相変わらず寒い日が続いている。
昼間の間には晴れ間も見えるのだが磐梯おろしとでもいうのか
底冷えするほどの寒波にコタツから出れない私。
それでもヒメの散歩は休めない…今朝はマイナス10度だったとか。
凍りついた弾けたマユミの実
毎年行われていた地区の歳の神
地域によってはどんど焼きだとか、浜通りでは鳥追いとか言われ
我が会津では歳の神と言われている。
歳の神の行われる前の日曜日辺りに
子供会が各家のしめ飾りや一年神棚にさげられていたしめ縄だとか
起き上がりこぼし、ダルマ、風車などが集められてお焚き上げされる。
そこ炎でスルメや餅を焼いて、無病息災を願うものだった。
数年前の歳の神点火前の風景
…が、東日本大災害時、浜通りのある原発の被害に
放射能の関連でセシウムが発生するのを避ける為
去年から歳の神は行われなくなってしまった。
2011年震災前の1月16日…これが最後の歳の神となった。 ポチっと!!
歳の神で初めて出会う地区民などの新年のあいさつなど
老若男女が集まり、燃え盛る炎に頬を染めて
長い棒の先に括り付けられた網ワタシに
餅やスルメを焼く姿も見られなくなってしまった。
去年は我が家の庭先で極々小さい歳の神を作って燃やしたのだけど
藁が湿ってたためかどうか、しめ縄や起き上がりこぼしの燃え残りがあったりで
どうも上手い具合には行かなかったようだ。
近隣の地区でも行われる所もあるのだけど
何となく近隣の地区まで持って行ってまでは気が進まずに
東山温泉や…確か芦ノ牧温泉の近くでも行われるようだが
さすがに遠いし、かと言ってゴミとして出すわけにもいかずに
どうしたもんかねえ~(-_-;)
近所のお宅でも困ってしまったけど
ゴミとは別に庭先で燃やしたようだ。
夫が一人で燃やしたしめ縄やダルマ、起き上がりこぼしや風車
なんだか寂しい歳の神
そこでお休みだった夫が、庭先に雪をかき分け
風が入らないように穴を掘りそこで燃やしてくれた。
私は家の中から、その様子を写真に撮ったけど
なんだか寂しい歳の神…また再開してくれると良いな~と思った。
という事で、震災前の歳の神の風景をUP!