
前回のつづき。
落ち葉のトレイルを走る。
マイナーなルートなのでマウンテンバイカーはおろかすれ違う人もなし。しかし倒木をやり過ごしたところで一気に視界が開けた。

前回の記憶は曖昧だが、宅地の造成が行われているようで遥か先まで整地された景色が広がっている。自分が走ってきた道や、前回見たカモシカらしき動物とのギャップに唖然としてしまったがこれもまた21世紀の風景。かろうじて取り残された獣道のようなトレイルを走り峠に到着した。

この峠、かつては青梅と飯能を結ぶ重要な交易路だったようだが現在は造成地によって完全に分断されている。手持ちの地形図がたまたま古いものだったので確認するとまだその頃は峠として機能していたようだ。
気を取り直し尾根伝いに進む。しかしここで道を間違え集落に下りてしまった。しかし大した標高差ではなかったので再び山に戻り尾根道へ。倒木や分りにくい分岐があるものの雰囲気のあるシングルトラック。しばらく走り、今度は予定した集落あたりに出ることができた。
つづく