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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

オリンピアンに健康な身体づくりを学ぶ

2023-03-03 16:52:27 | 講演・講義・フォーラム等

 “鈴木靖” というと、我々世代ではスピードスケート短距離の選手として有名だった。彼は1984年のサラエボオリンピックに出場したオリンピアンである。その鈴木からシニア世代の健康な身体づくりを学んだ。

   

 本日(3月3日)午前、中央区民センターにおいて健康づくり交流会「オリンピアンに学ぶ健康な身体づくり」と題する講座が開催され参加した。講師は前述のとおり鈴木靖氏であった。

          

 鈴木氏は現役引退後に札幌医大で解剖学・生理学を学び医療にも通じたスポーツマンとして、現在JR北海道スケートチームの監督などを務めているということだ。彼はまた「北海道オール・オリンピアンズ」を起ち上げ、その中心メンバーとして多方面で活躍しているが、今回もその一環としての活動だと思われる。

          

        ※ さすがオリンピアン!とても60歳とは思えない若々しい身体つきです。

 講座の参加者は平日の昼間であるから当然のようにシニア世代がほとんどだった。健康づくり交流会という名称にも表れているが、主たる参加者は中央区内で活動している健康づくりグループに所属されている方々が中心のようであった。

 講座はまず、医学を学んだ鈴木氏らしく「身体のしくみを知って健康寿命を伸ばしましょう」という趣旨から、身体各部の仕組みについての解説から始まった。資料などの配布がまったくなかったために、お話された多くは右の耳から左の耳へと聞き流さざるを得なかったが、その中で “呼吸” の話は興味深かった。酸素を鼻から取り入れる際に、鼻を通過することによって加湿、加温、異物の捕獲といった働きがされていること。また鼻は “交代制鼻開” と称して片側の鼻の穴から空気を出し入れし、それを1~3時間ごとに交代しているそうだ。さらに “痰” も異物を肺に入れないための作用だということなどの説明は私にとっては新鮮だった。(これらのことはあるいは常識?)また、耳(外耳、中耳、内耳)や目が身体のバランスを保つうえで大切な役割をしていることについても指摘された。

 その他、筋肉、腱、靭帯などについての説明があったが、十分にメモしきれなかったこともあり割愛することにしたい。

 座学の後に、実際に身体を動かして主として身体各部のストレッチの仕方の指導を受けた。身体の各部位を伸ばしたり、縮めたり、あるいは指圧のように押したりと、家庭で気軽にできる運動を教えていただいた。ふだんあまり意図的にそうした運動をしていない私にとっては心地良い刺激が身体に残った。日常を運動の大切さを再認識した思いである。

   

   ※ 鈴木氏の指導のもと、熱心に健康な身体づくりを学びました。

 ただ、残念だったのはその場で教えていただいても、そうした運動を逐一記憶はできない。ほとんどは忘れてしまっている。できれば簡単に資料でも用意していただければと思ったのだが、それは贅沢な要求だろうか?まあ、書店などへ行けば、そうした類の指導書はたくさんあるだろうから、それらを参考にして意図的に運動しなければと痛感した講座だった…。



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