田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

白川市民の森トレッキング

2020-05-21 16:16:23 | フットパスウォーク & トレッキング

 これまでの市民の森トレッキングで最も長い距離を歩き(約12キロ)、標高差(103階)も最も稼いだトレッキングだった。山野草には特に見るべきものはなかったが、体力トレーニングとしては収穫のあったトレッキングだった。

   

   ※ この日の最高到達地点の青山々頂は思っていた以上に眺望が素晴らしかった。

 このところ一勤一休のペースが続いている。というよりも意識して一勤一休のペースを守っているという表現が適切か?ともかくこのところ2日1回はフィールドに出ることができている。この日(20日)は自宅から車で約30分の「白川市民の森」をトレッキングした。

   

   ※ スタート地点にはけっこう広い駐車場があります。この日は私の車だけでした。

 「白川市民の森」は6ヵ所ある市民の森の中では、最も面積の大きい市民の森である。だからであろう、コースも多彩に造られている。

   

   

   ※ スタート地点の総合案内板が経年劣化で薄くなっていたのが残念!

 この「白川市民の森」は青山という標高530.5mの山を中心にして広がっているフィールドなのだが、私はこの日縦横に巡らされたコースを右に左にと迂回しながら、実に2時間30分を要して青山々頂に立ち、下山はわずか50分で下山したことからも、いかにあちこちと回り道して山頂に至ったかがお分かりになるかと思う。その経路とは…。マップに書かれたポイント順に示すと…。

     

 ?(スタート位置)⇒1⇒2⇒27⇒28⇒29⇒3⇒4⇒5⇒6⇒7⇒8⇒9⇒10⇒11⇒12⇒13⇒14⇒15⇒16⇒17⇒18⇒19(青山々頂)⇒20⇒21⇒8⇒7⇒6⇒26⇒?(ゴール)

   

   ※ スタート地点のゲートです。コースは右側の道路ではありません。

 関心のない方にとっては何の面白味もない数字の羅列であるが、トレッキングをした私にとってはこの数だけ、フィールドに案内板が立っていたということなのだ。私はコース上に案内板が現れるたびに現在地を確認し、これから行くコースを確かめ、次のポイントまでの距離を確認する作業を繰り返した。トレッキングをする者にとっては、おおいに励みとなるポイントであり、案内板だった。

   

   ※ このような案内板がポイントごとにあります。ここはポイント27ですね。

 青山々頂に至るまで、22ものポイントを通過するわけだから、コースは上ったかと思うと、下りがありと、そうしたことを繰り返しながら徐々に徐々に高度を上げていった。中にはきつい上り、そんなに下るなよという急な下りもあった。

   

   ※ 「白川市民の森」の典型的なコースの一例です。

   

   ※ 市民の森の中で「白川市民の森」だけがこのような東屋が3棟建っています。

   

   ※ こうした分岐点にある案内板は心強いです。私は左手に進みました。

 山野草は意外に少なく、これまでの「手稲本町」や「盤渓」に比べると見劣りするような気がした。人間は贅沢なもので、これまでより華やかで、賑々しいものでなければ満足しなくなるもののようだ。それでも、「手稲本町」で初めて目にし、sakagさんにその名を教えていただいたエゾオオヤマハコベと出逢うことができたり、青山々頂直下でシラネアオイを目撃できたことは嬉しかった。そのほかにも特徴的だった花を記録として記載することにする。

   

   ※ ミヤマハコベの可愛い花です。

   

   ※ 青山々頂直下で出逢ったシラネアオイの花です。

   

   ※ シラネアオイを大写ししました。

   

   ※ 色々調べてニシキゴロモと判断しました。

   

   ※ こちらは葉に黒い模様が付いたミズヒキです。

 また、それほど期待はしていなかった青山々頂の眺望は思いのほか素晴らしかったことも嬉しい誤算だった。

   

   ※ 青山々頂に至る道です。山頂は樹木が伐採されて見通しが良くなっていました。

   

   ※ 山頂に立っていた案内板です。ポイント19となっています。

   

   ※ 山頂から藤野方面を望んだところです。正面遠くに見えるのは恵庭岳?

    

   ※ こちらは札幌市街を望んだところです。正面の山は藻岩山です。 

 「白川市民の森」をさらに堪能しようとすれば、今回私が足を踏み入れなかったポイント22、23、24という外縁コースがあるが、現在はどうもコースが崩壊しているらしく、現地ではテープが張られていて進入禁止となっていた。

   

   ※ ポイント18からは樹木越しに眺望が開けるようになってきました。

   

   ※ ポイント18のところで白樺の木が見ることができました。

   

   ※ 山頂近くのコブシの花はこれから開花のようです。

   

   ※ ヤマザクラもこれから満開の時を迎えるようです。

 今回の「白川市民の森」トレッキングで、市民の森巡りに一応の終止符を打とうと思っているが、この間私は「西野市民の森」で一人のトレッカーに出逢っただけで、他はずーっと独りだった。そういう意味では、疎も疎、安心して山野を楽しむことができたし、周りにも迷惑をかけなかったと思っている。

 さて、次はどのようなところを目指そうか???

《トレッキング実施日 ’20/05/20》


映画 キリングフィールド №284

2020-05-20 17:28:25 | 映画観賞・感想

 Killing Fields…「殺戮の荒野」と解した私は、無慈悲な殺戮が繰り返される戦争映画だと思っていた。確かにそうした場面も映し出されたが、映画の主題はカンボジア内戦の悲惨な状況の中で育んだ二人の男の友情の物語だった…。

           

 映画に飢えていた。しかし、今の状況で映画館に足を運ぶ勇気は私にはない。そんな中、昨日(19日)午後、NHK・BSプレミアムで「キリングフィールド」が上映されたのを観た。久方ぶりに映画の面白さを堪能した2時間だった。

 映画はちょっと古く1984年製作で、カンボジア内戦を取材するニューヨークタイムズの記者シドニー・ジャンパーク(サム・ウォーターストン)と彼の通訳を務めるディス・プラン(ハイン・S・ニョール)の二人の交流を通して、カンボジア内戦におけるクメール・ルージュの狂気とも思える人民殺戮の悲惨さを伝えようとするものである。

 映画で描かれていることはジャンパークが体験したこと、プランが味わった悲惨さをもとにした実話がベースになっていることでより説得力のある仕上がりとなっている。

     

     ※ 左ディス・プラン(ハイン・S・ニョール)、右シドニー・ジャンパーク(サム・ウォーターストン)

 カンボジアにおいては1975年、カンボジア民族統一戦線がプノンペン占領し、翌年ポル・ポトが首相に選出されている。1975年というと私は職を得て3~4年目だったが、ポル・ポト率いるクメール・ルージュが民族浄化の名のもとに国民を大量に虐殺しているとの報に接してはいたが、遠い異国の出来事としてそれほどの関心を抱いていなかったことを率直に恥じたいと思う。

 映画ではプノンペンが陥落したことによりジャンパークたち外国人記者たちは国外へ脱出するが、カンボジア人だったプランはジャンパークたちの奔走も実らず連行され、強制労働を強いられる。その間も、クメール・ルージュたちは知識人である、外国語が話せるという理由だけで虐殺の対象となり殺されていく。プランはそうした過酷な状況の中でなんとか生き延び、隣国へ脱出することに成功する。そして、プランの行方をたえず気にかけていたジャンパークとの再会を果たすのである。

     

 プランの体験を聞いたジャンパークは、自らの体験も交えた記事を新聞に公表することによってピューリッツァー賞を受賞したことが契機となって、この映画が実現したという。

 映画の最後に耳慣れた印象的なメロディーか流れてきた。それはあのジョン・レノン作詞作曲の「イマジン」だった…。

 なお、映画を観た後「Killing Fields」について調べたところ、語源はクメール・ルージュによる「処刑場跡地」を指す言葉だそうだ。1975~79年の間に殺害された一般人への追悼の意味を込めて1997年にワット・トゥメイ寺院が建てられ、慰霊塔の中には人骨や遺品が保管され、当時の悲惨さを物語っているそうだ。この処刑場跡地は一般人でも見学が許されているそうだ。

 映画を観終えて、映画解説者だった故水野晴朗が発した有名な言葉が思い出された。「いやぁ、映画って本当にいいもんですね~」

 


盤渓市民の森トレッキング

2020-05-19 16:25:05 | フットパスウォーク & トレッキング

 「盤渓市民の森」は何度も通った市民の森である。しかし、これまで最外周を廻ったことはなかった。今回初めて最外周を廻ることができた。そのうえ、数年ぶりにシラネアオイにも遭遇することができた。

   

   ※ 数年ぶりに出逢えたシラネアオイに感激しました。

 「盤渓市民の森」は札幌市内に6つある市民の森の中で最も早く市民の森に指定された。(平成元年6月)そうしたことも影響しているのだろうか?整備も行き届いているし、コースも縦横に張り巡らされていて、市民が楽しめる市民の森となっている。

   

   ※ この赤いコースの外周を廻ったのですが、12~10ポイントがハイライトでした。

 この「盤渓市民」の森は自宅から約15分。いわば私のホームフィールドである。夏も冬の何回も足を運んだ市民の森である。しかし、これまで外周をしっかり廻ることができていなかった。今回初めて最外周を一周することができた。

   

   ※ 「盤渓市民の森」の入口です。総合案内板が影になっていますね。

   

  ※ いきなりタチツボスミレの歓迎を受けましたが、ここではあまり目立ちませんでした。

   

   ※ まだ入口からそれほど入っていないメインのコースです。

 今回初めて最外周を一周することができ、これまでなぜ一周することができなかったのか、その理由が分かったような気がした。これまで私は冬季に一周を試みて、できずにいた。その部分はマップ上では10ポイントから12ポイントの間の1,646mの区間である。この区間はマップでもお分かりのとおり、コース上ではほかのコースからは外れたようなコースのため、利用率が低そうである。だから道幅も他に比べて狭かった。その上、ほかのところは100mから2~300m毎にある案内板が1,646mの間に一つもないのだ。そのために冬期間はコースが定かでなかったことから、私は一周できずにいたのだった。

   

  ※ ポイント12の分岐点です。私は左手の細い道を分け入ってポイント10を目指しました。

   

   ※ こちらのコースはグッと狭くなって、このようなコースがずーっと続きます。

   

   ※ 沢を渡り、階段を登って、上がり下がりを繰り返します。

   

   ※ かなり奥深く分け入ったところです。足元には白いニリンソウが目立ちます。

 私は細く狭い1,646mのコースを黙々と歩いた。嬉しいこともあった。これまで今年の春になってどこでも見ることのできなかったシラネアオイの薄紫の花に出会えたのだ。山野草の中では大きな花びらを持ち、薄紫色の楚々とした色合いはまるで山野草の貴婦人のようにも見える。ただし、見ることができたのはその1か所だけだった。

   

   ※ このようにニリンソウが咲き誇っている箇所が何か所もありました。

   

   ※ オオカメノキの花も目立ちました。

   

   ※ オオウバユリもかなり成長した姿を見せてくれました。

   

 ※ この日見た最大のエンレイソウです。濃い紫色の花は目立たず損(?)をしていますね。

   

   ※ シラネアオイの花を大写ししました。

   

   ※ こちらは初対面でしたが、サンカヨウと判断しました。(下の写真も)

   

 私はこの日、未踏だった1,646m区間をまず歩くことが目的だったので、いつもとは周回のコースが逆だった。マップに付されたポイントでいうと、入口⇒1⇒15⇒14⇒13⇒12⇒10⇒9⇒8⇒7⇒6⇒5⇒4⇒3⇒2⇒1⇒入口 というように、番号の多い方から少ない方(つまり逆回り?)に回った。

   

   ※ 1,646mの長い細い道を抜けて、この日の最高到達点に向かいます。

   

   ※ その途中で見慣れたヒトリシズカです。あまり目立ちませんでした。

   

   ※ こちらもこれまで何度も目にしたフッキソウです。

   

   ※ コース中、唯一眺望の効くポイント8の地点です。

   

 ※ そこで見かけた白い花。葉の形から山イチゴではないかと判断しました。(下の写真も)

   

 市民の森の場合、私のように体力が衰えたものには登山と違って体への負荷が小さいのが幸いしている。つまり、市民の森には上りも下りもあるのだが、登山とは違い上りと下りが適度に交互に現れるところがある。上りで苦労をしても、下りで疲労を回復できるところが市民の森トレッキングの特長の一つである。この「盤渓市民の森」は三菱山のふもとに展開するトレッキングコースなので、前半は三菱山へ向かって上るイメージである。であるからこの日は、ポイント8を目指して上り、そこからは下るというコースだったが、その中でも上り下りがあるのが私には幸いしている。

 山野草ではニリンソウが圧倒的に多かった。おそらくこの春でもっともニリンソウが密集しているところに出会ったのではないだろうか?

   

   ※ 「盤渓市民の森」ではいたるところでこうした光景に出逢いました。

 これまでの市民の森よりは長く約7.5キロ、48階分を上ったトレッキングだった。疲労も残ったが楽しいトレッキングだった。

 ※ 何の変哲もない森の道ですが、春先のこのシーズンの萌えるような緑は心が洗われます。

   

   

     

 こうなったら、札幌の市民の森巡りも残り2つである。ところが「豊滝市民の森」はwoodworkscreationさんのブログで山オヤジさんが出没しているとの情報を得、札幌市のHPでも注意を促されているので、ここはパスしようと思う。人に逢わないようにと「市民の森」巡りをしているのに、山オヤジさんに出逢ってしまったら、洒落にもならない話である。残り一つは「白川市民の森」であるが、こちらへ近々行ってこようと思う。

《トレッキング実施日 ’20/05/18》


「コロナ疲れ・鬱」解消法?

2020-05-18 16:34:45 | その他

 コロナ鬱から辛うじて逃れることができたと自己診断している私にとって興味深い記事が目に留まった。YAHOO!JAPANニュースが5月17日(日)8:52に配信した日刊SPAの「“コロナ疲れ”一番のストレスは何ですか? 400人アンケート結果は…」という記事である。

 このところの私は一勤一休の状態が続いている。今日も市内の「盤渓市民の森」をトレッキングしてきた。このように市内の人里離れたところをトレッキングすることで、私はかろうじてステイホームからくるストレスの解消を図る方法をとり、コロナ鬱にならずにこれたと思っている。しかし、拙ブログが連日のトレッキング噺では食傷気味ともなるのではと思い、本日はちょっと趣向を変えてみることにした。

 そこでタイトルの記事である。この記事については、YAHOO!JAPANニュースのトップに近い扱いだったから多くの方が目にしたかと思われるが、見逃した方のために無断ではあるが転載させていただくことにする。(この手法は、私が常日頃愛読しているブログ「夢逢人かりそめ草紙」のブログ子夢逢人さんの手法を真似させていただいたものである) 

    

“コロナ疲れ”一番のストレスは何ですか? 400人アンケート結果は…

 まだまだ油断できない新型コロナウィルス。その影響は“感染”せずとも一般家庭の人々らしっかりと及び始めている。妻との軋轢や育児に疲れ果てる者、帰宅難民と化す者、子供を奪われそうになる者……。今、多くの人の“コロナ疲れ”が臨界点に達しようとしている。テレビで報じられない、名もなき被害者たちの迫る!

一般家庭を襲う“コロナ疲れ”の正体

 新型コロナウィルスの感染拡大や自粛要請によるコロナ不況が騒がれるなか、水面下で問題になっているのが「コロナ疲れ」とも呼ばれる精神面への大きな負担だ。

 東京大学で計算社会科学を研究する鳥海不二夫准教授によれば、3月下旬の小池百合子都知事の「感染爆発の重大局面」という発表以来、ツイッターでは「疲」や「ストレス」などの単語を含む投稿が急増。これは、長引く外出自粛要請などで、人々の疲労感が増していることが背景にあるという。

 今回、取材班が全国40~50代の男性会社員400人に実施したアンケートでも、Q1の「今回のコロナショックではどういった面の負荷が大きいか」について7割以上が「精神面」と回答。多くの中年会社員がコロナ禍で神経をすり減らしていることが鮮明になった。

 Q1.今回のコロナショックではどういった面への負荷が大きいですか?

   ・ 精神面  70.5 %

   ・ 金銭面  23.3 %

   ・ 肉体面   6.2 %

「これらの“コロナ疲れ”は、まさに“コロナ適応障害”とも呼べるものです。感染の恐怖や環境の変化に対し、理解や感情を整理しきれず、仕事や生活に支障が出てしまっている状態と言えます」
 そう語るのはこれまで数多くの会社員のメンタルケアに携わってきた心療内科医・海原純子氏だ。
「これまでは悩みの種となる“環境”を変えることで改善を目指すのが適応障害の主な治療法でした。しかし、今回のコロナは環境としては変えようがない。不慣れな在宅勤務や、家族全員が在宅することによるストレスが話題になっていますが、これらの環境も外出自粛要請下では変え難い。そのため、多くの人が解決法を見いだせず、精神的に追い詰められているわけです。こういった状況が続けば、日常生活に支障をきたす“鬱”に至る可能性もあります」

ストレスや不安の種は長期的視野の欠落

 家族や自分自身が感染することへの恐怖も「コロナ疲れ」の要因のひとつだ。実際、Q2の「今、最も不安やストレスに感じていることは何か」の結果を見てもわかるように、半数以上が家族や自分の「コロナ罹患への不安」が一番のストレスだと答えている。


Q2.今、最も不安やストレスに感じていることは何ですか?
・ 新型コロナ罹患への不安  50.3 %
・ 不景気による失職や減給  18.3 %
・ 不慣れな在宅勤務     11.0 %
・ 巣ごもり生活による家計圧迫  7.8 %
・ 子供の受験や就職に障害    5.3 %
・ 妻子と過ごす時間の増加    2.8 %
・ 親しい友人らとの交遊の減少  2.3 %
・ その他            2.2 %
 SNS上で人気を博す精神科医・Tomy氏は「こうした周囲への疑心暗鬼の状態も精神の不調や家族間の関係悪化に影響する」として、こう提言する。
「そもそもネガティブな考え自体は悪いものではありません。むしろ、不安に対して適切に対応策を練ることがコロナ禍を生き抜くためのカギ。今、コロナの治療に当たっている医療関係者も“いつか自分も感染する”と思っている人が多いはずですが、彼らは“自分が感染した場合はこうなるからこうしておこう”と道筋を立てているためパニックにならない。一般人でも、最初からある程度、最悪のケースを想定しておけば、心の中で覚悟が定まって無用のストレスも小さくなるはずです」

 Q3の「緊急事態宣言が延長する場合、あと何か月まで精神的に耐えられるか(4月20日時点)」への回答は「すでに限界状態」と「あと1か月」の合計が半数を超え、多くの人のストレスが臨界点を迎えているのがうかがえる。
「このケースでも、有効なのは腹を括ること。“この状態はもうしばらく続くだろう”と、長期戦を覚悟することでストレスを軽減でき、自分がこの状況下で何をすべきかが見えるようになる。そのすべきことに集中すれば“コロナ疲れ”は感じにくくなります」(Tomy氏)

Q3.緊急事態宣言が延長する場合、あと何か月まで精神的に耐えられますか?(4月20日時点)

・ 1か月の延長    40.3%
・ 3か月の延長    23.5%
・ 半年の延長   20.3%
・ すでに限界状態 13.0%
・ その他       2.9%

“コロナ疲れ”に打ち克つための心構えとは?

 “不安”と向き合うには、どのようなことを肝に銘じればよいのだろうか。海原氏はこう語る。
「コロナショック下での適応障害については、環境を変えるという選択肢は難しい。今回のような場合は“自分の考え方や行動を前向きに変える”しかない。3・11の場合でも“この現状の中で自分にできることは何か”をきちんと前向きに考えられた人が、鬱に陥らずに切り抜けることができました。これを探せるかがカギとなります」

 具体的にはどのように考え方をシフトしていけば良いのだろうか。
「例えば先のアンケートのQ2でストレスの要因として多くの人が挙げていた“感染への不安”については、ちゃんと予防を徹底しているか?ほかにできることはないか?と、冷静に考えて行動に移すことが大事です。また、予防のためのルールをきちんと設けた上で、“ここまでやってもダメだったら仕方ない”と、ある程度までシステム化したら考え込まないことも重要です。例えば、ステージ4のがん患者さんでも、がんの深刻化が判明後も、その状態で継続できる仕事や、受けられる支援を前向きに考えて動くことで不安な気持ちを乗り越えられる人がいます。投げやりになってはいけません
 Tomy氏もこの絶望的な状況下で前向きな考え方にシフトする方法として、目先の生活に集中することを挙げている。
「この絶望的な状況下では、先の不安を考えすぎるのはナンセンス。いっそのこと、目先のことだけに集中するほうが自分の心は守れます。感染症対策もそうですが、普段の食事や入浴をルーティン化させつつ、今日はどう楽しむかについて考えることも重要です」

 それでも将来について考えておきたいなら、海外のコロナに関する情報を積極的に仕入れることがおすすめだとTomy氏は言う。
「中国や欧米など海外で起きたことは、その後の日本でも起こる可能性が高いもの。これらを把握して、今後起きることに対してある程度の覚悟を持つ、というのも一つの手です」

 海原氏は体を動かすことの有効性についても太鼓判を押す。
「少し体を動かすだけでも気分は変わります。ストレッチなど、簡単なボディワークをするだけで構いません。一人での継続が難しいなら、職場の同僚と雑談がてらZoomで一緒にやるというのもありでしょう」
【心療内科医・海原純子氏】
’52年生まれ。医学博士、心療内科医、産業医として活動。『男はなぜこんなに苦しいのか』、『こころの深呼吸 気持ちがすっと軽くなる』など著書多数
【精神科医・Tomy氏】
’78年生まれ。コラムニスト。著書に『精神科医Tomyが教える1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』がある。Twitterでも生きやすくなるアドバイスを発信中

<取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/神林ゆう>
※週刊SPA!5月12日発売号の特集「[コロナ疲れ・鬱]解消法」より

         

    ※ この記事に添付されていた挿絵です。コロナ疲れを象徴する一枚?


 私はこの記事から多くのことを教えられた。文中に下線を入れたのは私が特に教えられたこととしてマークした。

 自分の考え方や行動を前向きに変える

 ・投げやりになってはいけません

 ・今日はどう楽しむかについて考える

 ・今後起きることに対してある程度の覚悟を持つ

 私が多少の非難は覚悟の上、人里離れたフィールドでトレッキングをするのも、投げやりにならず、前向きに考えた結果案出した方法だと思っている。それはもちろん、今日一日をどう楽しむかに繋がることでもあると思っている。

 真面目と言われる人ほど内向き志向になりがちである。ステイホームと言われるが家に籠ってしまうことは危険である。かといって人混みの中に出かけることはNGであるが、戸外へ出て新鮮な空気を胸いっぱい吸い込むことで気分は一新する。二人の医師から受けたアドバイスの4点を意識して、この危機を乗り越えたいと思う。


西野市民の森トレッキング

2020-05-17 16:25:11 | フットパスウォーク & トレッキング

 西野市民の森は、他の市民の森が周回コースなのに対して、ここだけはワンウェイの市民の森である。だからだろうか?案内板などもなく、少し寂しい思いがしたトレッキングコースだった。

   

 「手稲本町市民の森」をトレッキングした私は、まだ体力的に余裕があったことから、自宅へ帰る道から少し寄ったところにある「西野市民の森」をトレッキングすることにした。

 「西野市民の森」には、「西野西公園」、「旧西野キャンプ場」、「宮丘公園」と三つの入り口がある。私は他の二つの入り口についてはアクセス方法を熟知していなかったため、今年の1月にスノーシュートレッキングをした「西野西公園」口から入ることにした。

   

   ※ 赤い矢印のところから入り、青い矢印の「261峰」を折り返しました。

 しかし、入り口にところにこれといった案内板は立っていない。1月のときには周りにいた住民の方に伺いコースに入ったが、どうやら正規のルートではなかったようだ。

   

   ※ 西野西公園の広い駐車場です。

 私は先行者のブログを拝見しながら、1月の時とは違う西野公園の野球場の横を通り、コースに入った。といっても特にそこにも市民の森の案内板があるわけではなかった。

   

   ※ 西野西公園野球場の横を通り高みを目指します。

 野球場の横に設けられた階段を山に向かって上っていくと、市民の森の入り口らしきところに至った。といっても本当にそこが入り口なのかどうか何の案内もないのではっきりしない。ともかく1月の時の記憶をたどり先に進んだ。

   

   ※ 公園内にはこうした階段が上に向かって伸びていました。

   

   ※ 公園内の枝垂れ桜がちょっと遅く満開を迎えていました。

   

 ※ 階段を登りきったところにこのような施設がありましたが、入り口の標識はなかった。

 先行者ブログにもあったが、このコースは利用者が少ないのだろうか?踏み跡が他のコースよりは少なく、コース幅も少し狭いように思えた。中には民家の畑との境界の狭いところを行く箇所もあった。

   

   ※ コースに入った直後はこのような細いコースが伸びていました。

   

   ※ 民有地の柵の横を通っていきます。

 コースはけっこうアップダウンを伴い、数か所の水場や木橋を越えて進んだ。山野草はこれまでの「南の沢」や「手稲本町」ほど目立たず、ニリンソウとタチツボスミレがぽつぽつと咲いている程度だった。

   

   ※ 何度も沢沿いのコースを行くときに、いろいろな木橋が待っていました。

   

   

   

   ※ 沢へ下りたり、こうして上ったりを繰り返します。

 そうしているうちに、「旧西野キャンプ場」口からとの合流点に到達した。ここにも特に案内板のようなものは見当たらなかった。コースはここからはコース途中にある「251峰」を目指しての上りが続いた。

   

   ※ ふと足元を見るとアリが卵を咥えて運んでいました。引っ越し?

   

   ※ ここでもクルマバソウはもう少し先に満開の時を迎えそうです。  

 「251峰」は小さな頂だが、山頂近くはジグを切ってコースが造られているなどけっこうな上りが続いた後、平坦となり「251峰」に到達した。コース全体の2/3を踏んだことになる。

   

   ※ 「251峰」の山頂直下はけっこうな上りが待っていました。

   

   ※ 「251峰」の標識が立ち木に打ち付けられていました。

   

   ※  標識の下には写真のようなベンチが。ここで一休みです。

 私はこの日、これ以上前進することを止めることにした。体調的に特に問題はなかったが、1月にスノーシュートレックをした際に、この先が特に魅力的だと思われなかったからだ。「261峰」で一休みした後、来た道を引き返した。

   

   ※ 「251峰」の先へ行って、街並み写そうとしましたが、新緑の葉に遮られました。

 引き返す際に、この日のスタート地点とした西野西公園野球場のところではなく、それより先にある1月に入った入り口から下りることにした。私にはこちらの方が出入り口としては相応しいように思うのだが、マップを見る限りは野球場横のところが正規のコースのようである。

   

   ※ 帰りのコースとして選択した入り口の階段です。

 「西野市民の森」のコースは全長2.7キロということだから、私はスタートから約2キロ地点の「251峰」から折り返したので、約4キロをトレックキングしたことになる。

 「西野市民の森」の全体の印象として、案内が整備されていないこと、ワンウェイのコースだということなど、市民の利用も他の市民の森と比べると少ないのではないだろうか?できれば周回コースを整備したり、案内板も設備するなどしてより魅力的なコースにすると市民からも利用される市民の森となるのではないだろうか?

《トレッキング実施日 ’20/05/16》


手稲本町市民の森トレッキング

2020-05-16 19:22:04 | フットパスウォーク & トレッキング

 山と谷が交互に次々と現れる変化にとんだ楽しいコースだった。春の山野草も種類は多くないものの、ところによって群生しているところがあり、コースの両側から歓迎を受けているかのようだった…。

   

   ※ 「手稲本町市民の森」全体がこのような瑞々しい緑に包まれたコースでした。

 天候は曇り、しかし雨の心配はなさそうなので「手稲本町市民の森」のトレッキングを決めた。「手稲本町市民の森」は、三つの入り口がある。最も市街地に近い「東口」、そこからさらに手稲山に近い「南口」、そして全く反対側の軽川沿いにある「北口」がある。   

 私は冬にスノーシューで訪れた「東口」から入ろうとしたのだが、「東口」を見つけることができず、結局「南口」から入ることになった。「南口」のところ駐車場はないが、道路横に数台の駐車ができるスペースがあり、そこに駐車した。私の前にすでに3台の車が停まっていたが、その方々とコース内で出会うことはなかった。(同じ方向に周回した?)

   

   ※ 「南口」入り口の向かいに駐車スペースがありました。

   

   ※ 「南口」入り口のところに立てられている案内板です。

 「手稲本町市民の森」は森の中でさまざまなコースが取れるために案内板がしっかり整備されていた。私は最も長いコースを取ろうと「南口」→№8→№7→№3→№4→№2→№1→№6→№8→「南口」という順に周回した。

   

   ※ この図の最も下になる現在地からぐるっと外周を一周しました。

   

 ※ コースの分岐点にはこのような案内板が立てられているため安心してコースを進みます。

 コースはリード文でも触れているように、非常にアップダウンに富んだコースである。上ったかと思うと、谷間に下り、小さな沢を渡るという楽しさがあった。先行者のブログで夏でも長靴の方が有効と書かれていたので、私も長靴で森に入った。結論としては湿地の所や、流れを渡る箇所が何か所もあったが、この時期だとトレッキングシューズでも問題はなさそうだ。

   

   ※ コースを上がったかと思うと…

   

   ※ 次には下って谷へと、交互に何度も何度も繰り返しました。

 山野草は先日の白旗山ほど種類は多くなかったが、ニリンソウとタチツボスミレが目立った。コースのところどころでは両脇に白いニリンソウが咲き誇り、まるで私を歓迎してくれているようにも思えた。同じくタチツボスミレでもそのような場面があった。

   

   ※ 我がデジカメは接写ができません。そこでニリンソウをトリミングして…。

   

   ※ ニリンソウが群生してまるで私を歓迎しているよう?こうした所が何か所も。

   

  ※ これまで見てきたヤマスミレをタチツボスミレと断定しました。(これもトリミング)

   

   ※ ニリンソウほどではなかったですが、タチツボスミレもコースの両脇に…。

 一方、クルマバソウやマイヅルソウが群生しているところもあったが、花の時期はもう少し先のようで、その時期に行くとこれらの花たちが歓迎してくれるかもしれない。

   

   ※ クルマバソウの花の時期はこれからのようです。

   

   ※ マイヅルソウも花の時期はもう少し先のようです。

 コースを巡って№1の案内板の所に来て、私が「東口」から入れなかった理由が分かった。ちょうど「東口」のところでは何かの施設を造成中で、トレッカーは入ることができないようになっていた。

   

   ※ 「東口」入り口は、この金網の左側です。通過できそうにありません。

 そして「東口」の№1から№6にかけて500m近い上りがあった。この上りを上がっていた時、冬にスノーシューで上がったことを思い出していた。また、ここの区間だけは砂利が敷いてあり、他のコースと違っていて興趣がやや薄れた気にもなった。案内板ごとに距離が明示してあったので、私が歩いた距離を計算してみたところ3,390mと出た。アップダウンが激しいこともあり、私はおよそ1時間半弱かかり周回を終えた。

   

   ※ ヒトリシズカは今が盛りのようです。ここでもとても目立っていました。

 コース内の整備状況といい、案内板の整備、さらには変化に富んだコースと「市民の森」のコースとしてはよくできたコースである。今回はどなたともお会いしなかったが、住宅街からもそれほど離れていないので、市民が大いに利用する市民の森になってほしいと思った「手稲本町市民の森」だった。

 

   ※ 恥ずかしながら調べても判別できない白い花が2種。ポピュラーな花のような気も

    するのですが、どなたか教えてください!

   

           ※ 函館在住のsakagさんからご指導いただきました。ミヤママハコベではないかとのことです。

   

   ※ 同じく、オオバタネツケバナということです。写真があまりよくないので、苦労されたと思います。

 約3.4キロとやや物足りなさも残ったので、帰り道にある「西野市民の森」にも寄ってきた。その部分は明日投稿することにします。

《トレッキング実施日 ’20/05/16》


ARTをアートする

2020-05-15 17:13:24 | ボランティア

 一昨日に続いて、今日もまた独りボランティアに取り組んだ。自然は待ってくれない。ボランティアの会の活動が停止している今、気になるところを最低限でもケアしなければならないと考えた。

 季節は5月。自然の営みが活発化している。連日のように出かけているフィールドでも山野草がいたるところで花を咲かせている。

 私たち「近美を愛するブリリアの会」が近代美術館前の花壇にクサツゲという樹種で「ART」と「MUSEUM」という字を象っていることは、これまでも何度かレポートしてきた。

 この二つの文字が春の到来とともに、葉を伸ばし始めて文字の周囲が不鮮明になり始めていた。いつもは活動時に私が刈り込み鋏を手にして素人っぽく鋏を入れていた。その活動が停止している今、気になりつつもなかなか手を出せないでいたのだが、今日一念発起して二つの文字の整髪ならぬ整葉に取り組んだ。

 

《Before》

   

 

《After》

   

         ※ 写真を見たら、Aの字の下の部分が細くなりすぎていることが分かりました。ガクッ。

 全くの素人仕事だが、10年近く続けている整葉作業である。

 記録を調べてみると、2010年ころはテランセラ(アルテルナンセラともいう)という観葉植物で文字を象っていた。しかし、一年草のため毎年苗を購入しなければならなかったことから、2013年に札幌市の助成を受け現在の樹の一種であるクサツゲを購入していただいた。そのクサツゲで二つの文字を象り、私たちが管理してきたのだ。

 本日の作業の成果は写真のとおりだが、わずか1時間程度の作業だったのだが、感ずるのは歳である。ただ鋏を動かすだけなのだが、後半になると私は肩で息をしていた。

 素人仕事なので満足できる出来ではけっしてないが、このくらいで折り合いを付けねばならないと思っている。

 あっ、タイトルの「ARTをアートする」とは、つまらぬ駄洒落のつもりである。

 

《Before》

   

 

《After》

   

 

   

   ※ ホームセンターで購入した安価な切込鋏です。

 


北海道低山紀行 97 白旗山(札幌ふれあいの森コース)

2020-05-14 17:35:19 | 北海道低山紀行 & Other

 標高321.5mの小さな山と侮るなかれ。今の私には十分に登り応えのある山だった。それで北海道低山紀行のコレクションの一つとして加えることにした。上りと下りのコースを別にしたこともあり変化にとんだ楽しい登山だった。

 白旗山は周辺全域が市民のレクリェーション地区になっているようで、私も冬を中心にして何度も訪れていたが、白旗山に登ることはこれまで一度もなかった。そこで今回ようやくその気になったのである。

 白旗山周辺がレクリェーション地区になっている先述したが、白幡山に登るルートも4コースある。私は最初ということもあり、最もポピュラーな「札幌ふれあいの森」の施設が点在している「札幌ふれあいの森コース」を選択した。

   

   ※ 「札幌ふれあいの森」の大きな駐車場です。市民のレクリェーション施設のようです。

   

   ※ 「札幌ふれあいの森」の施設の一部です。登山口はこの道路の前方です。

 ふれあいの森コースもいくつかの選択肢があるが、私はこれまた最も幹線となると思われる「有明中央線」を上ることにした。この選択は良い選択とは言えなかった。というのも、おそらく管理道路を兼ねていると思われ、砂利が敷き詰められ車がいくらでも上っていけるように造成されていた。急な上りはないものの休みなくじわじわと高度を上げてゆくコースだった。山野草もまったく見当たらず、わずかに道端にスミレの類が見えるだけだった。30分ほどかかって中央峠と有明(白旗山)に向かう分岐に出た。

   

   ※ 「有明中央線」はこのような砂利道が延々と続いていました。

   

   ※ 登山口からいくらもいかないところに「有明窯」という焼き窯の施設がありました。

    ※ 「有明中央線」で唯一見かけたスミレです。下のアップ(ピンぼけ)で種が特定できるかも?

   

   

   ※ 中央峠と有明方面の分岐点です。ここで私は迷ってしまいました。

私は有明方面に向かい、途中から白旗山の山頂に向かうのだが、ここで迷ってしまった。というのも、マップには出ていない短縮ルートがあるらしい。その脇道が何度も現れるのですっかり迷ってしまい、何度も行き来してなんとか本来のルートを見つけ出すことができた。

   

   ※ こんな立派な道が正規のルートではないのですから迷います。ここからも山頂へ行けるそうです。

   

   ※ ようやく見つけた白旗山に至る正規のルートの入り口です。

ここからが本格的な上りとなった。コースは砂利道から本来(?)の山道に変わり、車も入ることができない急斜面が続いた。急斜面になると私のペースはぐーっと落ちる。何度も脚を止めざるを得ない。脚を止めたところでそれまで目にしなかった山野草のマイヅルソウやフッキソウ、ヒトリシズカなどが目に入った。

   

   ※ 写真で見るよりはるかに急斜面のコースでした。

   

   ※ マイヅルソウはこれから花の季節のようです。緑ところが白色になるはずです。

   

   ※ ヒトリシズカがワッと咲いていました。

   

   ※ スミレの花もワッと…。

   

   ※ フッキソウもワッと…。

急斜面を上り終え、平たんに道をしばらく行くと、そこが白旗山々頂だった。山頂の周りは立木が生い茂り、残念ながら眺望はゼロだった。

   

   ※ 山頂で我がポールとともに。

   

   ※ 山頂は写真のように広場の様相を呈していました。

山頂で小休止し、下山は「有明中央線」ではなく、脇道の「水辺の径」(別名:湿原の小径)を通ることにし、山頂に至ったコースと反対側を下りた。すると、山頂直下にミヤマエンレイソウ(だと思われる)が繁茂しているところに遭遇した。エンレイソウも一緒に咲いていた。

   

   ※ これを私はミヤマエンレイソウとみたのですが…。

   

   ※ 白い花弁が鋭角なところから判断しました。

   

   ※ この黄色い特異な形の花は何でしょうか?

          ※ 知人で登山愛好家のsakagさんより「エゾキケマン」という助言をいただきました。エゾエンゴサクの親類だそうです。そういえば花の形、付き方が似ているように思われます。

   

   ※ エンレイソウのミヤマエンレイソウに交じって咲いていました。

   

   ※ この分岐点から4方向にコースが分かれていたために、こうのような標識に。

「水辺の径」は快適だった。人一人が通れるくらいの細い道が谷間の底に続いていた。ところが水が一向に現れないのだ。こういうのを「枯れなんとか」と呼ぶのかな?しかし、途中からは名前どおりに湿地が現れ、やがて小さな流れが見えるようになり、文字通り「水辺の径」となった。山野草は特に目に留まらなかったが、水辺というのは心が癒される。

   

   ※ 「水辺の径」も最初はごらんのようにまったく水が見えませんでした。

   

   ※ やがてちょっと湿ったところが出てきました。

   

   ※ もう少し行くと小さな流れになっていました。

   

   ※ こうなるともう小川ですね。

   

   ※ ミズバショウが花の時期を終え、葉がお化けのように大きく成長していました。

 短い時間だったが、新緑の空気を思いっきり体中に取り込むトレッキングは心楽しいものがある。これからもできるだけフィールドに出かけたい。

   

   ※ ようやく「有明窯」と合流する地点まで帰ってきました。

【白旗山(札幌ふれあいの森コース) 登山データ】
標 高  321.5m (標高差 206m)

駐車場  札幌ふれあいの森前に大きな駐車場がある。
行 程  ※ グランドシニアの足とお考えください。
     ふれあいの森登山口→(30分)→中央峠分岐→(30分)→白旗山→(10分)→中央峠分岐(前記の分岐とは違う)→(35分)→ふれあいの森登山口

  上り(1時間)  下り(45分)

天 候  晴れ、微風

登山日  ‘20/05/14


ひとりボランティア & 山野草スナップ

2020-05-13 16:16:38 | ボランティア

 前から気になっていたマンション前の街路樹枡内の花壇の整理と、挿し芽の作業を行った。少しばかりスッキリとした気分になった。併せて、昨日のトレッキング時の山野草のスナップを掲載したい。

 昨日、フィールドに出て爽快な気分を味わったので「今日も…」と思ったが、天気予報で一時雨の予報が出ていたので断念し、以前から気になっていたマンション前の街路樹枡の花壇の整理をすることにした。

 街路樹枡内のところを花壇と称しているが、実際は街路樹の枡内は雑草が生えているのがふつうである。街路樹枡内は街路樹を管理する札幌市の管理下にある。しかし、特に市街地においては周辺住民がそこを花壇化することを奨励しているようで、町内会などがきれいに整備しているところが多い。そこで私たち「近美を愛するブリリアの会」もマンション周囲の街路樹枡内の花壇化に取り組んでいる。

 気なっていたところというのは、唯一北1条通りに面した街路樹枡なのだが、そこに私たちは昨年シバザクラの苗を移植した。ところがそのシバザクラが根付かなかったようで、春になっても枯れた状態のままだった。そのうち周りは雑草だらけとなり、かなり見苦しい状態だった。しかし、ブリリア会の方はコロナ禍のために活動を休止している。思い余った私は独断で整理することにした。

   

   ※ ごらんの通り、街路樹枡内は雑草だらけでした。

 ところが、スコップを用意し、いざ整理にかかってみると、微かであるがまだ完全に死滅していない苗が何株かあるのに気付いた。となると、私の独断で整理することはできない。それら僅かに生き残っている苗を街路樹の周りに移植し、他を耕して雑草を除去した。作業は中途半端になってしまったが、ブリリア会の活動を再開したときに、会員の皆さんに諮って街路樹枡内の花壇をどうするか判断したいと思う。

   

   ※ 生き残っていたシバザクラを街路樹の周りに移して、あとは掘り起こしました。

    雨が降ってきて、あわてて撤収しました。

 続いて、挿し芽のことであるが、こちらもマンションの敷地の小さな一角が整理されない状態となっていた。その見苦しい状態をなくすためにグランドカバーで覆うことを私は計画した。そこに用いたのがヒメツルニチニチソウという種である。予算が全くない中で取り組みだったので、私は挿し芽で増やそうと計画した。取り組み始めたのはもう3年前である。その取り組みは遅々として進まず、小さな一角であるがまだ全てを覆うことができていない。今年中にはなんとしても全体を覆いたいと考えている。そこで先週から挿し芽で増やす取り組みを再開した。あまり効率的な増やし方ではないのだが、私は今の方法しか知らない。何度も何度も繰り返しながら地道に増やしていきたいと思っている。今日も今年第2弾の挿し芽をした。その増やし方は以下の通りなのだが…。

   

   ※ ヒメツルニチニチソウが植わっている状態です。まだ他の所は隙間だられです。

   

   ※ ヒメツルニチニチソウの枝の先端を切り取ってきます。

   

   ※ 枝に付いてる葉のほとんどを切り落とします。

   

   ※ そうして水に漬けて1週間から10日ほど待ちます。

   

   ※ すると写真のように根が出てきます。

   

   ※ 根が出たものを土に植えて、さらに発根を促し、花壇に下ろします。

 

「南沢市民の森」の山野草たち

 昨日、久しぶりのトレッキングで心地よさを味わった「南沢市民の森」だが、花開いていた山野草はそれほど多いとは思えなかったが、それでも数種の山野草に出会えた。特に南側のフィールドはいろいろな種に出会うことができた。中には種が特定できないものもあるが、出会えた山野草のスナップ写真をご覧いただきたい。

《北側のコース》

   

   ※ エンレイソウです。確か3株ほど目にしました。

   

 ※ コース上で見かけたスミレの一種。スミレは 種類が多くて素人には難しすぎます。                                        

《南側のコース》

   

   ※ ニリンソウです。結構目立っていました。

   

   ※ ニリンソウをアップしたものです。

   

   ※ ハイイヌガヤ、だと思うのですが…。真ん中付近に茶色の幼芽が見えます。

   

   ※ オオカメノキです。下の写真は大写ししたものです。外側の白い部分はガクが変化したものだそうです。この日は山中でとても目立っていました。

   

   

   ※ ヒトリシズカです。

   

   ※ エゾエンゴサクは目立たずにひっそりと咲いていました。

   

   ※ これも自信がありません。フッキソウかな?

 

 


リフレッシュ!南沢市民の森トレッキング

2020-05-12 17:01:13 | フットパスウォーク & トレッキング

 新緑に萌える林間を往くトレッキングは鬱々した私の心を気持ちよく解きほぐしてくれた!短いトレッキングだったが、それも体調がイマイチの私にはちょうど良い刺激だったのかもしれない…。

   

   

   ※ 萌黄色の若葉が私を包んでくれているような錯覚に陥りました。

 今日の札幌は久しぶりに晴れ上がり、気温も21℃まで上昇した。好天に気を良くした私は予告通り「札幌市民の森」のトレッキングに出かけることにした。

 「札幌市民の森」は、「盤渓市民の森」、「白川市民の森」、「南沢市民の森」、「豊滝市民の森」、「西野市民の森」、「手稲本町市民の森」と計6コースある。私は「南沢市民の森」以外は、冬季にスノーシュートレッキングで体験していた。「南沢市民の森」もスノーシューで体験しようとしたのだが、取り付け道路の硬石山線が冬期間閉鎖のために体験できないでいた。そこでまずは「南沢市民の森」を体験しようと出かけたのだ。

     ※ 「南沢市民の森」コース図ですが、特に南側(下)のコースは実際には違いました。                 

 「南沢市民の森」は図でもお分かりのように硬石山線によって二つに分けられている。

 私は距離の短い北側のコースから始めることにした。

   

   ※ 道路からいきなり階段で導かれる北側のコースです。

   

   ※ 市民の森コースは、左側にあるような案内図が整備されていて安心できます。

 コースは一周しても1キロ強という短いコースである。早速コースに入ったが、木々の新緑が目に優しく飛び込んできて、気持ちがよい。また、コース上には先日まで咲き誇ったヤマザクラが花びらをそこここに撒いていた。コースは山の形状に沿って造成した自然道であるから上り下りは当然のようにあって、それが適度に私の体を刺激した。

   

   ※ コース全てではないですが、このように整備されているところが多いです。

   

   ※ コース上にはサクラの花びらがたくさん撒かれるように散っていました。

   

   ※ ゲラたちの食痕ですね。

 山野草が意外に少ない。先行者のブログでもそう書いてあったが、何か原因があるのだろうか?私が目にしたのはエンレイソウとヤマスミレをそれぞれ2~3株くらいだった。30分もかからず北側のコースを一周した。

   

   ※ 写真では斜度がよく分かりませんが、けっこうな上りです。

   

   ※ こうして立ち木を伐採したりしてコースを整備してくれているようです。

   

  ※ 真ん中の黒いところ、二本爪の足跡です。エゾシカの足跡?何か所も目撃しました。

 続いて道路向かいの南側のコースである。南側のコースは上に示したマップとは違い、コースが複雑になっていて、いろいろとコース取りができるようになっていた。私は最も距離が長い外周コースを取った。長いとはいっても現地のマップで確かめると一周1.9キロだった。ただ、距離は短くともかなりワイルドなコースで、登山と見紛うような急斜面の登りも待っていた。コースの分岐点には案内図があり、丸太のベンチも備わっているところは市民の森である。私は無理せず、2度ほどそのベンチに腰を下ろし休憩を取った。

   

   ※ 南側コースの入り口にあったコース案内図です。南側コースは複雑になっています。

   

   ※ こうしたベンチがところどころに配置されていました。

 南側コースも山野草は少ないのかな?と思っていたが、数は少ないものの、それなりにいろいろな春の花を目にすることができた。こちらは休憩も入れて1時間弱で歩き終えることができた。

   

   

   ※ いやいやなかなかの登り勾配でしたよ!(二枚とも)

 けっして長い時間ではなかったが、久しぶりに体を動かし、それなりに汗もかき、心地よい疲労感に浸った。やっぱり戸外は良い!まだ、夏季に体験していない他の「札幌市民の森」をトレッキングするというのも良いアイデアだなぁ、と思い始めている。

《トレッキング実施日 ’20/05/12》

 なお、写真が多くなったので本日目にした山野草については明日のブログでまとめてアップすることにします。