高橋祐次。下野オリジナルのフィールドテスターです。
その高橋祐次は8月9日、滋賀県の安曇川にて前人未到の鮎釣り200匹を達成しました。
釣りビジョンで8月下旬か、放送されました。もっと早くお知らせしようと思っていたのですが、そのほかの書くべきこと、書きたいことが一杯あったので、ここまで来てしまいました。
時は元禄15年ではなくて、平成19年8月9日。琵琶湖に注ぐ河川では2番目に長い川、安曇川。全長52キロの1級河川です。
漁協は廣瀬漁協といいます。この河川の鮎は当然湖産アユ100%です。だから、副題は「湖産あゆ徹底攻略」。
もう本当にアユは一杯います。うじゃうじゃいます。群れています。川は平水よりも少なく、渇水気味。しかし、アユは小さい。思わず笑ってしまうほど小さいです。大きくてもせいぜい15センチくらいとか言っていました。実際呆れるほど小さいです、今の時期にしては。
仕掛けは以下のとおり。竿はシモツケのビクトリー・バージョンDG90。小型鮎用の竿。天上糸は0.6号、水中糸は0.15号、ハナカンは径5.5号、ハナカン周り糸0.8号、サカバリ1号、ハリは6号(マイクロX)で、市販の仕掛けセットです。
釣り開始は午前6時30分。いろいろ場所を変えて午後1時まで釣って、その釣果は何と”152匹”です。152匹のアユが引き船に入っていた。そんなにも入るくらいアユは小型だということです。大半は既に死んでいるか、死にそうになっているかしていましたが。
これからみると、私事で恐縮ですが、8月26日の米代川での釣果、26から27センチクラスのアユのなんと大きいことか。引き船はダイワの7.5リットルの大きい船ですが、それでも5匹も入っていると、引き船の半分は占有してしまうくらいでした。
6時半から午後1時までの6時間半で152匹、時速23匹。
1時半から2時35分までで26匹(累計178匹)
2時40分から3時40分までで10匹(累計188匹)
そして4時45分、待望の200匹目を釣り上げて、前人未到の200匹を達成したということです。
区間にして600メートルの範囲での釣果です。とくに浅トロで爆釣でした。一番下の目印からハナカンまでせいぜい40センチくらいですか、そんな浅いところでの釣りでした。泳がせと引き釣りの組み合わせでした。
何しろさすが湖産アユです、追いがすごいし、掛った後の引き、暴れ具合がすごい、見ているほうも釣り人の気になりワクワクしてしまいます。
【祐次語録】
自分としては朝早くからの釣りとなったが、一般の釣り人が多いし、ポイントが少ないので早くから竿を出して、朝と夕方で数を稼ごうとした。
・まずはいろんなところに竿を出す。それからポイントを絞っていく。
・川の状況を把握し、釣れないときは見切りを早くする。
・何といっても、数釣りのためには手返しを早くすること。ハリがタモに掛らないように注意する。16秒でオトリを出していました。
・波が立っていて、竿影を映さないところで竿を出す。
・引き船は渇水のため、少し深めのところに活けておく。音を立てない。
・少しでも石の大きいところがいい。
・湖産アユは、くるくる回る動作で、しつこく絡むので、ハリスは短めでいい。
・海産アユは、1回で逃げていくので、ハリスの長さを合わせる。
・人工産アユは、じゃれあっている感じ。
・群れアユを釣ると、どうしても群れアユのところに戻っていくので、その時は一回り大きい鮎で泳がせる。
・風が出て波が立っていると、アユは安心する。
こう書いてくると、いずれも当たり前のことですね。
私としては、こんなに釣る前にギブアップしてしまうでしょう。もう沢山、もういいやと。100匹まではやるかと思いますが・・・。