最上川第1組合と第2組合との境界杭の少し下から川に入りました。そこで先に友釣りをしていた人に挨拶をして、上流に向かいました。
境界杭より2,30メートル上流に入りました。左岸の草むらから3~4メートル離れた位のところから、竿を出しました。時に9時52分。
竿は、ダイワの「硬派・剛・95引き抜き早瀬」です。はじめはシマノの「スペシャル尺鮎90-95」にするつもりだったのですが、あまりの増水なので少しでも長い竿の方がいいだろうと思ったのと、26日の米代川の縁起を担いだわけです。
糸は、2年前から使っているホクエツの最強のライン「荒瀬0.4号」です。天井糸は1.2号、上の付け糸は0.8号、下の付け糸は0.6号という現有仕掛けのうちでは最強の仕掛けです。
ハリは8号の4本イカリ、ハリスは2.0号で、米代川と同じです。
養殖オトリは、大沼モータースで購入。2匹で1000円。しかし、このオトリがよくなかった。少しでも大きいのと思って選んだのだが、泳がない。泳がないどころか、潜ってくれない。浮いてしまう。背バリでもダメ、仕方がないのでオモリ1.5号位をセットして、何とか潜ってくれました。
これまで立ち入っていたあたりにオトリを泳がせること5分くらいか、ガツンといういい当りあり。慎重に、でも割りと楽に引き抜く。それが写真の一番右側の鮎です。死後の実測では21.5センチでした。
オトリとしては丁度いい感じの鮎です。少し下流を泳がせるこt約10分、ガツーンといういい当りとともに、硬派が大きな半円を描きます。寝かせてためたあと、竿を立て、左岸に誘導しようと急いで下りながら何とか有利な態勢を保とうと堪えます。
左岸の浅瀬側に寄せてから、引き抜きました。それが写真の右側の方の26.5センチの大アユです。瀬掛りでしたが、何とか引き抜けました。恐るべし!”硬派・剛”。いい竿です。
ここからは昨日も公表した?とおり、掛けた鮎を、どんなに大きくともそのままオトリとして使おうと心がけました。
図体は大きくても、意外とハナカンは小さくても何とかなるのですね。径7号くらいのハナカンでも十分なのです。
そして25cm以上の鮎をオトリにして、送り出します。そしたらすぐに掛ったのです。今度は考えました。引き抜きは無理だろうと。川の中央に逃れようとする掛り鮎を何とか少しでも左岸側に寄せようと釣り下り、竿を上流側に寝かせて、二匹の鮎を手前に”呼び”寄せます。こっちに来てくれ!暴れないでくれ!と掛り鮎との対話です。お願いです。
今年初めての引き寄せでの取り込みです。それからは引き寄せと引き抜きは半々くらいですか。どっちにしても、2匹が無事タモに納まってくれたときの嬉しさといったらありません。誰もが、やったあーと叫ぶでしょう。
この頃、下流右岸の浅いところに投網をする人がいました。でもあんまり長くは打ってはいませんでした。その内友釣りの人もいなくなり、ガラガケの人もいなくなりました。そうなのです、この広い世界に私一人だけが残ったのです。
12時までの午前中で6匹の釣果。本当は7匹だったのですが、引き抜いたときに無理があったのでしょう、水面を切って飛んできたのは掛り鮎だけで、オトリ鮎はハナカンから外れていました。残念!
午後は12時50分から13時30分まで、上流域から竿を出しましたが、1匹目はガリガリという感触があったので、よし!いただきだ!と思ったのですが、残念ながらハリがかりはしませんでした。
その後1匹掛けて終了です。いろいろあっての、悔いの残る終了でした。
反省すべきところ:
①逆バリを深く打ちすぎたのだろう、何と3回も逆バリの針が折れてしまいました。そのたびにハナカン周りの交換です。大アユであればあるほど、逆バリは浅く打たないと折れてしまいます。皮打ちでもいいのかもしれません。
②原因は分かりませんが、意外と大アユは持たないというか、スタミナがないように思います。それまで背バリもオモリもなくて潜っていたのに、急に浮いてしまうのです。こうなるともう自力では潜ってくれません。一見緩やかに見える流れでもかなり押しは強いです。そのためもあるのでしょう。
釣果は本当は8匹なのですが、現実は7匹で、大きさは21.5から26.5センチでした。オスが多かったようです。
最上川の”長崎”の水位は、10時が8.93、13時で8.92でした。望ましい水位は8.70くらいですので、20センチは高水ということになります。
ということはあと2,3日すれば水位は最高になるのではないでしょうか。大アユが一杯釣れるのではとついつい考えてしまいますが、現実はそう甘くはないでしょう。