あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

ツバメが巣立った日

2009-06-11 23:15:03 | 日々雑事
昔々、燕と雀は姉妹であった。あるとき親の死に目に際して
雀はなりふり構わず駆けつけたので間に合った。
しかし燕は紅をさしたりして着飾っていたので親の死に目に間に合わなかった。
以来、神様は親孝行の雀には五穀を食べて暮らせるようにしたが
燕には虫しか食べられないようにした。『雀孝行』から。

我が家に今年もツバメがやって来た。

去年、家の新築の為に、いつもツバメが巣を作る車庫を仮住まいとしたために
場所の取りっこに、仮住まいの車庫へどうしても巣を作らないと!とツバメ。
仮住まいの中に巣を作られたら、家具の上にフン害が…と追い払う私と
かなり辛辣な場所取りバトルが繰り広げられたので
もう、今年は来ないかもしれないなぁ…と思っていた。

ところが、先日車庫の前にツバメが!
まさかとは思ったが、ちゃんと車庫の中に壊さずに置いた巣に戻って来てくれた。
習性というか、本能というのか…私がツバメだったら来なかったかも。
しかもちゃんと巣の中へ入り込んでだし。


しっかり産卵もしていたようで、その後巣の下には卵の殻が
もうすぐ雛の顔が見られるかと思うとウキウキ気分になる。



数日後、巣の下には卵の殻が落ちていた。
雛が孵ったのか、まだ鳴き声は聞こえない。



ようやく鳴き声が聞け始めると、ちっちゃいクチバシが見え隠れ
俄然、ツバメの母さんも忙しさを増すようだ。



早く!早く~~!!と母さんツバメが近づいただけで顔中の大口を開けて餌の催促…
かなり凄まじいまのがある。



餌を運んできた、母さんツバメをも飲み込もそうな勢いで
生存競争もかなり激しそう…ここにも弱肉強食の世界があるのかもしれないと
精一杯自分を強調する者と控え目な者の体格の差はあるのだろうか。



そして良くしたもので、雛たちのフンは巣からお尻を出して
下に落とす事によって、巣の中は清潔に?かどうかは分からないが
フンで巣の容量が狭くなる事がない…いわゆる水洗トイレか(笑)。



だが、そこで被害甚大なのはヒメ様で、目の前にはフンの山。。


ほぉ~~ら、ツバメの赤ちゃんも随分大きくなったようだ。
いつもは隠れていた巣から、いつもこんなふうにして外の世界を見ているよ♪



さすがに育った雛の食欲と体格の大きさに、ツバメの母さんは押され気味で
そろそろ、巣立ちの時かもね。



ようやく巣立ちが出来たようで
最初の2~3日は車庫の中で飛ぶ練習をしていたようだが
いつの間にか巣は空っぽで、誰も戻っては来なくなってしまった。


あんなに仮住まいの車庫に入って来るとホウキで追いかけまわされ
車庫の前の電線に止まって隙あらばと恨みがましい目で見ていたツバメ。
そんな目に遭っても、今年も来てくれた事に感謝の気持ちと
なぜか、幸せの兆候かなぁ~なんて感じ入ったり
何よりも無事一羽の雛もかける事なく巣立って行った事が嬉しかった。

なんだか、一抹の寂しさを覚える…。

が、間もなく空いたツバメの巣に第二弾が到着!
ただ今 抱卵の真っ最中のようだ…(^^)v

という事で、今日の一枚は、一番可愛く撮れたツバメちゃんをUP♪


最初から巣立ちまで写真を撮り続けた。
今回何枚かの写真を選ぶのに苦労してしまった。


コメント (30)
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