鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

ようやく・・・。

2007-05-09 23:01:10 | 思いつくまま

 ようやく東北楽天ゴールデンイーグルスが西武に勝ちました。何と9-8という僅差。

 野球は8-7くらいが見ていておもしろいとかいいますが、まさにそのとおりでした。ケーブルテレビを見られてよかった。730CH。

 初回に山崎の満塁ホームラン等で5点を先取したときは、今日はもらったとばかり思い、見ていたら・・・。ホームランで1点、2点と得点されあれよあれよというまに、5-7と逆転されてしまったではないですか。

 西武のピッチャーが仙台出身ということで、少し複雑な心境ではあったのですが、楽天には少しでも多く勝ってもらいたい!!でも、5-7のまま8回裏へ。

 ここで奇跡が起こりました。ウイットの2ランホームラン、打った瞬間にホームランと分かる当りで7-7の同点、そしてさらに2点追加して9-7と勝ち越し。

 9回表に1点返されましたが、なんとか抑えての薄氷の勝利。家族で勝利を喜び合いました。

 

 昨日5月8日は、32年前に仙台市電が廃止された日でした。早いものです。あれからもう32年も経ってしまったのですか。

 32年前のあの日、私は休暇をとって、最後の市電に付き合いました。市電に乗りました。市電の最後を看取ることにしたわけです。

 この日は懐かしい花電車なんかも繰り出して、大いに賑わいましたが、最後は市役所前にたくさんの電車が集まって、お別れセレモニーを盛大に行いました。

 当然その時は市役所前に、マスコミも一杯集まりまして、そのとき電車の前にいた私もバッチリ写ってしまい、翌日テレビに映っているのを見たと言われました。

 その後、仙台市電のうち何両かは、長崎や広島にもらわれていきました。まだ現役で活躍している電車もあるのでしょうか。

 

 思い起こせば、仙台市電は街の中央部を”靴の形”で循環し、そのうち三方から北、南、西方面に線路は延びていました。

 中学校の頃だと思いますが、市電の往復切符は25円でした。しかも市電の便利なところは、乗り換え券をもらえて、それがあれば追加料金は要らなかったことです。

 でも、当時の私は市電に乗っているときも酔ったりして、バスほどではなかったですが、敏感すぎる三半規管に閉口したものです。

 

 市電が廃止されてから(線路ははずさずに、アスファルトを被せて埋めてしまいました)10年くらい経過して、地下鉄が建設され、地下鉄南北線が開通し、今年は更に地下鉄東西線の建設にも着工してしまったのです。

 市電自体は、それなりになんとか採算は取れていたと思うのですが、採算が合わなくなったのは、軌道敷内に自動車を入れるようになってからです。

 当然渋滞します。市電に代わるものが必要だといわれ、それなら地下鉄だという流れになってしまったのですが、これは作為的なものだったようです。

 軌道内に自動車をわざと入れることを認めて、交通渋滞を招来し、車からも市電からも何とかしろという動きが出るようにしたとあとから聞きました。

 

 現在も全国では市電(チンチン電車)が走っています。北は函館から南の長崎、鹿児島?まで元気に走っているはずです。

 市電は街の顔です。風情があります。いかにも生活者に優しい感じがして、今も走っている街の市電はなくならないように、いつまでも走り続けることができますように祈っていますので、該当する街の皆さんは愛着を持って利用し続けてください。

 

 東京や大阪、名古屋ならいざ知らず、仙台くらいの都市規模に地下鉄は似合いません、維持できません、むちゃくちゃなことです。

 ないよりはあったほうが便利だというだけで、後世に大きなつけを残す地下鉄を建設する、今の財政難な時代に無用な長物です。典型的な無駄な公共事業といえます。

 今の地下鉄の深さでは、核シェルターにもならないでしょうし、いつの日か「地下生活者」のためのものになるのでしょうか。


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