ミニコンサートと称してはいても、それはもう立派な演奏会といっても遜色のないほど本格的なものだった。奏者の四人はいずれも現役の札幌交響楽団の団員だったり、OBの方だったりしたからだ。コンサートは比較的軽めの曲が主だったことからリラックスして楽しむことができた。
昨日レポした「冬の暮らしアイデアコンテスト」の審査の要する時間帯を利用して「弦楽四重奏ニコンサート」が用意されていた。私にとっては想定外の主催者の配慮が嬉しかった。
演奏に現れたのは、◆ヴァイオリンの佐藤郁子さん、富田麻衣子さん、◆ヴィオラの青木晃一さん、◆チェロの坪田亮さんという4人の方だった。その中で坪田氏は一昨年暮れに札響を離れたそうだが現在も現役として活躍されているとのことだった。そして他の3人は現役の札響団員として活躍されている方だった。
佐藤郁子さん 冨田麻衣子さん 青木晃一さん 坪田亮さん
この日は「弦で奏でる四季の音色」と題して次のような8曲(アンコールも含めて)が演奏された。
① 虹と雪のバラード(村井邦彦)
② 雪やこんこ(作曲者不詳)
③ スケーターズワルツ(E.ワルトトイフェル)
④ 弦楽四重奏曲 第67番「ひばり」(F.ハイドン)
⑤ 無言歌「春の歌」(F.メンデルスゾーン)
⑥ ありがとう(水野良樹)
⑦情熱大陸(葉加瀬太郎)
〈アンコール〉⑧エトピリカ(葉加瀬太郎)
いずれの曲も一度はどこかで聴いたことのある馴染みのある曲目ばかりで親しみやすく聴くことができた。
※ 特に規制のアナウンスがなかったので一枚だけコンサートの様子を撮らせてもらいました。
4人の方々のベテランらしい落ち着きと円熟した音色を醸し出してくれた素晴らしいひと時だった。
私としては想定外のミニコンサートだったが、主催者の好企画に感謝したい。