津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

お運びください

2009-10-17 11:51:22 | 熊本
   爽やかな秋の一日、幽玄なる能の世界をお楽しみになりませんか。
   当日券も準備されております。お誘い合せの上お運びくださいませ。
                          
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         金春流 若楠会 結成記念観賞能

          とき 平成21年10月24日(土)
                  13時開演(12時30分開場)
          ところ 崇城大学市民ホール(熊本市民会館)
          入場料    S席 5,000円
                   A席 3,000円
                   B席 1,000円  二階席

          仕舞  土蜘蛛    本田布由樹
                       本田光洋 http://www4.famille.ne.jp/~shu-rei/rireki.html
          舞囃子 松風     本田芳樹
          狂言  盆山      篠原太一
                        川邊宏貴
          能    箙       中村一路 www1.odn.ne.jp/higo-nakamura

      お問合せ 肥後金春流事務局 (096-352-7801中村方)
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斎藤采女・木村左兵衛・後藤弥八郎

2009-10-17 09:35:41 | 歴史
 加藤清正亡き後の、肥後加藤家の「牛方 vs 馬方」と呼ばれるお家騒動の関係文書に、この三人の消息が見える。夫々が加藤清正の許にあった家臣であるが、この騒動の中で運命を異にしていく。

■斎藤采女は、豊臣秀頼の乳人・右京大夫の甥とされる。大坂之陣に際し大坂城に入城したらしい。
「斎藤采女と申者、秀頼おち(乳人)右京大夫、おい(甥)なから子ニ仕候、古肥後守(清正)かゝへ召置候、先年大坂籠城之刻、大坂江走入申候、彼者、美作守・丹後守・周防守引廻シ申者ニ御座候故、大坂江采女はいり候跡、知行万肝煎遣候事」    
    萩の御前(右京大夫)chachahime.hanagasumi.net/meiden/ukyou.html

■熊本に木村重成の弟・清兵衛が住み着き、天草島原ノ乱にも鑓働きをしたことは細川家の記録に詳しい。兄か弟か判然としないが、重成に今一人弟がいた。
「木村長門守弟左兵衛と申者、古肥後守時より召置候、大坂被 仰事之時、長門守弟之義ニ御座候間、大坂江走入候義可有之と、加藤丹後守ニ両度迄心付仕相届申候処、丹後守目をかけ申者之事候間、はしらせ申間敷之由、慥請乞候へ共、次之年御陣之刻、大坂江走入申候、旁以美作守親子、逆心之様ニ御目付衆も御覧被付ニ付而、拙者ニ被仰聞段御座候事」

 下津棒庵(馬方=加藤右馬介派)の目安「上申候三ヶ条之書付理之事」にある一文であるが、両名が大坂城に「走入」った事を捉え、「牛方」が豊臣に近いことを印象つける意図が感じられる。文中の美作は加藤美作守、丹後は美作の子・加藤丹後守、周防は中川周防正辰で夫々「牛方」である。それぞれ流罪(御預)となった。

■後藤又兵衛の子に弥八郎という人があり、加藤家に仕えた。この人が「牛方 vs 馬方」の抗争の中にあったらしく、十一名の切腹を仰せ付けられた人のなかに名を連ねている。
「切腹 後藤又兵衛子 奥村弥八郎」

 これらの抗争は行きつく所は、「加藤家改易」という思いがけない結果になるのである。
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