今年の春先にホームセンターの種売り場で見つけたエゴマの種。
ちょっと珍しいので蒔いてみようかって興味半分で買って来た。
エゴマは会津では十年(じゅうねん)と言われ
「食べると十年長生きする」ことからで
そういや、大内宿などで串に刺した焼いたしんごろう餅に
じゅうねん味噌をつけたものが売られていた。
そんな餅を頭に思い描いて、畑の隅っこに種を蒔いて
徐々に育ってきたのだけど…健康食品だって聞いたのは
葉っぱが青紫蘇の大きさに育ってきたころか
もともとエゴマとはゴマの種類かと思っていた私だが
シソ科の植物だったとは、今更ながらわが身の無知さを恥じるばかり!
しかも、必須脂肪酸であるα-リノレン酸を豊富に含むなど
近年健康食品として注目されてるんだってねえ。
なるほど、そう言われてみると育っていくにつれ
青紫蘇にソックリになってきた。
7月17日撮影 見た目青じその葉っぱっぽい。
よく葉っぱなんかは焼肉とかを包んで食べるらしく
茂って来た葉っぱを何にして食べてみようかと
検索してみるとエゴマの葉の佃煮が出てきたので
たくさんある葉っぱ摘んでさっそく作ってみた。
エゴマの葉収穫!
サッと茹でて粗めの微塵切りにした。
ちょっと紫蘇風味だけど、これといった特徴もなく
干しエビとシラスを入れて水気がなくなるまで煮込んだ。
出来上がったエゴマの佃煮
まあ、エゴマが収穫出来たらそれでいいや!と思い
黒っぽく枯れて来たら収穫してみようと思っているうちに
なにやら雀やムクドリの大群に集られて
あっという間に実が空っぽの状態になってしまったので
慌てて収穫することにした。
エゴマの花
枯れて種が収穫出来そうだが、雀やムクドリに啄まれる(~_~;)
根っこから茎ごと抜こうかと思ったけど
あまりに大きくなって、よく乾いたらバタバタと叩けばいいのだろうけど
かなりかさ張るので、剪定ハサミで穂先の付いてる小枝から切って
しばらく干しておいたが…はてさて、これからどいうやって粒を取ろうか?
良く乾かしてから種を取り出す…つもり。
フルイの網目を利用して種を取る。
しばらく干しておいた後に手で穂先だけをひっこいて
その先はどうしようか…小屋にあった網目の細かいフルイを出してきて
その上で穂先をグリグリと擦って細かいゴミとエゴマの粒を拈出したが
また、どうしようか行き詰ってしまった。
葉っぱの細かいゴミと一緒というか、エゴマの方が極端に少ない(;´∀`)
車庫の入口で邪魔になりながらほっぽといたけど
いつまでもそのまんまってわけにはいかないだろうなと
細かいゴミとエゴマを分けるには…そうだ!!
水に漬けたらエゴマは沈んでゴミは浮くと思いついたが
浅はかな考えに過ぎなく、エゴマもゴミも一緒に浮かんでる!
なんだか、超メンドクサイ"(-""-)"
しかたなく家の中から蒸し布を持って来て
そこに水をたっぷりと含んでしまったゴミとエゴマと空けて
またそのまま乾かして…失敗しちゃったなあ!
エゴマなんか作らなきゃよかったと後悔しきり。
いっそ、このまま捨てちゃおうかと思った。
しかし、良く乾いたエゴマとゴミを何気に吹いてみたら
あらまあ~簡単にゴミだけ吹っ飛んでくじゃないの♪
思わず一生懸命に吹いていたら、酸素不足というか
なんだか目まいが…一日間を置いてまた息で吹っ飛ばす(笑)
一杯作んなくって良かった( *´艸`)
ゴミを吹き飛ばして残ったエゴマ…メッチャ少ない!!
とりあえず瓶に入れて保存。
人力唐箕っていうのかしらねえ~ よく吹っ飛ばしたものだと
ザルに残ったエゴマの粒は小さ目な瓶に八分目ほど採れた。
このエゴマで、まさか油を搾る気はないけど
出来れば炒って磨り潰してエゴマの味噌を作り
ご飯をつぶして餅状にした「しんごろう餅」に付けて食べようかと!
これは美味いぞぉ~~!!と思った。
まあ、思っただけで精根尽き果てたって感じでまだ作ってはいないけど
来年はエゴマ…絶対に作る事はないな(^▽^;)