あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

新緑のこぶしラインから大内宿へと

2009-06-17 23:18:48 | プチドライブ・地域の事
先日思い立って大内宿へと出掛けて来た。
どうもストレスが溜まったようで、畑の草むしりをしても
買い物へ行って憂さ晴らしをしても…孫太郎とラーメンを食べに行っても
どんな事をしたって、いつの間にか澱のように溜まったストレスは拭いされるものではなく
何に対しても苛立ち腹が立ち…そんな自分にも嫌気がさしてしまっていた。

その日は梅雨の中休みのような日で、夜勤の夫は帰って来て
一杯…二杯の時もあるけど、飲んでご飯を食べて寝てしまうし
平日とあって息子は出勤とばぁちゃんはショートステイへと…孫太郎はお休みで
この日を逃したら、私はストレスに潰されてしまうと…かなり大袈裟だけど(笑)

どこに行こうか考えたが、山で歩きたくない気分だったので
今回は車で行けるとこで、遠くもなく近くもなく…だと、やっぱり大内宿かな。
そんな事を思いながら一路美里町から大内宿へと続く、こぶしラインコース。
そんな時のBGMはやっぱり省吾さま!


美里町からこぶしラインへ入ると、山道へと曲がりくねった道は続く。 
梅雨とは思えないほどの天気の良さに、遠く近く…山々の新緑さが目に沁みる。

 
途中戦死四十人墓を横目に栃沢ダム、そして戦死二十四人墓を過ぎて…
因みに白鳳山公園から戦死四十人墓を経て、会津戦没七士之墓
そして戦死二十四人墓から正法寺へと戊辰戦争の爪跡は、こんなところにも見られた。


栃沢ダム

車を停めて写真を撮ろうとしたら、すぐ後ろに蕗を採る人がいて
私も蕗を採りに来たと思ったらしいが、そうじゃないと分かると話しかけて来た。
どうも蕗採りにも競争相手がいるようで、これから大内宿へ行くと答えると
気を付けて行がんしょ~って…なかなか気の良いオッサンで…(笑)


こぶしラインから望む山々の緑も濃く…。


道路沿いに白い藤のような花を見つけた。

下野街道旧道の案内板を何箇所か見かける。

しばらく山間の道を走るが、平日とあり行き交う車もまばらで
じつに良いドライブ日和だった。

もうすぐ大内宿へ数キロのところにある大内ダムで小休止。
いつもの事だが、この景色見ずして大内宿を語るなかれ…というくらいに絶景に
湖面から吹き上げる風の心地よさに、今までのストレスは跡形もなく吹っ飛んでいたようだ。


行くたびに立ち寄る写真スポットで、そこから遠目に大内宿を望む事が出来る。


満々と水をたたえ波ひとつなく…まるで辺りの山々を写す鏡のように…。

この景色を見ていると、ちっぽけな事に腹を立てたり
自暴自棄だったり自己嫌悪だったりが、どうでもいい事のように思える。

そこから車で一気に大内宿へと…裏手にある駐車場は無料で空いている。
反して町営の駐車場は混み合ってるし駐車料金は取られるし…で
まぁ ここは穴場って事で!

そこには、昔懐かしい水車小屋のバス停留所があり
脇の道を下って木の橋を通ると、大内宿の裏手の方へと続く道がある。
途中から急な階段を息を切らしながら登り切ると
大内宿を見渡せる写真スポットへと行く事が出来る。






階段を登りきったところで、振り返ってみると…かなりの高さだ。


木漏れ日の中、三々五々に観光客の姿がチラホラと。



土産物満載のお店よりも、昔の風情を残した様なお店が好き。


じゅうねんのソフトクリーム、穀類独特のコクがあってメッチャ美味しかった♪

何度か行った大内宿だが、いつものごった返しの風景とは違って
こんな時に友人を案内したかったなぁ~。
すでに新緑というよりも深緑と言った方が似つかわしい風景に
時間にして1時間ちょいの開放感飛行を味わって来た。


という事で…やっぱり写真スポットからの大内宿でしょ♪




コメント (32)
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