津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

出かけなければ・・・

2009-09-16 10:09:22 | 徒然
 こちらも熊本日々新聞の報道によるものだが、八代の「ほんまちギャラリー」で面白い写真展が開かれている。「江戸末期の『道中風景図』の現在を追う・・・八代市で『平成版』展始まる」とある。地元のアマチュアカメラマン柏田氏が、絵巻図の地をおとずれて現在の風景を撮影対比するという、すごく興味ある企画である。第二回目だそうだが、今回は「古都今昔--松井家知行地を訪ねる」として、神童寺村他30点が展示されているそうだ。
 すごい人が居る、熱い人が居る・・・これはもう出かけなければ成らないでしょう。
   八代市本町2丁目「ほんまちギャラリー」 9月30日まで
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同感

2009-09-16 09:10:01 | 徒然
 雄大な阿蘇のカルデラを一望できる「大観望」なる場所がある。古くは「遠見ヶ鼻」と呼ばれた場所である。「大観望」とは徳富蘇峰のネーミング(昭和7年)だが、私は「遠見ヶ鼻」の方がすきだ。詩情ある名前ではないか。 http://www.yado.co.jp/kankou/kumamoto/aso/daikanb/daikanb.htm
 今日の熊本日々新聞の「言葉のゆりかご」をよんで、わが意を得たりという気がしている。昭和9年この地を訪れた野口雨情が、「遠見ヶ鼻」の方が良いと言ったそうだ。
     私は昔からの名を変えるのには反対ですよ。遠見ヶ鼻といえば、実にいい日本名
     ではありませんか。それを大観望とは漢詩から来た支那名です。日本の名を支那
     名に変えるのはどうでしょうか。

もっとも「大観望」のネーミングが蘇峰による事は知らなかったようだが、知ってても知らなくても「良いものが良い」のだ。

 この地を訪れた高濱虚子は、今はなき友人の墓前に一句を呈している。
           君がため遠見鼻の竜胆を
大観望では句にはならない。蘇峰がつけたからと有り難がる神経がわからない。
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