田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

老練の味 札幌マンドリン倶楽部

2024-12-03 13:35:30 | ステージ & エンターテイメント
 総勢50名にならんとする札幌マンドリン倶楽部の皆さんの音は厚みがあり、落ち着いた音が印象的な演奏会だった。ただ、そのマンドリンに管楽器の音が加わった時に「果たしてそれが効果的なのか?どうか?」若干の疑問も残った。

     

 11月30日(土)午後、実は「終活フェア」の一部をエスケープして、札幌市教育文化会館で開催された「札幌マンドリン倶楽部 第53回定期演奏会」を覗いてみた。
 私が聴いたのは演奏会が三部構成になっていたのだが、私はそのうち第一部のみを聴かせていただいた。第一部に演奏された曲目は…、
 ◆第一部「スポーツ音楽特集」
  ◇ヴァンゲリス/炎のランナー
  ◇渡辺岳夫ほか/スポーツアニメメドレー
     (巨人の星~アタック№1~タッチ~キャプテン翼~スラムダンク)
  ◇B.イルヴィソーケルほか/The Fox
  ◇松本孝弘ほか/スポーツテーマ曲メドレー
     (Ultra Soul~栄光の架け橋~TRUTH)
以上だったが、プログラムによるとマンドリンをはじめとして弦楽器の奏者は48名だったが、メンバーを拝見すると若い人も散見されたが、主なメンバーはかなりのヴェテランと拝見した。その演奏はけっして派手さはないが、堅実な演奏ぶりで弦の良さを堪能できる演奏だった。特に私的にはスポーツアニメメドレーの中の「タッチ」の軽快な音が素晴らしく聴こえた。
 確かThe Foxの時からだったと思うが、その弦の演奏陣に8名の管楽器とパーカッションの演奏陣が加わった。すると演奏の印象がガラっと変わった。確かに音としては豊かになり、音の厚みも加わったのだが…。しかし…、そのことによってマンドリンなどの弦の音がグッと奥に引っ込んでしまった印象が拭えなかった。そのことは演奏されている方々も承知のことなのだろうが…。
 ここらあたりが倶楽部に関わっている方々にとっては悩ましいところなのでは、と推測する。音楽の完成度を取るか?弦の響きを大切にするか?と…。
 私自身の好みでいえば、マンドリンの響きが何より好みなので弦楽器だけでの演奏を聴きたいと思っているのだが…。

   
   ※ カメラ撮影はNGだったので、ウェブ上の写真を拝借した。

 今回は前述したように第一部のみ聴いただけである。はたして第二部、第三部を聴いた方々はどのような感想を持ったのか?次回はじっくりと全編を聴くことができるようにスケジューリングをして演奏会に臨みたい。