いやはや疲れました。鮎釣りから帰って来てから、道具や服を仕舞ったり洗ったり、鮎を配ったり、解体したり・・・・。少し横になりましたが、家族が見ている東北楽天とソフトバンクの一位二位対決がうるさくて眠れず、夜は町内会の会合があったり、風呂上りの体重は53.7キロに減量しました。
きょう7月1日は広瀬川・名取川の鮎釣りの解禁日でした。天気はいつ降り出してもおかしくないようなどんよりとした天気。気分も重くなります。起床は5時15分頃。準備して川へ入ったのは6時15分頃かな。タイツを履いて川へ入るのは去年の9月以来です。
どこに入るか?迷いつつ中洲の南の本流を見ながら、本命としていた澱橋の上流の瀬を目指しましたが、先客がいて長い竿でコロガシをしていました。それですぐにそこに入るのは諦めて、その手前の岩盤の溝や岩盤のプールに入ることにしました。
時は平成29年7月1日午前6時25分。養殖アユに触り、左手で握り、ハナカンを通します。やはり緊張しますね、この瞬間は。そうそうタックルですが、竿はシマノの(かっての)名竿「珪石」90-95です。水中糸は渇水ということもあり”ナイロン”糸。それも0.3号という太さ。これなら今どきのどんな鮎でも引き抜けます。
途中で引き抜いた後に仕掛けのトラブルがあり、水中糸は0.35号にしました。ハリはほんの最初だけ4本イカリを使いましたが、その後は3本イカリ、それもやや小さめの6.5号か7号です。
結局最初に入ったところでは掛からず、掛かりそうにも感じず、10余分で岩盤を諦め下りました。その時はコロガシは止めて友釣りを始めたからです。彼の仲間がいるようで、澱橋の直下上流のトロやトロ瀬は仲間3人くらいで循環させながら釣るようでした。
こういう瀬に入りました。水量が少ないので、根掛かりしても入って行けます。そうそう水温は19.5度でした。朝方です。昼過ぎには22度になりました。
そして6時50分前後かな待望の当たりが伝わってきました。嬉しいのですがちょっと焦るし、ドギマギしますね。最初だけは。 これです、見よ!今年の広瀬川の鮎第一号です。大きさは20センチ前後。
第1号
第2号
第3号
第4号
第5号
第6号
掛かり鮎の写真は去年も撮りましたが、掛かる数が少ないであろうことから少々面倒でも撮っておこうとしたわけですが、さすがにここまで来るとこれではいちいち面倒極まりないと思うようになりました。
ということはもっともっと掛かるだろうと否が応でも思ってしまうということです。それで1回ごとの写真撮影は止めました。かなり気が楽になります。入れ掛かりという訳ではないのですが、それなりにそこそこ掛かってくれるのです。
そうそう掛かった後の鮎との取り込みの格闘が鮎釣りの醍醐味であり、掛かった時のショック、目印の動きもそうですが、掛かるのはどちらかというと瀬の流芯よりも右岸寄りですので、引き抜くためには流芯を横切って左岸の浅瀬に導いた後で引き抜くというのが一番ベストです。
でもいちいち丁寧に左岸に寄せてから引き抜くも面倒とそのまま抜いてやろうとして、4,5回はばらしてしまいました。強引すぎるのはやはりよくないです。鮎とのやり取りを楽しむのも鮎釣りです。
まあばらしてしまうのはこちらが精神的にも未熟だからと言えますが、きょう罹ってから引き抜くまでのやりとりがこんなにも強くて大変だったか?!20センチクラスの鮎なら簡単に抜けたのではないかという思いがありますので、きょうの鮎とのやり取りはまさに体力の消耗戦だなと感じました。
左岸に寄せて引き抜こうとしても抜けないのです。近寄って来てしまいます。考えてみれば多分に水中糸がナイロン糸で、伸びるからといえそうです。でも「珪石」でこんなにも抜けなかったものか?いつからこんな感じになったのか?いやあ本当に体力が必要なのですね。こんなことを言ったら笑われるかもしれませんね。
((なにくそっ!負けてたまるか!この野郎(このハゲーーーーーではありません)!なにくそ!クソっ負けないぞ!))
私自身の体力が落ちている、消耗してるという現実を突き付けられたかのよう。2回目の引き抜きのときかな、鮎の引きがあまりに強いために、これはもしかしたら二ゴイか?またはサクラマスかな(最上川のようにブラックバスとは思いませんでしたが)と真面目に思いながら左岸に引き寄せました。そして抜いたのですが、たったの20センチくらいの鮎でした。背掛かりです。
ジャジャジャジャーン! これは午前中の2時間半での釣果、何となんとナント 18匹 も掛けたのです。取り込んだのです。
そして暫しの休憩の後、30分竿を出して2引きを追加し、めでたく ツ抜けどころかその倍 20匹 も掛けてしまったのです。これを奇跡と言わずしてなんとする!
広瀬川の解禁日に20匹なんていう釣果は何十年振りでしょうか!?びっくりです。驚きです。渇水です。こんなに渇水なのに、それでも掛かってくれるとは!!悲観はどこかに飛び散ってしまいました。これはまさに FREUDE 歓喜 です。
以上は午前中の出来事です。午後は1時40分頃再開です。ゆっくりです。午前中の瀬は止めて、折角ですのでここまでくればと、朝方のリベンジです、岩盤底のプールへ入ることにしました。ダメもとで。余裕の証拠ですかね。こういうところです。
午後の1匹目
2匹目
ちょっと入れ掛かりに近い状態でした。こういう深いトロ瀬で掛かるのも面白い!!
これは徐々に方が小さくなっていきまして、8匹目に掛かったアユです。これは天然ものでしょうね。
8匹目
でも9匹目はまた元に戻りました。 でもあと1匹がなかなか掛からず、午後3時となったので納竿することにしました。もう十分です。午前の20匹に午後1時間くらいでの9匹をたして 29匹 です。この私が29匹もの鮎を掛けたのです。もう満足。大満足でした。いい一日でした。
これは自宅で食べることにしたあゆの一部です。