「葉実皮」は札幌市内に3店舗出店しているようだが、わざわざ遠い清田区・羊ヶ丘店に出向いた。その理由が大人げない。ただロボットの配膳を体験したかったというどうでも良いような理由だった…。
昨日2日(水)、特に用件が無かったので妻を誘って清田区まで車を走らせた。羊ヶ丘通店は札幌から向かって羊ケ丘通の右沿いにある。ところが一帯の道路は分離帯があって直接には車が入れない。お店の看板を見ながら通り過ごして、前方の信号からUターンをしてお店の駐車場に入れる必要がある。
※ 大きな看板が羊ケ丘通のどこを走っていても眺めることができるように立てられていた。
お店は羊ケ丘通に面して大きな一戸建ての平屋の店舗だった。私はこの店でロボットの配膳を体験してみたいという目的だったから、事前に電話をして確実に体験できる時間を尋ねたところ「午後1時半過ぎだと混雑が緩和しているので適当である」との助言をいただいていたので、そのとおり午後1時半過ぎに入店した。
※ お店の壁には「真御膳そば・真とんかつ 葉実皮」と書かれています。
店内はかなり大きかったが、助言どおりに混雑時は過ぎたとみえて、それほど混んではいなかった。私たちは「ロボット配膳を!」とお願いしたこともあり、窓際の席に案内された。
※ 店内の一部です。私たちは写真の右側の窓際の席に案内されました。
メニューはとても充実しているように見えたが、私はその中からセットメニューである「かつとじ重」〈小〉(1,060円)を頼んだ。実は「葉実皮」は「真御膳そば」を謳うとともに「真とんかつ」も謳っていて、三元豚ロースが有名なのだ。最近の私はかつ丼に執心していることもあり、迷いなく注文した。妻はオーソドックスに「いか天そば」(860円)を注文した。
※ 非常に賑々しいメニューです。(セットメニューとご飯ものの頁です)
さあ、期待のロボット配膳である。音楽と共に猫のイラストが描かれたロボットが静々と料理を運んできた。座席の前まで来てピタッと止まると、「ご注文のお料理を持ってきました」とのアナウンスがあったので、料理を私たちがテーブル上に移し、ロボットのディスプレイに表示された「完了」のところを押すと、しずしずと音楽と共に去っていった。ロボット君の活躍はこれだけであった。
※ 注文の料理を載せてロボット君が登場しました。
※ 料理を配膳して帰路に就いたところです。
さて、私の頼んだ「かつとじ重」であるが、かつはご飯とは別に陶板に載せられて登場した。(ご飯にかつを載せてもらうことも可能)かつは〈小〉ということで120gだそうだ。その他にはもちろんご飯と「そば」(かけそば)、キャベツの千切りサラダ、ダイコンの煮物、香の物が付いていた。三元豚のかつは厚くて柔らかく期待どおりだった。また、そばの方は細麺で出汁との相性も良く、食べ終わった時には満足感も伴いお腹いっぱいだった。私には〈小〉で十分だった。妻の方の「いか天そば」も、そばを口にした瞬間、「うん。美味しいね」という感想だった。
※ 「いか天そば」です。
※ セットメニューの「かつとじ重」〈小〉です。
※ 陶板に載せられた三元豚のかつとじです。
※ セットメニューの「かけそば」です。
今回の主目的だった「ロボット配膳」については、体験してみたところ人手不足を解消する手段としてはまだまだという感じである。注文を取りに来る、お冷の補充サービス、食後の食器の取り下げ、等々は全て店のスタッフに委ねられていた。今回の印象では、現在の段階は「客寄せパンダ」役かな?といった印象である。これからいかに改良を重ねて、真の意味での人手不足を解消するロボットとなるのか、興味のあるところである。ただ、この日は混雑時が過ぎていたためロボットが配膳する役目も無くなったためか、店内をぐるぐると回りながらテイクアウトの商品などを宣伝して歩いていた。こうした利用法はロボットに向いていると言えるかもしれない。
【真御膳そば葉実皮 羊ヶ丘通店 概要】
札幌市清田区真栄4条3丁目2-1
電 話 011-387-4129
営業時間 11:00~21:00
定休日 無
座席数 不明(かなりの座席数を持つお店です)
駐車場 有(共同駐車場 40台)
入店日 ‘22/03/02