昨日はクラス会だった。
新宿は久しぶりだったけれど天気が悪かったし、そう言う気分でなかったのでカメラは持っていかなかった。
でもユニクロとビックカメラのコンボらしい「ビックロ」なる建物があったり、全部がコムサデモードのビルがあったり、改めて服を買うなら新宿というインパクトを受けた。
(私が知っている新宿は、伊勢丹と丸井だけみたいな新宿だったのだ。)
駅のトイレがえらく混んでいるので、ルミネのトイレに入ろうかと思うが、こちらもやたら並んでいた。パウダールームでは雑誌のモデルみたいな若い女の子が必死に化粧直しをしていて、本当にプロ級にみんなかわいいので思わず見入ってしまうほどだ。やはり新宿は違う。
時間がだいぶ余っているので、伊勢丹にでも入ってみようと思う。
しかしここでも驚いたのは、デパートにもかかわらずあまりの混雑振り。そして2Fはティーンエイジャー風のテナントがたくさん入っている。デパートと言うものはある程度の年齢層からの服が売っているものだと思っていたが、今は10代から高級服というものがあり貧富の差がすでにここから始まっているのだ、というカルチャーショックを受けた。
3Fにあがるとやっとデパートらしき雰囲気になっているが、そこをブラブラ歩きながら1枚の一番安そうなブラウスの値札めくると5万円。
まったくお呼びでないようなので、地下の食品売り場に行ってみたが、弁当が1,600円、イチゴが1パック1,600円だの1,900円だのとある。ここまで高級品になると「いいなぁ~」というより、「ハァ、そうですか。」という心境になり、アホらしくなってきた。
それにしてもこのバブルビルの中にどこにもかしこにも、うじゃうじゃ人がいること。日本全国、新宿。こんな所で買い物をする人がぎょおさんいることにクラクラする。中にはバギーを押しながらバッグを見ている女性もいる。今は子育てもファッショナブルなのだろうかと思わされる。
地方のデパートが衰退するわけである。それよりここに集中させて全国津々浦々から客を集めた方が効率が良い。こういう人達は新幹線に乗ってでも買いに来るのではなかろうか。
今に日本もアメリカみたいになるだろう。眩暈がしそうなほどの金持ちと、生活保護世帯ばかりが増えていくだろう。小泉政権は間違いだったし、アメリカの餌食になるだけで、そしてその同じ道をまっしぐらに進んでいる。
情報が錯乱していて、何が正しいか、何が間違っているかも分からないまま、私達は滅亡に向かって歩んでいると言っても間違いないのではないか。政治家が本当の国より目先の利益に囚われている限り、そして有権者もそれに同調しているだけのこの国にもう次の世紀はないだろう。(でもそれもしょうがないじゃない。こんな国がこんな風に滅ぼされましたというのも人間の歴史の1ページなのだから。)
クラス会は心臓バクバクしながら会場に行ったが、案外みんな覚えていてくれて、覚えていなくてもみんな優しかった。G子が「昔のクラスメートは利害関係が無いからいい」と言ってたけれど、そんな感じ。絵の書いたような家庭で暮らす人もいれば、仮面夫婦だと言う人もいるし、私のように離婚した人、結婚していない人もいる。(割合的にはこの順序のようである、うち等の年代は。)でもこの年になるとそれはみんな同系列で、妬みも嫉妬もなく、もうそれぞれがそれぞれを受け入れることができるらしい。
そしてよぉ~くよくよく考えると、当時の個性と、今の↑現状は割と予想できた一対のものになっていることだ。当時もてていいお嫁さんになるだろうなと想像できた女の子は本当にエリートを捕まえて幸せそうに暮らしていたし、しっかり勉強してクラス1番の成績だった彼女は独身でバリバリ、キャリアウーマンになっていたし、一番ガキ大将だった男の子は本当に社長さんになっていた。
隣にいた「うちは仮面夫婦」と言うA根さんに「それでもいいね、この世界で1人でもそういう確かな存在があったらどんなにいいだろう。」と言うと、A根さんは「1人より淋しいってこともあるんだよ。」と言い、「それで介護するって考えてごらんよ。」と言う。
A根さんの両親は本当に仲が良くてお母さんはお父さんの介護を最期まで尽くしていたと言う。
「お母さんはああはできないよね、って子供にも言われたよ、あぁ分かってるなって。」
「その時は病院に入れればいいじゃない」と言うと、A根さんは「甘いね。」と言い、今は病院も時期が来たら転院しないとならないの、だからまた家に戻ってくるんだよ、アナタが思うほど介護は楽じゃないよ、大変よ、と言う。
「アタシは1度も結婚しないのはどうかなと思うし、子供がいないのもどうかなと思うの。」とA根さんは続け、「でもアナタは息子はいる、旦那の親や親戚のしがらみはない、残りの人生は全部自分の好きに使える、最高じゃない。」と言う。
「ほら、アタシ達6人つるんでるでしょ、ここと。」と言い、「1人は離婚、1人は調停中、アタシとあの子は仮面夫婦、仲いいのはあの子とあの子、つまり3割だね、上手くいってるのは。」
他にも先生の話や、個性的な子がいたにも関わらず、この日一番インパクトがあったのはこのA根さんとの会話だった。A根さんは決して仲良くいつも一緒にいた子ではないのだが、時々こうして説き伏せられることがあり、また30年後のこの日もそうなのだった。
それからインパクトがあったのは、バリバリキャリアウーマンのO山さんのお肌。(女子で生涯独身だったのは彼女だけだと思う。)高校時代と変わらないぐらいピッチピチなきれいなもち肌であった。
(やはり高級化粧品を使うと30年後も同じ状態でキープできるんだ・・・)と私はまた伊勢丹の化粧品売り場のごった返し様を思い出すのだった。
新宿は久しぶりだったけれど天気が悪かったし、そう言う気分でなかったのでカメラは持っていかなかった。
でもユニクロとビックカメラのコンボらしい「ビックロ」なる建物があったり、全部がコムサデモードのビルがあったり、改めて服を買うなら新宿というインパクトを受けた。
(私が知っている新宿は、伊勢丹と丸井だけみたいな新宿だったのだ。)
駅のトイレがえらく混んでいるので、ルミネのトイレに入ろうかと思うが、こちらもやたら並んでいた。パウダールームでは雑誌のモデルみたいな若い女の子が必死に化粧直しをしていて、本当にプロ級にみんなかわいいので思わず見入ってしまうほどだ。やはり新宿は違う。
時間がだいぶ余っているので、伊勢丹にでも入ってみようと思う。
しかしここでも驚いたのは、デパートにもかかわらずあまりの混雑振り。そして2Fはティーンエイジャー風のテナントがたくさん入っている。デパートと言うものはある程度の年齢層からの服が売っているものだと思っていたが、今は10代から高級服というものがあり貧富の差がすでにここから始まっているのだ、というカルチャーショックを受けた。
3Fにあがるとやっとデパートらしき雰囲気になっているが、そこをブラブラ歩きながら1枚の一番安そうなブラウスの値札めくると5万円。
まったくお呼びでないようなので、地下の食品売り場に行ってみたが、弁当が1,600円、イチゴが1パック1,600円だの1,900円だのとある。ここまで高級品になると「いいなぁ~」というより、「ハァ、そうですか。」という心境になり、アホらしくなってきた。
それにしてもこのバブルビルの中にどこにもかしこにも、うじゃうじゃ人がいること。日本全国、新宿。こんな所で買い物をする人がぎょおさんいることにクラクラする。中にはバギーを押しながらバッグを見ている女性もいる。今は子育てもファッショナブルなのだろうかと思わされる。
地方のデパートが衰退するわけである。それよりここに集中させて全国津々浦々から客を集めた方が効率が良い。こういう人達は新幹線に乗ってでも買いに来るのではなかろうか。
今に日本もアメリカみたいになるだろう。眩暈がしそうなほどの金持ちと、生活保護世帯ばかりが増えていくだろう。小泉政権は間違いだったし、アメリカの餌食になるだけで、そしてその同じ道をまっしぐらに進んでいる。
情報が錯乱していて、何が正しいか、何が間違っているかも分からないまま、私達は滅亡に向かって歩んでいると言っても間違いないのではないか。政治家が本当の国より目先の利益に囚われている限り、そして有権者もそれに同調しているだけのこの国にもう次の世紀はないだろう。(でもそれもしょうがないじゃない。こんな国がこんな風に滅ぼされましたというのも人間の歴史の1ページなのだから。)
クラス会は心臓バクバクしながら会場に行ったが、案外みんな覚えていてくれて、覚えていなくてもみんな優しかった。G子が「昔のクラスメートは利害関係が無いからいい」と言ってたけれど、そんな感じ。絵の書いたような家庭で暮らす人もいれば、仮面夫婦だと言う人もいるし、私のように離婚した人、結婚していない人もいる。(割合的にはこの順序のようである、うち等の年代は。)でもこの年になるとそれはみんな同系列で、妬みも嫉妬もなく、もうそれぞれがそれぞれを受け入れることができるらしい。
そしてよぉ~くよくよく考えると、当時の個性と、今の↑現状は割と予想できた一対のものになっていることだ。当時もてていいお嫁さんになるだろうなと想像できた女の子は本当にエリートを捕まえて幸せそうに暮らしていたし、しっかり勉強してクラス1番の成績だった彼女は独身でバリバリ、キャリアウーマンになっていたし、一番ガキ大将だった男の子は本当に社長さんになっていた。
隣にいた「うちは仮面夫婦」と言うA根さんに「それでもいいね、この世界で1人でもそういう確かな存在があったらどんなにいいだろう。」と言うと、A根さんは「1人より淋しいってこともあるんだよ。」と言い、「それで介護するって考えてごらんよ。」と言う。
A根さんの両親は本当に仲が良くてお母さんはお父さんの介護を最期まで尽くしていたと言う。
「お母さんはああはできないよね、って子供にも言われたよ、あぁ分かってるなって。」
「その時は病院に入れればいいじゃない」と言うと、A根さんは「甘いね。」と言い、今は病院も時期が来たら転院しないとならないの、だからまた家に戻ってくるんだよ、アナタが思うほど介護は楽じゃないよ、大変よ、と言う。
「アタシは1度も結婚しないのはどうかなと思うし、子供がいないのもどうかなと思うの。」とA根さんは続け、「でもアナタは息子はいる、旦那の親や親戚のしがらみはない、残りの人生は全部自分の好きに使える、最高じゃない。」と言う。
「ほら、アタシ達6人つるんでるでしょ、ここと。」と言い、「1人は離婚、1人は調停中、アタシとあの子は仮面夫婦、仲いいのはあの子とあの子、つまり3割だね、上手くいってるのは。」
他にも先生の話や、個性的な子がいたにも関わらず、この日一番インパクトがあったのはこのA根さんとの会話だった。A根さんは決して仲良くいつも一緒にいた子ではないのだが、時々こうして説き伏せられることがあり、また30年後のこの日もそうなのだった。
それからインパクトがあったのは、バリバリキャリアウーマンのO山さんのお肌。(女子で生涯独身だったのは彼女だけだと思う。)高校時代と変わらないぐらいピッチピチなきれいなもち肌であった。
(やはり高級化粧品を使うと30年後も同じ状態でキープできるんだ・・・)と私はまた伊勢丹の化粧品売り場のごった返し様を思い出すのだった。