先日の事になるのだけど、まだ梅雨空になる前の
カンカン照りの続いていた頃に、pochiko農園へ行こうとして
庭の脇を通ったら、何やら鳥の鳴き声が聞こえる。
頭上を見上げると松の木に、雀か?とも思える野鳥が止まっていて
でも、雀とは違う鳴き声だったし、姿も微妙に違っていた。
灰色っぽい雀の模様とは違い、雀特有の小ぢんまりとした格好でもなく
気持ちスラっとした感じ? なんという野鳥なんだろうと思っていた。
松の木に止まっていたネズミ色っぽい野鳥
骨組みだけとなったハウスの天井近くには見覚えのある野鳥
俗にイシタタキとも言われるセキレイ。
因みになぜイシタタキと言われるかというと
主に水辺に住み、長い尾を上下に振る習性があるからのようで
ニワタタキとかイワタタキとも言われているところもある。
そのセキレイが、松の木にいた謎の野鳥に近づくと
途端にピーピーと鳴いたかと思うとパカッと口を開ける。
セキレイは近づくと一瞬にして朝を与えたかと思うと
すぐさま飛び立ってしまった。
そっか、あれはセキレイの雛だったんだ。
親セキレイとは違う色合いの姿だけど、微妙に尻尾が長い。
イシタタキたる所以なのだろうな~それが特徴みたいなもんだし!
それから家の中からとか、ソッと近づいてみたり
毎日 セキレイの雛の写真を取るのが日課みたいとなった。
しかしね~ よくよく観察をしていると、体もけっこう大きくなってる。
まだ親と同じ模様は出てはいないけど…もう少しかな?
そんなセキレイの雛ちゃんに、しょっちゅう餌を運ぶ親セキレイ。
時として間に合わなくて、松の木から飛び降りて
川を飛び越し道路まで追っかけて餌をねだる雛ちゃん。
お母さん、どこにいるの?
あ、いたいた!! お腹すいたよ~~
早く、早く…ご飯ちょーだい!!
とかいってるんだろうな~(笑)
良い年こいて、いつまでも親のすねをかじってる…。
はて、人間界のどっかにもいたような?
人間の脛ならかじれる余裕はあるけど
セキレイの枯れ枝の様なか細い足じゃ
かじれる余裕もへったくれもないだろうに(苦笑)
とか思ったけど、親セキレイに比べると
まだちっちゃかったんだね~~^^;
そんなセキレイの親子を見るのが楽しみだったが
ちょっと天気の良くない日だったりとか
私が忙しくて観察してる暇がなかった何日か…。
あのピーピーという鳴き声は聞こえなくなり
松の木のあちこちでウロウロしてる姿は見かけられなくなってしまった。
羽を伸ばしてみたり…
羽を広げてみたり…飛ぶ練習をしてるんだろうな^^
何日か見てない間に、すっかり一人前になってどこかへ行ってしまったのだろうか。
pochiko農園や隣に畑で見かけるセキレイがあの雛ちゃんだったのだろうか?
脛っかじりの雛ちゃんは、どうやら一人前になって飛んで行ってしまったようだ。
ともあれ、可愛い時期をじっくり観察で来て良かったよ♪