エナガがいた! あれはコゲラかな? ヒヨドリはもういいよね。参加者が望遠鏡を片手に発見を喜んでいる。私はといえば、望遠鏡もなく発見した人の声を頼りに遠くの小さな鳥に目を凝らす…。考えてみれば、冬の自然観察は探鳥会にならざるをえないもなぁ…。
※ 西岡公園を往く「月例散歩」の参加者たちです。
一昨日1月15日(日)午前、西岡公園において「西岡自然を語る会」が主催する「月例散歩」に参加した。目的はもちろん西岡水源地の自然について少しでも知ることができたらという思いだったが、私はもう一つ自分自身に使命を与えていた。
※ 公園内にはこうして木々に寄生するヤドリギがたくさん見られました。(写真中央上)
※ 開会時にガイドの方がヤドリギの赤い実を提示し、自ら食してみせてくれました。
我が家から遠い西岡公園に開始時刻の9時に着くのは朝が苦手な私には大変だったがなんとか間に合った。集合場所の西岡公園管理事務所前に着いたところ、参加者たちの手には皆望遠鏡が握られていた。ここで私は悟らされた「あぁ、冬の自然観察は探鳥会的になるよなぁ」と…。よく樹々が葉を落としている冬季間こそ野鳥観察には適していると言われている。
※ 林の木々はご覧のように葉を落とし、小鳥たちを観察するには最適のシーズンです。
※ 散歩を始めた直後にエゾリスが姿を現してくれました。
月例散歩は参加者が高齢のこともあり、ガイドの方を先頭にゆったりまったり西岡水源地の周りを巡って歩いた。歩いて行く中、ガイドの方より参加者たちが頭上のあちこちを見回し、「エナガがいた」、「今、枝のところにコゲラが止まっている」などとの声が出る。参加者たちはかなりのベテランのようである。私はその声が発せられるたびに、右往左往しながら鳥の姿を追った。発せられた声のうち半分ほどは目に停めることができたか?しかし、いかんせん望遠鏡を持ち合わせていないうえ、鳥たちの姿が小さいために黒い影にしか見えず、その特徴を掴むことはまったくできなかった。ましてやカメラに収めるなどということはとてもとても…。
※ カメラのズームを精一杯引っ張って、そしてトリミングして…。カラスがブドウの実を食しているところです。
※ ガイドの補佐のかたによると、アズキナシの実ではとのことでした。
※ 凄い食痕です。おそらくゲラの仲間の仕業と思われます。
※ その上にあったつる性の木の皮は丸裸でした。
※ ガイドの方も特定できませんでしたが、小鳥の羽毛が落ちていました。
※ この時期によく見られるオニグルミの冬芽です。あなたは猿に見えますか?それとも羊?
結局、この日は私にとってほとんど収穫ゼロに終わってしまった月例散歩だった。
※ 西岡公園は池の周りを写真のような遊歩道(木道)が取り巻いています。
ところでもう一つの私の使命であるが…。
実は私が代表を務める「めだかの学校」の来年度企画の一つとして、「西岡公園を巡ろう」という企画が進行している。その際に今回主催された「西岡自然を語る会」の方にガイドをお願いできないか、ということを依頼することがあった。熱心にお願いしたつもりだが、残念ながら引き受けていただけなかった。いろいろと事情があるようだ。
さあ、どうしよう、というのが目下の課題である。