あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

この木なんの木気になる木

2010-06-19 23:14:53 | 植物

目が覚めた時にはすでに雨の朝を迎え
ヒメさまの散歩もカサ持参じゃなきゃと出掛けたが
思いがけず雨は止んでしまったけど、涼しいけど蒸し暑いような
梅雨特有の一日だった。




pochiko農園脇にある庭の隅っこには柿の木がある。

これは、ばぁちゃんが倒れる前に植えたもので、種類は分らないけど
大きい実で干し柿にして食べるからと植えたものだったはず。
残念ながら何年たっても一個か二個くらいしか実が生らずに
たまには実も生らない年もあったり…だから、ばぁちゃんだって文句は言うまいと
根元からバッサリと切ってしまった柿の木だった。

ところが何年か経って、その柿の木の根元から何本かの芽が出始め
なんだか一生懸命さに、そのうちの一番太い芽を残して置いたところ
どんどんと成長して…気が付けば、かなりな大きさにまで復活していた。


バッサリと切られた根元脇から、ニョッキリと伸びた…何の木?

毎年葉は茂っていた…と思うのだが、去年までは気にもせずに
というか、存在さえも忘れていた昔柿の木だったはずの木。
今年はどうも柿の葉にしてはおかしいと気づいたのだが
まだ若い脇芽から育った柿の木だし、さもあろうことかと思っていた。


チッコイ蕾が数えきれないくらいに!


こちらが普通の柿の蕾

先日更に気付く…よく見れば葉っぱの下には蕾らしきものがあって
だけどどうも柿の花とは違うような…なんといっても小さいし
我が家の小屋の裏にある柿の木を見れば、やっぱり柿の花が付いているが
それは見慣れた、極々当たり前の柿の花だった。

見比べてみて…やっぱり違う。

幹も柿の木とは違うツルっとした感じで、とても柿の木には見えなく
根元を見れば、ちゃんと切った柿の木の脇から出ている。
いったいこの木は何なのだろうか??


普通の柿の葉っぱと比べると、小さ目だし葉の表面もツルツルしていない。 
しかも薄っぺらダシ!


相変わらず…この木なんの木気になる木~
名前も知らない木ですから名前も知らない花や実が生る…?
なんて歌ってる場合じゃないか。

時間を見つけて、いろいろと調べてみた。
結果、どうも豆柿というのに似ているような気がした。
でもなんで? 以前の柿の木の葉っぱは普通に大きかったし
一個か二個生ってた実も、確かに普通の柿の実だったはず。


しばらくして蕾も開き始めて…花の先がピンクっぽくって可愛らしい♪

この花で検索を再開したところ、やっぱり豆柿のようだった。
豆柿はよく接ぎ木に使われていたようで
たぶん、ばぁちゃんが買って来た柿の木の苗は
豆柿に接ぎ木したものと思われる結果となった。

すると夫、豆柿なんぞ渋をとるしか利用価値がないぞ。
切ってしまった方がよくはないかと…でも秋遅くには黒っぽくなって
甘くなるとあったけど、たぶん食べないだろうなぁ。
それでもあんまり大きくしないでとって置きたい私…果たしてどうなるのか豆柿!



という事で豆柿の花をUP♪


ふっくらとしてピンクの縁取りが妙に色っぽい。



コメント (34)
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