動に参加しないという記念すべき(?)日となってしまった…。

   

   ※ ART文字の枝先を縛る前の状態です。

 私たちが清掃活動に取り組む近代美術館前の歩道は美術館前庭に生える木々が覆いかぶさっていて、その落葉、枯葉が絶えず路上に散乱するところである。特に深秋のこの時期は掃いても掃いてもすぐその後から落ち葉が散乱する。私は会員の方々に“一瞬の美”を求めて清掃活動に取り組みましょう!と呼びかけて最後の清掃活動を行った。

   

   ※ 皆さんで手分けして棕櫚縄を使いクサツゲの枝先を結わえます。

 この日は併せて、今年最後の活動ということもありART文字などを象っているクサツゲの雪害から護るため枝を棕櫚縄で結わえる作業も行った。

   

   ※ するとこのような状態となり、雪害からクサツゲを護ることになります。

 いつもはこの後、年に一度の反省交流会を催しているのだが、コロナ禍のためそれも中止として、活動後に温かい飲み物を用意して、その場で簡単な終了のセレモニーを行った。その中で私は「ここ数年は、いつまで活動を続けられるのかと思い悩んできました。しかし、今は体が動くかぎり頑張りたいと思いますので、皆さまも無理をしない範囲で協力ください」とお願いしてセレモニーを終えた。いつまで続けられるか分からない。しかし、体を動かせ続けられるうちは活動を継続したいと今思っている。

 私が発行する会報「近美を愛するブリリアの会」の発行も№213を数えるまでになった…。