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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

岩見沢市の公園巡り③ 玉泉館跡地公園

2021-07-06 16:24:57 | 札幌(圏)探訪

※ 一昨日(4日)好天に誘われて岩見沢市まで遠征した。そして①いわみざわ公園、②あやめ公園、③玉泉館跡地公園と三つの公園を巡ってきた。一つずつレポしてきたが最後の「玉泉跡地公園」をレポする。

 ちょっと変わった名称の公園である(その理由は後述する)が、小さいながらも静かな日本風庭園が広がっていた。公園の中心に位置する「心字池」にはたくさんの睡蓮の花が咲き誇っていた。

 「玉泉館跡地公園」は、岩見沢市のスポーツ施設が集中する広大な「東山公園」の近くにひっそりと佇んでいた。

 その公園名に特徴があるので調べてみると「その昔、真冬でも凍結しない池があり、鹿や鳩などが群れをなして生息し傷などを癒していたという。そこは岩見沢唯一の鉱泉が湧き出るところだった。そこに1903(明治36)年、「山鳩の湯亭」として料亭旅館が開業し、翌年「玉泉館」と改称したという。その由来は、メタンガスと共に湯が玉のように湧出することから名付けられたという。以来、温泉旅館として市民に愛されたのだが、1970年代になって旅館が閉鎖されたことにより辺りは荒廃したのだが、市民の要望により整備を進め、2001(平成13)年に「玉泉館跡地公園」として公開されるに至った」そうだ。

   

   ※ 公園東口には公園の全体図、注意事項などが掲示されていました。

 私たちは駐車場がある東口から公園に入った。入って直ぐに池が目に入った。公園の中心には「心字池」が配されていた。池の中には二つの島が配され、「八ツ橋」、「太鼓橋」で結ばれていた。その中の大きな島の方には「玉泉庵」という茶室があった。

   

   ※ 東口から入って直ぐに見たところです。林の向こうに「心字池」が広がっています。

   

   ※ 「心字池」とそこに咲くスイレンの花、そして向こうに茶室が見えます。

   

   ※ 「玉泉庵」と称する茶室です。市民が茶会をすることも可能のようです。

   

   ※ 池に架かっていた太鼓橋です。

   

   ※ 写りは良くありませんが、遠目に見たスイレンの群落です。

   

   

 また池を見ると、白色や紅色のスイレンが大きく花びらを開いていた。遠くには無数のスイレンの花が咲き誇っていた。

   

   ※ 公園の一角には東屋もありました。園内はとてもきれいに整備されています。

 園内をざーっと一周して帰ろうとしたところ、園内の除草作業をしている方に出会った。園内はきれいに整備されていると見えたのに、さらに除草作業に汗を流していたのだ。見ていると、散策路に僅かに伸びた雑草を除去していたのだ。私は思わずその方に声をかけた。「日曜日なのにご苦労さまです。岩見沢はどの公園もきれいに整備されていますね」と…。するとその方は「日曜日でも皆さんみえますからね。休みは交代制で取っています」と話され、さらに「岩見沢は公園整備に力を入れていますよ」と誇らしげに語ってくれた。 

   

   ※ 公園の一角には「冷泉井戸跡」が残されていました。                           

 各自治体の財政難が囁かれる今、こうした公園整備の予算を確保することは大変なのではと想像されるが、市民の心身の健康維持のためにもこうした公園や街角など公共的空間の美化にもぜひ努めてほしいと願うものである。

 岩見沢市の三か所の公園巡りを終え、芝生が広がる西洋風の公園も良いが、「玉泉館跡地公園」のような和風公園も捨てがたいなぁ、と心から思った日本人の田舎オヤジでした。