今朝方も涼しかったです。午前中も薄曇りで涼しい時間が過ごせました。半袖、半ズボンスタイルで家の中にいると大袈裟ではなく”寒さを”感じるくらいでした。 西日本の皆様方からすればなんと贅沢な!ということになるのでしょうか。
(午前10時55分頃。左上の飛行物体はUFOではありません。)
午後からは陽も差してきて、蒸し暑さが戻ってきたようですが、やはり自然は忠実というかお盆が過ぎると”涼しくなる”というのはこの地域では該当するようです。
お盆ということできのうは竿を出しませんでした。自粛しました。 きょうはどうする?悩みます。竿を出すとしても、いたずらに殺生はせず、釣れたとしても全てリリースして来ようとは思っていました。
(右岸崖には化石採集者が4人ほどいました。)
でも竿を出すためには肝心のオトリとなる鮎が必要です。 12日のお昼に活けてきた2匹のアユがまだ健在かどうか、それが一番肝心なことです。お昼寝後に川に行ってきました。そしたら2匹は生きていました。
(お盆でも関係なく、いつものように川に入れる人たちが羨ましい!失礼)
1匹は横たわっていたようでしたが、もう1匹は元気なようで、これなら竿を出せるかなあ~と喜びました。でも、そこに油断があったようです。その油断の一瞬の隙を元気印のアユにつかれました。
(逞しい!)
あろうことか、その元気印はジャンプして川へ逃げ去りました。その後の泳ぎの早いこと、早いこと! あっという間に逃げ去りました。元に戻ったと言いましょうか。水泳の選手なんか足下にも及びません。タモを持って行かなかったのが敗因でした。
もう1匹は半分ン寝たきり状態でしたので、そのまま川へ入れてもなかなか動きませんでした。流れに立向おうと本能的にするのですが、流されてしまいます。 でもオトリにするには弱っているなと判断しましたので、何とか川の中で少しでも生きながらえて欲しいと思いまして、優しく抱いてではなく握って、慣らそうとしました。
流れの緩やかなところで放してやりました。寝たきりならないことを願って。 ということで、意に反して、善行というか功徳というか、いかにもこの時期に相応しい行動をとってしまいました、とさ。
(触覚が1本無くなっています。)
さてここからがきょうの本題です。きょうは蝶々に拘ってみます。まずはきょう14日の蝶から。 シジミチョウのようですがとっても大きい蝶です。
次に13日撮影の蝶です。場所は雨水(下水)排水口のきれいとはとても言えないところです。アゲハチョウはこういうところが好きなのでしょうか? モンシロチョウとかは来ないように思いますが。
ただ止まっているだけではなく、羽をばたつかせながら歩き回るのです。蝶が歩く姿は何かちょと変な感じがします。 別に卵を産んでいるようには見えませんでした。
11日撮影です。13日のアゲハチョウもこの蝶かな、もしかして。
下のたくさんのモンキチョウの写真は大変興味のあるものです。珍しい光景を撮ったものだと自分では思っています。 ここに蝶は何匹いると思いますか?
私は最初は2匹が交尾中かなと思いました。 でも、でも、・・・・・ 実際は3匹もいたのです。 そのうち1匹は飛び去りましたが。
一番奥でじっとしていたのは動きませんでした。じっとしていてされるままという感じ。
これで無事交尾が終わったのならいいのですが。別に私は何の邪魔もしてはいません。自然界に対して失礼にあたるからですが。
蝶って不思議な生き物だなと思いませんか?あんなにか弱そうな体をしていて、それでいて飛ぶのは早いのです。真っ直ぐ飛ぶことはできないようで、あっち行ったりこっち行ったり、ヒラヒラとは上手く形容したものです。
実際はヒラヒラなんて言うものよりももっと激しくもっとす早く、横だけでなく高低も巧みに飛び回ります。常々感心して見ているのですが、よく生き続けてきたなあと。つねに上下左右に動き回ることによって身の危険を回避しているのかもなんて思ったりもしていました。
朝日新聞の「福岡伸一の動的平衡」という毎週1回掲載のコラムがあるのですが、11日は『蝶の飛行のメカニズム』と題して書いていました。 それによると、
『科学はまだ蝶の飛行メカニズムをきちんと解明できていない。』
『(飛行機が飛ぶ原理は鳥が滑空する方法と同じであるが)蝶が飛ぶ原理はまったく異なる。翅(はね)は、極細の骨組みにセロハンのような軽量の幕が張られているだけ。強い推進力もない。』
『でも蝶は、向かい風でも、横風にあおられようとも、決して落ちることなく右へ左へ自在に飛び続ける。』
『進化の長い歴史を眺めると、蝶を含む昆虫こそが最初に空中に飛び立つことに成功した生命体であった。・・・。虫たちはそれ(鳥)より3億年も早く、すでに空を制していたのだ。』
結局飛行メカニズムは不明のままですが、如何に昆虫たちが太古から素晴らしかったかが分かります。それだけでもニンゲンにとって尊敬に値するのではないでしょうか。
昆虫、万歳!