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前回のつづき。
快適な石尾根歩きを楽しんでいると真っ白なヘリポートを通過し奥多摩小屋。テント泊をしていた人もいたようだ。
今度は私もここでテント泊か?と思いながら静かに通り過ぎ、ここからはいくつかの小ピークを巧みに(?)巻きながら山頂を目指す。
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いくつ目かの急登を歩いているとき、ふと前方を見ると真っ青な空。この色にココロを奪われてしまうのだ。やっぱり山はいい。
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早く山頂に着きたいような、でもいつまでもこの石尾根を歩いていたいような気分だったが、いよいよ目指す山頂の雲取山避難小屋が近くに見えてきた。しかしここからが長い。
個人的に目標というか到着予定時刻と思っていた10時丁度に避難小屋に到着。そして雲取山登頂。
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登り始めから抜きつ抜かれつしていた単独行の方にシャッターを押してもらい記念撮影。こちらも単独だったのでしばし天気の話などをしてから別れる。
出発が早かったこともあり予定通り山頂で昼食を摂ることにした。風も少しあるので避難小屋で食べることに。因みに小屋の外にある温度計はマイナス2度。山にしてはかなり暖かい。
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お湯を沸かし、すっかり冷えたおにぎりを鍋で温めてから定番中の定番のサッポロ一番味噌ラーメンで腹を満たす。
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ここからはきた道を戻るだけだが、真っ白になった防火帯を上から眺めているとなんだか果てしない距離を歩いてきたように感じた。朝よりも空気が霞んできたようだ。
終わり。