今日の熊本日日新聞に、同社が主催する「金婚夫婦表彰」のリスト、3400余組が掲載されている。この行事は、天皇皇后両陛下のご結婚を記念して始まり、この新聞社の一大行事として今年は49回目だそうな。まだやっていると不愉快でしょうがない。例えば私の母の年代(大正3年生まれ)の人は、戦争を経験しご主人を亡くした人が沢山いた。母の結婚生活は10年にも満たず、父は病死した。このような人たちは、この時点で不適格者になったわけである。情報公開がうるさく言われる事は無かった時代、市町村はデーターを公表して協力し各地で表彰式が行われた。私の問いかけに、寂しそうに「片手落ちだねー」と一言言った母の言葉は強烈だった。(差別用語かもしれないが、お許しを) 表彰される方に対しては素直にお祝いを申し上げる。連れ合いが居ない事が、差別として存在している。もう数年前のことだが、あるTV局がこの表彰式が行われる日(?・定かではないが)に、寡婦(夫)でありながら「結婚して50年」を迎えた人に、「花」を贈っている町(村かも)があることを報じていた。お一人で子供さんを育てられるなど、ご苦労の50年に対する敬意である。これこそが「平等」というものだろう。我が意を得た気持ちだった。最近は市町村も情報を出す事が出来ないのだろう、申請の形がとられている様だが、それでも協力の形はとっているらしい。お一人で懸命に老後を生きようとしている人に、「花束」を贈るきめこまやかな配慮は成されないのだろうか。
さて両陛下は来年金婚式をお迎えになる。熊本のこの行事をお知りになったら、両陛下はどうお思いであろうか。「夫(妻)」を亡くして金婚式を迎える事が出来なかった人たちにも、必ずや優しいお言葉をいただけるものと確信する。
あと10年妻と二人元気であれば、私も有資格者だがきっぱりお断り申し上げる。「有難う」のことばに添えて一輪の花を贈って、妻にはお許しいただこうと思う。
何度か新聞に投稿しようと思ったが、どうせ採用される事は無いだろうとおもいつつ十数年が経過した。私は単なる「肥後もっこす」なのだろうか。私のこの主張に対して、反論も多いと思うが、ご意見を賜れば幸いである。
さて両陛下は来年金婚式をお迎えになる。熊本のこの行事をお知りになったら、両陛下はどうお思いであろうか。「夫(妻)」を亡くして金婚式を迎える事が出来なかった人たちにも、必ずや優しいお言葉をいただけるものと確信する。
あと10年妻と二人元気であれば、私も有資格者だがきっぱりお断り申し上げる。「有難う」のことばに添えて一輪の花を贈って、妻にはお許しいただこうと思う。
何度か新聞に投稿しようと思ったが、どうせ採用される事は無いだろうとおもいつつ十数年が経過した。私は単なる「肥後もっこす」なのだろうか。私のこの主張に対して、反論も多いと思うが、ご意見を賜れば幸いである。