何となく鬱々とした気分に陥る。
と、まぁ 今日は実の生る花でお楽しみいただくとして。
そういう時って、意味もなく苛々して
普通に考えれば、どうって事もない家族の言葉や仕草に腹が立ったり
家事に対する意欲もなく、かと言って素通りする事も出来なくて
ただ悶々と…そんな自分がたまらなく嫌だったりする。
そんな時鏡を見る。
ナスの花
鏡の中の私と言えば、妙にかさついたように皺っぽかったり
髪の毛も毛羽立ったようにまとまりがなかったり…。
思わず目を背けたくなる。
たまにはお化粧でもしてみようかな。
サヤエンドウの花
食器洗いは食洗機に任せて、掃除機はモップだけで誤魔化したり
洗濯物を干すのだって、裏返しのものなんか元に戻してあげない!
裏返しに脱いだ人は着る時に元に戻す事!なんて、家事を少し手抜きして。
そして鏡に向かって、顔を洗い保湿クリームを塗り、少しだけ化粧をしてみる。
パサついた様な髪の毛に、美容院から求めた気持ち高めのエッセンスを
手にひらに一滴二滴…垂らして髪の毛になじませ櫛を入れる。
なんだか気持が軽くなっていくような気がする。
トマトの花
さっきまでのくたびれた様な私はもう居ない。
鏡に向かって…ニッと笑ってみる。
ちょっと頬を紅潮させたような、ひとつふたつは若返ったかな。
普段は素っぴんで過ごしていたけど、ちょっとした化粧で気持ちが変わったり。
大事な事なんだねぇ~ いくつになっても女である事は。
キウイの花
どっかの老人施設では、利用者さんに化粧をしてあげたりする所があるようだ。
日常生活に援助を要するために施設に入所している高齢者は
おしゃれに対して消極的になる傾向があるという話だ。
社交性を高め生活意欲を引き出す手段の一つに化粧。
化粧によって日常生活が活性化し、年相応でありたいという事は
何も高齢者だけではなく、中年層にも言える事ではないかと思った。
ジャガイモの花
きっと 仕事から帰って来た夫や息子は、どこかへ出掛けて来たの?って聞くに違いない。
せいぜいがとこ、近くのスーパーへ孫太郎をお供に食料品調達くらいだけど
そんな些細な事で、気持ちが明るくしてられるんなら化粧も悪くはないな。
どっかへ出掛けないと化粧しちゃおかしい? そんな事を言って切り返してやろうかな♪
さっきまでと違って、少しだけ活き活きとした私が鏡の中で不敵に笑っている!
という事で、今日の一枚 サルナシの花をUP!