あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

喜多方の酒蔵元を見学してくる。

2016-02-25 23:23:01 | プチドライブ・地域の事

ちょっと喜多方市にお雛様を見に行っただけで
思いがけなくも三部作になってしまったが、ここが最後に回った場所で
あべ食堂でお腹も満腹状態で、家にお土産の毒りんごサブレーも買った。
後は帰るだけなのだが、通りの酒蔵元が見学無料とあったので立ち寄ってみる事にした。

入口のノレンは少々くたびれかけてはいたけど
なかなか酒蔵が観れるなんて事は少ないので
思い切って入ってみた。

っていうか、夫がトイレ!!というので
貸してもらう事も念頭にはあった( *´艸`)

清川酒造店、1631年(寛永8年)の創業以来370余年酒造り一筋の歴史を誇り
澄んだ空気と豊かな水に恵まれ、品質第一の酒造りを続けてきたようだ。
また、全国的に見ても希な女性杜氏の酒造りも注目を集めており
酒蔵見学は無料。試飲も可…とあった。

この奥が酒蔵となっている。

入口はちょっと薄暗くひんやりとした空気が
底冷えさえ覚えるようではあったが、酒蔵とはそういう所なのだろう。
以前…とは言っても何年も前の事になるのだが
この酒蔵の近くのも酒蔵元があって
そこでちょっとコンサートのようなものがあり
蔵の中のコンサートに惹かれて出掛けた際に
酒蔵の見学も出来たので…その時以来の事だった。

 

まあ、その場所とはずいぶん趣が違ってはいたけど
たぶん、もうここでは見学のみで、お酒は造られていないのだろうと思われる。
埃で良く見えないビニールがかかった木製の器具があったり
大きなタンクが何個か立ち並んでいたりと
昔は忙しく動き回っていたのだろう名残が妙に寂しい気がした。

大きなタンクには『夏子の海』の絵が貼られて
ここも女性の杜氏さんがいたからのようで
私にしたら『夏子の酒』よりも、八重の桜題材の漫画を描いた松尾しおり先生の
会津の酒蔵が題材とされた『永遠のはじめ』が思い起こされる。

小作農の娘「登和」は会津一の酒屋、佐倉酒造の跡取り息子「創」と結婚をする。
戦争の厳しさ「創」との恋を描いた、蔵を守るため強く生きる女「登和」のグランドロマン。

以前行った松尾しおり先生の漫画教室見学  ぽちっと!!

と、話はかなり横道にそれてしまったけど
店の奥から一人の老人が出て来て、試飲を進められ
昔 王選手…今はそう言わないよな(;´`)
王監督?でいいのか、安倍首相が来店された事など説明してくださり
今は表のお店で熟成酒の在庫や
他所の蔵元で造りをしているお酒を少し扱っているらしい。

たくさんの賞や盾などが使われなくなった釜やタンクに飾られていたが
観光を目的とした酒蔵とは違い素朴さ…とでも言った方が良いのか
寂れた感じを払拭するのは難しいかな…。

我が家の近くにも蔵元があるけど、普段、お酒類は飲まないせいか
なかなか中に入ってまでは見学出来ないでいたけど
こういう機会に、中に入って見学出来た事はちょっと為になったような気がした。

 


 

コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする