
前回の続き。
早朝4:30。
どうやら直前まで雨が降っていたらしく、眺望は期待出来ない。近くの山頂に行くことは諦めたが、布団でしばらくグズグズしてから5時前に這い出てカメラを持って出かけた。
小屋の軒先にある温度計は13℃。Tシャツ一枚だとさすがに肌寒いく、昨日までの熱帯夜とは大違い。そこでぐっすり眠れたことに漸く気付いた。

草原へと向かう散歩道をゆっくりと歩き、前の日に道普請したあたりを確認しつつ見晴らしのいい場所に到着。雨上がりだからか生まれたての雲がせわしなく動き回っている。

小屋に戻ってテント泊の方々を見送ってから朝食の時間。大勢で賑やかに食べるメシはやっぱりウマい!親父さんに勧められるままドンブリ二杯のご飯を頂きすっかり腹が膨れてしまった。

夜中に雨を降らせた雲もどこかに行ってしまったようで、か細い雲が風に乗って青空の中を動いて行く。日差しは強いが日陰は涼しく気持ちいい。
夏の間ずっとここに身を置きたい気持ちだが、さすがにそういうワケにもいかないのがツラいところ。蒸し暑い下界に戻りたくない気持ちを抑え、荷物をまとめることにした。
終わり