昨日は32年前の仙台市電の廃止について書きましたが、今日の地元紙の夕刊のトップに「仙台市電」関係の記事が掲載されていました。
・・・仙台・花京院 市道地中 工事で掘ったら 枕木500本ザックザク 30年ぶりお目覚め・・・という見出しです。
私は市電のレールは石畳を走っていたもので、国鉄みたいに枕木でレールを固定していたとは思っていませんでした。
だから、この記事を読んで、何?市電にも枕木があったのかと半信半疑でした。浅はかでした。枕木で固定した上に石畳を敷き詰めたのでしょうか。
記事によると、今回発見されたのは、80年前の枕木で、腐敗が相当進んでいたとのこと。
昨日のブログで、レールはアスファルトで埋め固めたと書きましたが、確かに埋め固めたのですが、その後交通量の増大等によりレールが顔を出すようになったため、レールだけを撤去したということです。訂正します。
話は全く変わって、同じく今日の地元の新聞に載っていた記事です。
巨大なダイアモンドが競売にかけられるという記事ですが、一つは102.54カラット、もう一つは82.48カラットで、予想落札価格は何と、150万ドルから200万ドル(一億八千万円から二億4千万円)ということです。
このダイアモンドはある貴族の財産とのこと。
この写真入りの記事を読んで皆さんはどう思いますか。何を思いますか。
私は真っ先に、この前見た映画『ブラッド・ダイアモンド』を思い出しました。巨大なピンクのダイアモンドを川から見つけたばかりに、展開される悲惨な戦い。流される夥しい人間の血。
アフリカの貧困、紛争(政府軍と反政府軍の飽くなき戦い)、難民キャンプ、洗脳されて殺人兵器と化した少年兵(そういう少年兵はアフリカだけで20万人もいるとか)、何百人、何千人、何万人というアフリカ人の血によって、巨大なダイアモンドはほんの一部の金持ちのアクセサリーとなってしまう。正に血塗られたダイアモンドです。アフリカ人の犠牲の上に手に入れたダイアモンドです。
「ブラッド・ダイアモンド」の監督も言っています。”ダイアモンドの歴史を知ることは、アフリカの歴史をはじめから復習することだった”と。
そして、”ダイアモンドを買うか買わないかは個人の選択である。しかし、それは十分な情報に基づいたものでなければならない。ダイアモンドを手に入れることが、子どもたちを苦しめたり、国を破壊するようなことに加担しているのなら、私は反対だ。”とも。まったくそのとおりだと思います。
まだ映画を見ていない人は是非ともご覧になることをお勧めします。