津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「御代々様幷御子様方御法号控帳」他一点

2018-12-07 21:49:57 | オークション

        ★A60和本江戸天保3年(1832)熊本藩細川家関連命日「御代々様并御子様方御法号控帳」1冊/古書古文書/手書き
      天保3年(1832)熊本藩細川家関連命日「御代々様并御子様方御法号控帳」

        和本 古書 古文書 熊本藩細川氏家臣山内氏 寛政11年~ 御歳回忌志控・御命日志寺納控等 仏事・法事記録
       熊本藩細川氏家臣山内氏 寛政11年~ 御歳回忌志控・御命日志寺納控等

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■度支彙凾 寛政元より文化七迄 法令條論・十七(3)

2018-12-07 07:23:05 | 史料

 五四五
一御用ニ付道中往來之面々、御朱印人馬之外添人馬多ク相
 立候由相聞候、前々も申達候通無用之人馬出せ候儀堅可
 為停止候、御朱印員數之外可入人馬分は、御定之賃錢無
 相違急度相拂せ可被申事
一御用ニ付て往來之面々、或は在番、或は諸大名總て道中
 往來之輩、人馬割之役人有之事ニ候間、御朱印人馬幷賃
 人馬可入程相立させ、賃人馬之分は賃錢無相違相拂候様、
 人馬割役之者問屋場相殘し委細遂吟味候様可被申付候、
 先觸外之人馬為差出候ハヽ、去ル辰年も相觸候通、無忘
 却印鑑を以為差出、賃銀急度相濟候様家來共雇之者へ可
 被申付候、宿々之者へも右之通可心得旨申渡候事
一往來之面々、其家來幷末々雇之人足共、近年は主人之權
 威を以道中にて非分仕形等有之、或ハ猥りニ手替之人足
 を取、或は自分に可持道具を人足ニ持せ、其者は馬駕ニ
 乗賃錢をも不拂、又は宿々之者ニ對し非分之儀共申掛、
 若宿々之者申旨有之候得は仇をなし候由相聞不届之至
 候、向後は江戸・大坂ニて雇人足受負之者へ申渡、人
 足受負候度々人足共ニ急度申付、右之通之不届不仕、若
 無據子細有之手替之人足取之、又は馬駕籠等ニ乗候節は、
 御定賃錢無相違拂之、旅籠錢等之儀も是ニ同しく少も非
 分之儀仕せ間敷候、自今以後不法之族も有之は、道中宿
 々ニて改之、家來幷雇者たり共主人之姓名、其者之姓名
 承糺、或は其役人重立候者へ申断候上、早速道中奉行え
 相訴咎候條、其旨を可被存事
一往來之面々、家來幷雇之者ニ至迄、駄賃・旅籠錢等無相
 違様ニ拂候様急度可被申付候、旅籠錢等不相應ニ減候て
 相渡、或は無相違受取候由證文仕せ合濟去る輩も有之由
 相聞候、向後右之通之儀共於有之は、是又早速道中奉行
 え可申訴候由宿/\え申渡候間可有其心得事
一諸荷物貫目之儀、御定之通無相違様可被申付候、尤荷物
 貫目於改所、若御定より重キ荷物有之ニおいてハ、貫目
 ニ應し賃錢相増候歟、又は荷物作替候とも改所之御定を
 守り可申候、若及違背候儀候ハヽ訴出候筈候、改所外宿
 々えも申渡置候旨も有之候間其心得可有之候、且又在番
 之面々京・大坂・駿府三度飛脚荷物、近來は貫目重かさ
 高成荷物有之、夜通しニも往來之由相聞候、飛脚受負之
 者其外商人之荷物ましへさる様堅被申付、在番之面々自

 分之荷物も御定之通を以、猥ニ貫目重キ荷物差出間敷候、
 古來より夜通し之飛脚は猥ニ相通さることニ候間、向後無
 據子細ニて夜通し之飛脚出し候ハヽ、番頭え其旨を達し
 番頭之証文を以歟被差出候、飛脚受負之者共えも此等
 之趣急度可被申付候、道中ニても其心得を以改之、若貫
 目重キ荷物有之候歟、又は證文無之夜通し相通り候ハヽ、
 早速道中奉行え可訴之、詮議之上飛脚才料之者は不及申、
 右受負人迄可為曲事
一江戸・京・大坂其外國々より町人受負ニて令往來候御用
 之諸荷物、近年貫目重ク荷數も道中人馬大分相立、其上
 御用之儀を申立、人馬賃錢不足相拂、其外不埒之仕方共
 有之由相聞候、向後御定之外貫目重く不仕、其荷物貫目
 ニ随ひ相立候人馬之賃錢無相違拂之、少も非分之儀仕間
 敷旨御用達之面々より念を入被申付、向後右類之儀無之
 様可被申渡候、道中ニても改、若貫目重候歟、又は猥ニ
 荷物多不審之儀も候ハヽ、早速道中奉行え可訴之、詮議
 之上怪敷儀も於有之は、荷物才料は不及申受負人迄可為
 曲事候事
一道中宿々之者不埒之儀有之候節は、旅人ニより其所之問
 屋・年寄等二日路・三日路も召呼、又は訴訟之為ニ附添
 参候儀も有之由相聞候、たとひ宿々之者不届之仕形有之
 候共、問屋・年寄召呼候ては其宿人少ニ成、御用も差支
 申事ニ候間、向後は問屋・年寄等召呼候儀は不及申、訴
 訟之為ニ附添参候事も相止させ、其趣をは道中奉行え被
 申達、奉行より詮議之上急度可被申付候條、可有其心得
 事
一諸人之内、定を被り不法成儀有之候ハヽ、觸書之趣を以
 申断、若不相用候ハヽ其所之領主之役人へ達し、役人よ
 りも其段旅人へ申聞、其上ニも不法筋も候ハヽ差留置候
 共、又は姓名承之道中奉行え訴出候とも可致旨、幷御代
 官所之儀も右ニ准し可取計旨、宿々え申渡候間、是又其
 旨を可被存事
一町人え會符を渡し、武家之荷物ニ為致候儀有之由相聞候、
 自今堅可為無用候事
一川之渡越之儀、川會所へ相懸り川越人足相雇、順々に越
 立可申筈之處、近來は川越共遠方迄出迎、旅人を欺キ過
 分之賃錢・酒手等ねたり取、旅人も川會所へ懸り候ては、
 出水之時節又は夜越等は危キ故人足不差出砌、川越共と
 直相對を以渡り越いたし候趣相聞、依之以來は往來之旅
 人川會所へ相懸り人足相雇、川越共と直相對は決て致間
 敷候、萬一川越共極候賃錢之外酒手等ねたり候歟、又は
 旅人と直ニ相對致し候ハヽ、御仕置被仰付候段嚴敷申渡
 候間、相究候人足酒手等ねたり候共聊も不差出、川役人
 共之内其旨相達往來可被致事
一東海道富士川渡船留候節、是迄歩行越明候ても、馬越留
 り候節は乗馬之分も越立不致候處、以來乗馬之儀は歩行
 越明キ候ハヽ見計ひ、壹艘壹疋乗ニても越立候筈候事
一先觸いたし候處、人馬指支候旨を申、又は問屋・宿役不
 居合旨申之、或は酒手等ねたり、惣て旅人へ對し不法之
 筋候て難打捨候ハヽ、御代官所は右役人、私領ニ候ハヽ
 其所之役人へ申届候共、名前等相糺道中奉行に申聞候と
 も可被致候事
 右之趣は前々も非仰出候處、近來猶又不筋之取計も有之、
 權威強成過貫目之荷物物も有之、宿驛難儀之趣相聞候ニ
 付、穿鑿之上被仰付候條急度可被相守之候、縦組中支配
 幷家來之不法有之候とも、其番頭・御役人・主人不行届
 ニも可相成間、其旨可被存候、尤宿駅之方ニも如何之筋
 相聞候間、此度嚴重ニ申付候事ニ候、是迄作法宜致旅行
 候者も追々相聞尤之至候、猶又此趣一統心得可被申者也
 右之趣諸大名・諸役人・御旗本・御家人之面々え可被相
 觸候
   三月

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